CAPITAL DIATY ~『資本論』ダイアリー

マルクス『資本論』日記

Talk about centralization!

2020年12月19日 | Kapital

利子生み資本も第33章。ここはやたらとチャップマン氏が出てきて引用が多く、正直いって眠くなるところ。ただ、最後にくると眠気も吹っ飛ぶ一節に遭遇する。

さらに集中について述べなければならない!いわゆる国立銀行とそれを取り巻く大きな貨幣貸付業者や高利貸しとを中心とする信用制度は、巨大な集中であって、それは、この寄生階級に単に産業資本家を周期的に減殺するだけではなく危険きわまる仕方で現実の生産に干渉もする法外な力を与えるのである―しかもこの仲間は生産のことはなにも知らず、また生産とはなんの関係もないのである」(p701~702)

今の金融資本主義時代を先取りするような一節。