45歳で前立腺癌になってしまいました!

入院から退院まで、詳細を記載するつもりです

病院選び

2011-02-28 18:57:21 | 日記
<<再び入院までの経緯>>

非常に皆さんが心配して下り色々なアドバイスを頂き、病院選びを開始しました。

様々な候補がありました。(地の利と言いますか、ある意味贅沢な悩みです)

1.癌を発見して下さった地元の総合病院

2.会社の関係病院

3.糖尿病の治療を受けたN先生紹介の癌専門病院

4.その他、ネットで評判の良い病院

5.癌専門の他病院

候補は色々ありました。

それぞれ、メリット・デメリットがあり、選定に悩みました。

家族の事を考えると地元の総合病院が良いですし、その病院のM先生が
「治療の目標は80歳まで生きること。そのために全力を尽くしましょう」
という、明確な目標を提示してくれたこと。

癌専門の病院では様々な手段を持っているというN先生の言葉。

会社関係の病院という安心感。

様々な要因を考えました(理系ですね)。


結果・・・
セカンドオピニオンのつもりで行った、癌研有明病院に決めました。
決め手は診察してくださったY先生との相性が良かった事と充実した設備、様々な治療手段を持っている事でした。
やはり専門病院は違いますね・・・(後から気付くと全員癌患者なんですが)

色々とご助言・ご心配下さった方々、ありがとうございました。

入院の準備!

2011-02-27 21:44:27 | 日記
結構大変です。

少し焦ってきました。

徐々に揃えてきたはずなんですが、色々と足りません。
出張や旅行と違い、タオル類・歯磨きセット・風呂道具・食事セットから洗濯セットやティッシュの果てまで必要になります。

体調の良い時に100円ショップへ行って、色々と買ってきました。
100円ショップで1万円近く買うなんて、初めての体験です。
カゴが3つにもなりましたよ。

荷造りも大変。
娘が海外へホームステイした時のトラベルケースの大きなものでも入りきりません。
強引に押し込みました。

こんな中でも綺麗に整理できたのが、別に持っていくIT機器類一式でしたね。
出張で慣れていたというか、専門分野だからというか一式揃ってましたし、綺麗にバックへ入ってしまいましたよ。

これで病室に電波が届けば、このブログ更新もばっちりです。

旅行の荷造なら楽しくなるのですが、全然違いますね。
少しずつ不安が増してきてしまっています。


酷い状態でした!

2011-02-26 06:28:09 | 日記
<<今までの道のりの続きです。>>

地元の総合病院で検査結果が出ました。

PSA 110

病気C:局所進行(局所湿潤)がん

グリソンスコア 3+4や4+4など、ほとんど低分化がん
(一部セカンドオピニオンでは違う結果も出ましたが・・・)

骨シンチ検査結果:明らかな転移は発見できず

画像診断では、前立腺の表面に明らかに湿潤しており、膀胱に癒着している可能性あり。

要するに転移がんの一歩手前・・・と言うより、目で見える転移が発見できないだけ。
     →T3a(T4の疑いあり?→大丈夫なようですが)、N0、M0

愕然としましたね。
今だから言えるけど、一人になった時は落ち込んでいましたね。
某医科大学のK先生を恨みもしましたね。
「なぜ自分が??????」
「俺は、どうすればいいんだ!」
パニックでしたね。
白状すると、事実を伝えて頂いた担当医の説明は覚えていません。

それでも、身に付いた特技?と言いますか、営業経験の賜物と言いますか、家族や会社では、平気な顔を装っていました。
本当は、廊下を一人で歩いている時や、トイレで一人になった時など会社でも涙が出そうでしたね。

自分でも情けなく、色々な事が頭を駆け巡りました。

全ての人に感謝!

2011-02-25 18:15:43 | 日記
私は本当に恵まれたと思います。

想像以上にホルモン療法が辛かったのですが、様々な方々に助けて頂きました。

特に、上司・上長・同僚には感謝しています。
癌発見当時には大きなプロジェクトを4つ持っており、本来なら休むことさえ許されない状態でした。
(結局4プロジェクト中、3プロジェクトしかリリースできませんでした)

しかし、その時に所属長であったO事業部長が流石の英断です。
私が持っていたチームを別のマネージャに引き継ぎ、治療に専念できるようにして下さったのです。
O事業部長はご栄転されてしまいましたが、この時のお心遣いに大変感謝しております。

その後、後任のO事業部長も大変良い方で、引き続き治療に専念できました。

その中でも常に心配をしてくださり、励ましの言葉を掛けていただいた直属上長のO部長には感謝しつくしても足りません。

**<余談>**
こうやってイニシャルトークをすると、全てO部長になってしまうんですね。
今、気付きました。
********

また、前直属上長のH部長も自分自身の体調が優れないにも関わらず、私の事を心配してくださいました。

同期で同職場にいるFさんにも感謝しています。
辛いとき、明るく接してくれ、気持ちが安らぎます。
同期は有難いものです。

その他、私の職を引き継いで下さったAさん。
チームのメンバー。
職場のあらゆる皆さん。

本当にありがとうございます。

皆様のお陰で、何とか手術にまで辿り着くことができました。


前立腺癌発見まで

2011-02-25 07:10:51 | 日記
この癌は「腫瘍マーカー値:PSA」で発見することができます。

私は会社の人間ドッグで高めの数値が出ました。
40歳ドッグでの発見でした。

その後、某医科大学の附属病院で「針生検」を実施しましたが、腫瘍は発見されず、要観察状態で1年以上通院しました。

今、考えると既にこの時は癌が出来ていたのかもしれません。
診療ミスとまでは行かないまでも、もう少し早く発見できていたらと残念でなりません。

1年以上も通院して、PSA値も変わらず、某医科大学のK先生もお手上げ状態で、私自身も通院しなくなってしまったんですね。

その後再び会社の検診で今度は「糖尿病」の疑いが出ました。
「HbA1c」(ヘモグロビンA1c)が異常に高い値を示したんです。
そのため、掛かり付けの医院で診察を受け、食事療法と投薬:アマリール治療を受けました。
その際、過去の経緯を良く知っていらっしゃるN先生でしたので、一緒にPSA値を測定して下さいました。
何と、数値が某医科大学通院時の2倍に跳ね上がっていました。

このN先生は癌研にいらっしゃった方でしたので、偶然とは言え、この検査をして下さった事に感謝しております。

しかし過去の経緯もあり、また業務繁忙時期であったこともあり、泌尿器科へ全く行きませんでした。
とにかく、診察が嫌でした。

糖尿病も改善し一段落した所でN先生の強い勧め(半分はお怒り?)もあり、紹介状を貰って地元の総合病院で検査を受けたんです。
酷い結果でした。
癌が発見されたばかりではなく、非常に進行してたのです。

どの程度かと言うと・・・・別の機会に記載します。
(PSA値は100を超えていました)


ちなみに
最近では、私の主治医が著者になっている「前立腺がんと言われたら」が愛読書になってしまっています。

入院日が決まりました

2011-02-24 19:32:44 | 日記
やっと入院日が決まりました。

3月1日に入院します。

前立腺癌です。

癌が発見されてから、8ヶ月以上掛かって手術のできる状態になりました。

前立腺を全摘出手術します。
手術予定日は3月3日(ひな祭り)に決まっています。

ここまで来るまで、会社の上司を始め、様々な方々にお世話になりました。
イレギュラーな「お心遣い」を頂きまして、大変感謝しております。

正直言って、辛い日々でした。
何が辛かったかは、後々記載することにします。

退院するまで、(もしかすると)その後の治療まで含めて、皆様への感謝を込めて、
また何かしらのお役に立つかもしれませんので、できる限り記載していこうと思います。