「五感（ＧＯＫＡＮ）」（ＮＯ．００２２）

屋号でお店の味がわかったり、
見当がついたり。

今後はこの傾向、ますます多くなるのではって
ぼくは思います。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は大阪・北浜の

「五感（ＧＯＫＡＮ）」（ＮＯ．００２２）です。
http://www.e-sakon.co.jp/cakeshop-intro15.htm

五感の菓子は
『自然と愛』をテーマに、

「人」「鮮度」「旬」「風土」「安心素材」を
こだわりの原点と定め、

日本人の心に響く菓子創りを目指しておられます。

お店で目につくのが
「火・水・土・風・愛」の文字。

火は燃ゆる想い
水は鮮度
土は素材、大地の恵み
風は季節感
愛は慈愛、思いやり

ぼくは単純なので
この五文字「火・水・土・風・愛」だけで
やられてしまいました。

大阪・北浜のお店は
歴史的建築物のようで、
なんともすてきな空間です。

哲学系のお菓子。

いいですね！

連れて行ってくれたつれあいに感謝です。

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．２８
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「地湧社」（ＮＯ．００２１）

漢字３文字の出版社名で
いい屋号、たくさんありますね。

「幻冬舎」が生まれた頃は
すてきな名前だと思ったものです。

「幻（げん）」といえば、
「幻灯」に「宮澤賢治」ですね。

京都の出版社「青幻舎」もいい名前です。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は東京の出版社

「地湧（ぢゆう）社」（ＮＯ．００２１）です。

疲れきった人々が甦るには

「汲み置き水」ではなく、
「地から湧きたての生きた水」が必要なのです。

これを呼び水として、励まし合い、
自らの井戸を掘り当ててもらえたらというメッセージ。

地湧（ぢゆう）。

すてきな名前ですね。

天から降り注ぐものと地から湧き出す恵みをえて、
すてきな「世代の仕事」をしていきましょう。

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．２７
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「ほのぼの屋」（ＮＯ．００２０）

もしかしたら、そこは最先端の空間かもしれない。

ぼくがそう思っているフレンチレストランが
京都の舞鶴湾を見下ろす高台にあります。

地元でも評判のすてきなお店です。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は京都・舞鶴にある

「ほのぼの屋」（ＮＯ．００２０）です。
http://www.honobonoya.com/

フレンチレストランの「ほのぼの屋」は
精神障害がある人たちの授産施設です。

おしゃれな外観からはそんなことはわかりません。

晩年は社会貢献をしたいと
一流ホテルのシェフだった方が
店を質の面から支えています。

食事を運んでくださる方のやさしい気持ちが伝わってきて
こちらもとってもやさしい気持ちになれます。

この瞬間の共創が「ほのぼの屋」の神髄かな。

それにしても「ほのぼの屋」って、不思議な空間です。

ほのぼの。

ハイスピード社会にますます光を発する
すてきなことばですね。

京都北部に訪れることがあれば、
ぜひ「ほのぼの屋」で海を見ながら
ほのぼのしてみてください！

「ほのぼの力」って、いま世界に必要なチカラかもですね！

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．２６
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「泥武士」（ＮＯ．００１９）

東京で持続可能な農業に関する会議がありました。

初めての集まりでもあったので
懇親会がおこなわれ、会場だったところは
いつか行きたいと思っていたオーガニックレストランでした。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は

「泥武士」（ＮＯ．００１９）です。
http://www.dorobushi.com/

熊本店のことは前々からうかがっていたのですが、
今回の会場となったのは、銀座店です。

「泥武士（どろぶし）」とは

大地に生きる野菜の作り手

をイメージした名前だそうです。

「かっこいい」は日本の大事なキーワードですが

泥武士、ぼくは大変２１世紀的でかっこいいと思うのです。

すてきな屋号には作り手の魂がはいっていますね。

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．２１
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「東京ピクニッククラブ」（ＮＯ．００１８）

東京の新宿御苑で
自分探し系のワークショップをするなら
「ピクニック」というコンセプトがいいかも！

そう思ったのは

２００４年１２月に発売されたアエラの
臨時増刊号『ゆっくりＡＥＲＡ』の影響があったからでした。

その本には新宿御苑ですてきなピクニックを
おこなう人々のことが紹介されていて、

たいへんインパクトがあったのです。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は

「東京ピクニッククラブ（ＴＰＣ）」（ＮＯ．００１８）です。

「東京ピクニッククラブ（ＴＰＣ）」は

ピクニックが誕生して２００年ということを知った
建築家の太田浩史さんが２００２年に発足させました。

ピクニックは洗練した都市の社交として、
ロンドンで１８０２年に始まったそうです。

メンバー約７０人が大真面目に
「ピクニックとは何か」を追求しているそうです。

ＴＰＣには「１５のピクニックの心得」があります。

どれも深い哲学ばかり。

新宿御苑ですてきなピクニックをする人々に出会ったら
それが「東京ピクニッククラブ」かもしれませんね。

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．２０
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「ハチドリ計画」（ＮＯ．００１７）

１０月、中学生に温暖化の話をする機会があったので

いま静かに広がっている
南米・先住民の物語（言い伝え）をしました。

１０万部のベストセラーになっている
『ハチドリのひとしずく』のお話です。

ある日、森が火事になりました。

森の動物たちはわれ先に逃げていきました。

でも、クリキンディという名のハチドリだけは
火事の上空を行ったり来たり。

小さなくちばしに水のしずくを運んでは
火の上に落としていたのです。

動物たちは
「そんなことをしてどうなるんだい」
と笑いました。

でも、クリキンディはこう答えました。
「私は私にできることをしているだけ」。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は

「ハチドリ計画」（ＮＯ．００１７）です。
ハチドリ計画

「ハチドリ計画」は２００５年３月、
この話をたくさんの人に広めたい、伝えたいと
思った人が集まりできた団体です。

同年４月には上の話をおさめた
『私にできること　地球の冷やし方』
（ゆっくり堂）が完成しました。

そして、単行本『ハチドリのひとしずく』へ。

私たちの未来には
地球温暖化などたくさんの不安があるけれど

それに絶望することなく、
刹那的になることなく、

自分にできることをこつこつやろう
アイデアを出し合えば、できるよ

とみんなが感じてくれているようです。

ぼくたちもそれぞれの地でも「ひとしずく」、
落としていきましょう！

ぼくも綾部で落としますね。

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．１５
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「みみをすます書店」（ＮＯ．００１６）

１１月１１日～１２日、東京の新宿御苑でおこなわれた
ライフスタイルフォーラムに行ってきました。

たくさんのブースにはすてきな屋号がいっぱい。

本が大好きなぼくがまず気になったのはこのお店でした。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は

「みみをすます書店」（ＮＯ．００１６）です。

みみをすます書店は
御茶ノ水の「ＧＡＩＡ」の３階にある

食とからだの古本と新本を扱う
オーガニックブックスです。

本なのに耳をすます。

いいですね。これですね。

自分の声に耳を傾ける静寂の時間を
なかなかとれない人が多い時代ですが、

「みみをすます」は
２１世紀の大事なキーワードかもしれませんね。

自分の声や自然からのメッセージ、
聴けたらいいですね。

「みみをすます書店」で気になっていた
本と出会うことができました。

置いててくれて、ありがとうです。

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．１３
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「谷町空庭」（ＮＯ．００１５）

『戦略的な考え方が身につく本』
（西村克己著・中経文庫・２００６）を読んでいたら、

マジックナンバー・セブン・プラスマイナス

という考え方と出会いました。

人間が一度に認識できる個数は、
７個前後という法則。

これをマジックナンバー・セブン・プラスマイナスというそうです。

※プラスマイナスというのは、人によって個人差があるという意味

西村さんはこういいます。

やる気があっても、
課題は多くても７個以下に絞り込みましょう、と。


ぼくのマジックナンバー・セブンは何だろう。

７つのテーマをあげてみるっていいかもですね。

７つに入れるかどうかはわかりませんが、

屋号力研究所を始めたので、
７つのうちの１つに「屋号」をいれてもいいかもですね。

・半農半Ｘ
・屋号
・肩書き
・スタイル
・研究所
・天職
・コンセプト

こんな感じかな。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は

「谷町空庭（たにまち そらにわ）」（ＮＯ．００１５）です。
http://www.soraniwa.net/tanimati/index.htm

サステナブルな庭や緑とは？
暮らしに身近な緑とは？

そんなことを考えているのは
植栽プランナーの山内美陽子さん。

６階のビルをすてきな空間にされています。

山内さんが手がける緑の空間はなんと
大阪の中央区にあります。

昔、大阪に住んでいたとき、
谷町線を利用していたので、

山内さんからこの屋号をうかがったときは
なんだか親近感がありました。

相撲のタニマチでもありますね。

「空庭（そらにわ）」というのがとってもすてきで
インスピレーションひろがる名前です。

すてきな屋号は
空間名にもなり、仕事の屋号にもなり、
本名以上に有名な名前になるようです。

ぼくは「谷町空庭」に屋号力をとっても感じます。

いつか空庭カフェ、行きたいです！

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．０８
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「しゅはり」（ＮＯ．００１４）

ぼくだけではないと思うのだけど、

店の名前の良し悪しで
「入るか入らないか決める」ってこと、
あると思うのです。

家族で神戸に出かけた帰り、
夕ご飯を食べることになったとき、
気になる屋号のお店に出会いました。

店主のこだわりがここにとっても出ているのが
屋号でわかってしまうことってありますね。

屋号をみて、ぼくはここだと感じたのです。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は

神戸のラーメン屋さん
「しゅはり」（ＮＯ．００１４）です。

正確には「麺道　しゅはり」。

「しゅはり」とは「守破離」と書きます。

武道でも習い事でもまずは基本があります。
まずはそれを会得すること。

これが「守」です。

基本ができたら、自分流にアレンジする。工夫していく。

これが「破」です。

さらに修練を重ね、完全な自分独自の型（スタイル）を
完成させていく。

これが「離」です。

「しゅはり」の店主はまだ若い方でした。

よき師に恵まれ、腕を磨かれたようです。

さらに自己鍛錬に励み、そして、いつしか
自分の究極の麺をつくりたい

という思いがこめられているのかな
とカウンターで感じました。

守破離。

いま日本にとっても大事なキーワードなような気がします。

しゅはり。忘れられない屋号です。

以下、「しゅはり」のデータです。

神戸市灘区桜口町５－１－１　ウェルブ六甲道５番街１番館１０４
（０７８）８４３－１８０６ 　月曜定休
１１：３０～１４：００、１８：００～２３：００（スープがなくなり次第終了）

●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．０４
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「素のまんま」（ＮＯ．００１３）

ぼくは京都・綾部がいつしか、

訪ねたい「こころのまち」「伝説のまち」
「自己探求都市」「人生探求都市」
「他火（たび）のメッカ」

になれたらと思っています。

そんなぼくがオススメするのは
農家民泊スタイルの旅です。

さてさて、今回、「屋号力研究所」が
ご紹介するすてきな屋号は

芝原キヌ枝さんの農家民泊
「素のまんま」（ＮＯ．００１３）です。

「素（そ）のまんま」。

じつはこれは、

もしかしたらですが、

シンプルだけど、究極の名前ではないかと思っています。

拙著『半農半Ｘという生き方』を
手にとってくださった方が

綾部に訪問くださり、
芝原キヌ枝さんちで農家民泊してくださっています。

天職に生きる芝原さんと出会うとみんな、
ひかれるのです。

※芝原キヌ枝さんの「素のまんま」のＨＰ
http://shibaharatoru.at.infoseek.co.jp/

これから季節はさらに深まる秋、
そして冬へと向かっていきますが、

「自己探求（エックスを見つめる時間）」に向く季節でもあります。
ぜひ綾部に旅してくださいね！

里山ねっと・あやべのホームページ
「農家民泊体験記」のコーナーに
すてきなエッセイがいっぱいあります！

行きたくなるので要注意です・・・。（笑）
里山ねっと・あやべ


●屋号力研究所　塩見直紀　２００６．１１．０３
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