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井岡、日本王座獲得!さあ世界獲り/BOX

2011-01-01 09:03:58 | 日記
 プロボクシング・日本Lフライ級王座決定戦(10日、大阪府立体育会館第2競技場)世界へゴー! 元世界2階級制覇王者、井岡弘樹氏(41)のおいで、WBA世界ライトフライ級9位、WBC世界同級7位・井岡一翔(21)が日本同級1位・瀬川正義(26)に10回1分57秒TKO勝ちし、新王者となった。井岡はデビュー6連勝で初のタイトル獲得。3回に右ストレートでダウンを奪い、10回に相手の出血のためレフェリーが試合を止めた。陣営は次戦で世界挑戦を計画しており、国内最短となる7戦目での世界王座獲得を目指す。

 夢を、現実へと引き寄せる。プロ6戦目の井岡が、アウトボクシングに徹してTKO勝ち。「勝ちに徹すれば、ボクもこういうボクシングができる」と、傷ひとつないきれいな顔をほころばせた。2戦連続のKO決着で、日本王座のベルトを腰に巻いた。

 左構えの相手に左ジャブで距離をはかりながら的確にパンチを打ち込んでいく。3回、鋭い右ストレートでダウンを奪い、ペースを握った。最終10回1分57秒、9回のパンチで切れた瀬川の左目尻からの出血が止まらず、レフェリーが試合を止める完勝劇。

 現役時代、WBC世界ミニマム、WBA世界Lフライ級王座を制した、おじでジムの会長でもある弘樹会長も「100点満点。6戦で最高の出来。世界に向けてゴーサインでしょう」。井岡家のDNAを継承する一翔を、自信を持って送り出す。

 プロ7戦目となる次戦で世界挑戦が実現し、王座を奪取すれば元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(大阪帝拳)、前WBA世界Sフライ級王者・名城信男(六島)が持つ国内最短の王座奪取記録(8戦)を塗り替える。

 プロモーターでもある父・一法さんは、WBCLフライ級王者オマール・ニーニョ(メキシコ)陣営と交渉していることを明らかにした。「あとは日程だけ。12月23日にやるか、来年の1月になるか」と7戦目での世界挑戦は確実とみられる。

 「世界を獲れるじゃなく、獲りにいく」。初のタイトルとなった日本王座も、一翔には“通行手形”にすぎない。