○名古屋５－１清水●（第２４節・２５日）
名古屋の快進撃が止まらない。玉田が３得点、ケネディが２得点と、両エースが活躍して今季初の逆転勝ち。引き分けに終わった２位鹿島との勝ち点差を「７」に広げた。
前半は清水に押され気味だった。後半２分には枝村に押し込まれて先手を取られた。だが、ここから試合が動いた。「先制点を取られて目が覚めた」という玉田が３分後、左ＣＫから巧みにボールを足元に収め、豪快に左足でたたき込んだ。
玉田はケネディの得点で逆転に成功した後の後半１７分にも、ＤＦをかわして加点。後半２６分には直接ＦＫを決め、柏時代以来６季ぶりのハットトリックと年間２けた得点を同時に達成した。「１点目も２点目もトラップが良かったから、シュートに持ち込めた」と好調の原因を冷静に自己分析した玉田。一方、今季は半分の５得点を清水戦で稼いだことには「清水キラーですね」と笑みがこぼれた。
これで７月のリーグ再開後は９勝２分け１敗。「アウェーでの東海ダービーは我々のメンタル、色をテストする重要な試合」と位置づけていたストイコビッチ監督は、「選手は次の学年に上がる試験をパスした」とチームの進化を確信していた。【安間徹】
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