俺も嬉しい

いつも悩みの種の年上部下ですが、結局のところ粘り強く仕事を投げ出すことなくやり遂げてくれるのです。春先からかかりきりの仕事が軌道に乗って、少なからぬ人が利用するようになっています。昨日、その中の一人に偶然会ったので、「どんか感じですか？」と感想を聞いたら「今までとは比べものにならないくらい良い！」との高評価を頂きました。今日、そのネタで上司に部下を誉めてもらおうと思って、二人が立ち話しているところを狙って、昨日の話をしに行きました。私の上司は人を誉めるのが下手なので（今日、特に実感しました。）判りやすくは誉めてくれなかったのですが、部下は誉められた事が嬉しかったのか、高評価が嬉しかったのか、席に帰って、こっそり泣いていました。頑張ったからこそ、出る涙です。
しかし、上司は、こう言う俺の演出を理解して誉めてくれよ！と思うのですが、人は思うようにならないので仕方ありませんね（笑）。私は叱るのが苦手なのですが、誉めるのが苦手な人も居るんですよね。今日も、上司はただただ誉めてくれれば良いのに、高評価の理由を分析して次回に役立てろだそうです。話をすれば、仕事に摩り替えて指示するので、部下が困ったとき以外は相談に行かなくなるんですよね。最近、気が付いた上司の悪いところです。人が悪いわけではなく、仕事に真面目すぎて、部下そのものを見れていないんでしょうね。誉めれば良いというものでもありませんのでバランスが大切なんでしょうが、やっぱり良くやった時は、まず誉めないとね。

昨日、息巻いてた仕事は、思い描いていた通り以上にスムーズに進みました。これは先方のエライさんのおかげです。生意気な他部署の私の言う事を、まずは聞く姿勢を持っていただいたおかげで、部門を越えた高所からの見地で結論を導く事が出来ました。自分のところの部下の仕事が増える仕事の依頼は、部下を守る気持ちから、まず拒否反応を示すエライさんが多い中で感心できる方でした。私には、まだ真似も出来そうにありません。

今日は上司について思う日でしたね。