休日の朝、晴れていれば尚のこと、曇っていようと雨が降っていようと、布団の中で蛹のようにくるまっている君がいて、目を覚ませば布団を繋げて、君の布団の方が仄かに温かく、しばらく何をするでもなく、ただただ朝陽に包まれ、曇り空の鈍い光を噛み締め、窓を叩く雨に耳を傾ける。
10時半頃、漸く布団を脱皮し、君はデイリーにパンを買いに出かける。私は珈琲のためのお湯を沸かし、卵があれば目玉焼きを作る。
ただいまと君が戻れば珈琲が香り、古いラジカセでボサノバでもかけてみる。
特段何か大事なことを話すでもなく、時を湯水の如く使い、いつの間にか昼になっている。
君といること、朝の活用性を意識的に放棄すること、贅を尽くすこと。
10時半頃、漸く布団を脱皮し、君はデイリーにパンを買いに出かける。私は珈琲のためのお湯を沸かし、卵があれば目玉焼きを作る。
ただいまと君が戻れば珈琲が香り、古いラジカセでボサノバでもかけてみる。
特段何か大事なことを話すでもなく、時を湯水の如く使い、いつの間にか昼になっている。
君といること、朝の活用性を意識的に放棄すること、贅を尽くすこと。