出来うる限り太陽でありたいと思っている
息子が硬式野球を始めてから一年ちょっとになる
春の気配を感じながら
ああまたグランドに出る日も近いなと
夫は熱血指導のあまり、息子の煮え切らない態度にキレる
あたしから見ればこの年頃の男子にしたら素直に聞いてるほうだと思うんだが
大きな体から放たれるキツイ言葉に
息子がだんだん小さくなっていくように
あたしには見える
コーチ陣が皆、口を揃えて
『ハートがねぇ・・・』
自信を持てと
言われてすぐに持てるなら
誰も苦労しない
そして最後は大抵
そんなんだったら野球なんかやめれ
で終わる
頑なな心を溶かせるのは太陽の暖かさ
しかし
あったまってばかりだと
腑抜けになっちまうのかもしれないから
時には北風も必要なのかもしれない
時には・・・だけど
それでもあたしは
君の唯一無二の太陽でありたい