・新宿～松本線 Ｓクラスシート誕生

京王バスと松本電鉄が共同で運行している新宿～松本線ですが、７月１６日からワンランク上の「Ｓクラス」が誕生する事になりました。

「Ｓクラス」は今まで２列-２列の横４列だった座席を、２列-１列の横３列にすることで座席幅を広げ、更に専用電源コンセント、ひざ掛の貸出し、枕、スリッパ、飲料サービス（期間限定）のサービスが受けられます。気になる運賃は、通常運賃に１０００円プラスするだけで、新宿～松本間が片道３４００円＋１０００円で計４４００円になります。

初日の７月１６日は２往復のみですが、順次本数は拡大して最終的には京王担当上下２０便、松本電鉄担当上下４便の計２２便が「Ｓクラス」設置の便になります。

推測するに、ツアーバスとの競争で、路線バス側の対抗策なのではないかと思われます。本数を見ても明らかなのですが、意外にも東京側の京王バスの方が熱心なようです。たいていは東京線が生命線である地方会社の方がテコ入れには積極的だったりするのですが、今回は東京側の京王バス。それだけツアーバスの存在を重要視している現れなのではないでしょうか。京王の担当する他路線にも普及するのか注目されます。


↑写真は現在の新宿～松本線　松本電鉄担当の松本行き