こんにちは、きのこです。
釜山で撮影されたサムマイウェイ。
そのロケ地となったホチョンマウルのその後の様子を見てみました。
が、あんまり変わりなかったです。
看板もそのまま。
確かこの地域である釜山鎮区やデザインセンターに補助金が出ているはずなのですが。。その辺を探ってみました。
今回は市役所前から行ったので、市内バスでは29番、または87番で行くことができます。
ホチョンマウルって虎川村と書くそうですが、なんでこう呼ばれるようになったのでしょうか。
と、村の入り口に新しくできたのか看板発見。
虎川村とは虎渓川を中心にして形成された小さな村で、行政区域上、凡川2洞。。。とあるのですが、
え~っと
16統から19統に位置する地域をさしています。文献によると今のホチョン洞の一帯は、朝鮮時代から日本の植民地時代にいたるまで、
山が険しく、木々がうっそうと茂っていました。
その鬱蒼とした山に流れる川に虎が出たと言うことからその川を虎川、その谷間を虎(ボム)川(ネ)谷(ゴル)または虎渓(ホゲ)と言ったのですが、
その虎渓から流れてくる川だと言うことから虎渓川となったと言われています。
このような歴史的な根拠を元に住民たちが「虎川マウル(村)」と呼ぶようになったと書かれています。なるほどですね。
実はその名前に由来してか村の入り口にはユーモラスな虎の絵がたくさんありました。
そしてその子孫と見られる猫が。。。
ん?
ちがうか。
のんびりとひなたぼっこしているのでありました。
ちょうどこの散歩道が谷間に下りていく道です。
残念ながら住宅地になっているので、降りていっても生活排水がながれていてあまりきれいではありませんでした。
ここがきれいになったらいいのになあと期待しつつ。。
ちょうど対照的に虎と猫ちゃんが。。よく観ると虎の尻尾は下水管??
猫の尻尾も先が白。。(笑)
このあたり、地域アート作家の作品がユーモラスに描かれています。
バス停では釜山駅から87番に乗った場合は、ホチョンマウルイック(村の入り口)で降ります。
*29番のバスを利用する場合はアンチャンマウルで降りて5分ほど歩きます。
このバス停あたりから下を見下ろすと、
ものすごく長い階段がいくつもあります。こちらは180階段。気が遠くなりそうです。
すこし道沿いに歩くと見えるプラットホーム。
村の住民が運営しているカフェだそうだが。。今日も閉まっていた。。
実はこのあたり、サムマイウェイが撮影されてからドラマの撮影地として人気を集めています。
夜景きれいだし、村の人たちがとっても協力的なんですね。
こちらが全景。まだ何の変化無し。もう6ヶ月たっているのではありますが。
実は市の担当者のお話によると、ここも老朽化が進んでいるので、
当時撮影に使われた小物や出演者のサイン、撮影風景などが見られるよう整備するのだとか。
まだまだ何もないのですが、日本のみなさんにもわかりやすいよう、マップや案内表示などを
作る予定です。
どことなく甘川文化村を連想する風景でしょう。
それもそのはず、釜山は韓国動乱時代にたくさんの人が釜山に移住してきて、平地はまったく居場所がなかったため、山の奥へ奥へと家を建てて、
ご覧のように斜面にはぎっしりと家が立ち並んでいます。
ちょうど見える住宅地は草梁(チョリャン)
夕方になる夜景がきれいな場所としても知られています。
それではナミルバーはどのようになっているでしょう。。
行く途中の昔話に出てくる虎。
韓国でも虎が登場する昔話は多く、親しみのある動物として
捉えられていた様子が伺えます。
プラットホームから歩くこと300メートル。
実際にナミルバーになった家の屋上ですが、今回はこの会談を上ってみました。
1階は住宅ではあるので9時以降は上らないようにとあります。
平日は屋上への上り下りは自由にしていいとのことです。なんてやさしいんでしょう~
ここからの眺め。
小物もそのまま。
実はずっと先の建物の屋上に人が立っているのが。。。気になって行ってみることにしました。
さっそく健康センターなるところへ行ってみました。
ここは地下が文化センターでなにやらイラスト教室のような授業がされていました。
住民の方たちが作品活動や習い事ができるスペースとして使われています。
そして一階はカフェ。
お値段も良心的で、カフェからの眺めがとてもよかったです。
このあたりがカフェがないので、村の人たちや観光で来られた方にとっては
とてもありがたい休憩施設です。
位置はこちら http://map.naver.com/index.nhn?pinId=1826128517&pinType=site&streetviewer=on
http://map.naver.com/index.nhn?pinId=1826128517&pinType=site&streetviewer=on
さて、屋上は。この建物の上に立っていたのは実は人形。
以前の村長さんをされていた李さんだとか。
この人いったい誰なんだろうと思って一階で話しかけたおじさん。
実はこの主人公は若いときからこの村を守ってきたという李さん。
ご本人はこちら。
ほとんどこちらの健康センターにいらっしゃるとのことで、
今回訪問したときはいろいろなお話が聞けました。
とっても朗らかで、この村は高齢者がたくさんいらっしゃって、住宅環境もあまりよくなく、
屋上にソーラーパネルを設置したり、熱の吸収を少しでも妨げるために、屋上のペンキを支援して上げられるよう
国に働きかけたりといろんなことをして来られたそうです。
これからももっと有名になって村の人たちの暮らしが少しでもよくなるといいですね。
最近でもドラマの撮影場所として協力依頼を受けることがあるそうで、
撮影があるときはどこからその情報を得るのか、たくさんの人が見物に来るそうです。
こんなホチョンマウル。まだまだ穴場ではありますが、
まだまだなんにもありませんが、
釜山らしい町並みを新しい発見をしてぜひぜひおいでください。
今後こんな撮影地をテーマにしたロケ地マップをぴあさんに作っていただこうと交渉中です。
ブログではなかなかお伝えしきれない部分ストーリーを混ぜてご紹介できるよう
準備をしています。
この街の今後の変化をご期待ください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます