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もと釜山市観光振興課勤務の日本人がお伝えする韓国や釜山の密着情報

釜山のボランティアガイドさん 釜山市民公園

2021-04-08 | 耳寄り情報

こんにちは、きのこです。

とってもよく晴れた釜山です。

以前はアメリカ軍の駐屯基地であった場所ですが、今では釜山市に返還され、素敵な公園になっています。

いろいろな科学実験やガソリンなど有害物質が土壌に染み込んでいるということで、土地の浄化作業が数年間行われ、

そこにあった木々や、電柱、将校の宿舎などがリモデリングされ、地域アーティストの作業場や、フードコートなどになり、

特に広ーい芝生の公園や、木陰では家族連れやカップルなどでお弁当?ピザ?などなどを広げて話に花を咲かせています。

バスを利用すると81番などで、釜山鎮区庁で降りると近いです。

トレイダスなどの大型スーパーが近くにあるのも魅力です。

この並木道はBTSも来たということで一時期人気だったのですが。。。今は見当たらず。

確かフォトゾーンがあったのですが。。

ま、それはさておきご紹介です。


この公園は47万平方メートルで、そのうち中央の芝生の広場だけでも公式サッカー場の約6倍はあるというものです。
端から端まであるくにも、勇気がいりますね。
なので、ペットを連れた方たちもたくさん見かけました。
今はとにかく菜の花がきれいに咲いていました。毎年のように行われていた大渚の菜の花まつりが今年はコロナの影響で、
殆ど刈り取られ、オンラインで縮小してイベントが行われているのみで、、
ツツジの赤と、菜の花がとてもきれいでした。

都会ではなかなか見れなくなった麦の穂も可愛かったですね~。

ふと目についたのがお地蔵様。これって。。
それもそのはず、釜山は日本に統治されていた時代があり、その境界を示すために使われていた石やお地蔵さん。その時代の名残のようです。

ここはアメリカ軍が駐屯していた時代に、敷地内に競馬場があり、馬券が売られていた場で、日章旗にも見えるのですが、
実はアメリカの国旗を意識して天井がつくられていて、市民から抗議があまりにも寄せられるので布をかぶせ、色を変えているそうです。
もともとは赤。

昭和3年!馬券や地図を見ると何があったか一目瞭然ですね。

実はここハヤリア部隊と以前呼ばれていたそうです。なぜハヤリアなのか。

こちらは解説者のかたがいらっしゃいます。
一つひとつの展示品をゆっくりと紹介してくださいました。









説明を読んでみると、第2次世界大戦のときに、アメリカのフロリダ州にハヤリアという競馬場があったそうです。
ハヤリアはインディア語できれいな草原という意味。
故郷を懐かしんで呼ばれていた名前だったんですね~

この公園の近くには小さな村があり、市民公園になる直前まで昔の姿を留めていたそうです。
当時は水道も整備されておらず、バケツやタンクを並べ、飲水を求めて長い列ができたそうです。



近くの雑貨屋ではタバコやチョコレートが。。



最後に記念のスタンプ。見えなかったけど。。^^;



この丸い建物は一部原型を留めていました。周りは展示施設で後に増設されたもの。

釜山の過去へタイムスリップした印象でした。

こちらの解説さんは国立九州博物館の解説ボランティアとの交流事業で、九州に行ってこられたことがあるとか、
とても印象の良い方で、一生懸命案内してくれました。
ありがとうございます。
興味をお持ちの方は気分転換にいかがですか~^^
以上きのこがお伝えしました~~


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