太陽が見てるから<初代>

プロレス話を中心に日々思う事を書き留めます。
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村上に破れた丸藤、そこに意義は…

2007-06-16 00:00:14 | プロレス
ノア6・8横浜で行なわれた丸藤正道vs村上和成の一騎打ち。
ご存知の通り、乱戦となった訳です。

スポーツナビにて。

戦前、丸藤はこう語ってましたね。
「俺の中ではテロリストと呼ばれている村上選手よりも、学生の頃に雑誌で読んでいた金網に入ってた頃の村上選手を引っ張り出したい。そういう村上選手に俺のプロレスをしたい」

個人的には、金網に入ってた頃の村上を、よく知らないのです(すみません)。
思うに総合格闘技のベースのある村上を引き出したいのだろう、と勝手に思いました。
「テロリストに興味ない」とも丸藤は語りました。が、だからといって、丸藤の言うことに従う必要はない。村上はテロリストで行きたいなら、そうすればいい。
しかし、村上の本来の実力を出して、そこで技術の競い合い。さらに闘志をぶつけ合って感情的な自分を発見したい、と丸藤は考えてたのではないだろうか!?と個人的意見ですが、思っていました。

だから、今週号の週刊プロレスに、
「丸藤は村上から狂気の仮面を剥ぎ取るつもりでいた。(略)そう聞いて正直、つまらないと思ったのも事実」
と書いてるのを見て、
違うんじゃねえか?
と思った俺です。
単なる綺麗な、技の攻防のみの試合をやろうなんて丸藤は考えてた訳ではないだろう、と言いたいです。
さっき書いたように丸藤が言ったからと言って村上が「今日はテロはしません。丸藤君、強さを競い合おう」なんて姿勢でいく訳が無いだろう!
テロリストの狂気にプラスしての格闘技者としての実力。そんな村上と、丸藤は交えたかったような気がします。

で、横浜では、ああいう有様でした。
個人的にはがっかり。
要するに格闘技者としての実力で勝負できないから、村上は奇襲を仕掛けて血ダルマにして椅子攻撃や反則の拳を軸に試合をしたように見える。まあ悪党だから仕方ない。

ただ、
怒りに満ちて攻める丸藤の気迫は、村上のワンパターンの踏みつけ攻撃より、凄味を感じた。張り手にも力を感じて、村上の拳と渡りあっていた。
そして村上の助走式STO連打で丸藤が破れた後、怒りの顔つきで飛び出したヨネ。3月のvs秋山の様に、再びヨネが研いだナイフを出すのか!?
そういう点では、今回の丸藤vs村上に意義はあったと言える。

緑のマットに傷を残した悪党を逃すな!丸藤のリベンジか、ヨネの討伐か?いずれにしろ、今後のvs村上はより殺気に満ちた闘いになるだろう。
そんな中でも、俺の個人的見方は、単なる善vs悪に終わらず、格闘技者としての実力が見れる試合が見たいです!

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4 コメント

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Unknown (サンダーリップス山本)
2007-06-16 19:12:45
丸藤がいいたかったのは、村上らしさとは何かを考えたとき、金網うんぬんということなんでしょうか。



まぁ、村上自身が決めることで、丸藤もそうだし、ファンも立ち入られないことかと思います。
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村上らしさ (ばーにんぐK)
2007-06-16 22:32:35
>サンダーリップス山本様
どんな闘い方が、村上がプロレスラーとして印象強く残るか、ということになるのかな?単なる悪党ファイトで済ましていいのか…という疑問ゆえの発言かと感じたのです。

仰る通りです。自分も散々書いてますが、村上自身が決めることですね。立ち入られないですね…。
文を読んでいただけたらわかると思いますが、今はかなり不満を持ってるんです。いつか村上を見なおす時が来るかな…。
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レスラーの弱点 (沢里尊)
2007-06-17 11:59:55
プロレスラーの弱点を見た一戦でもあります。
丸藤正道から見て、秋山や三沢のように全力を出し尽くしても勝てないほど強い相手なら、迷うことなく思いきりぶつかれるんです。
しかし村上和成が相手だと、そこに「テーマ」を見つけようとする。これがプロレスラーの悲しい佐賀ですね。
桜庭もPRIDEで、試合開始後1分で秒殺してしまうとき、マイクで「すいません、今度はもっと面白い試合をお見せしますんで」と謝っていました。
そんなファイターはいません。
昔、健介が0分6秒で小原からフォールした試合がありましたが、それもアリだと思います。
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中身の勝負 (ばーにんぐK)
2007-06-17 22:43:37
>沢里尊様
そうですね。ただ試合決まりました、やりますよ、だけで盛り上がるとは限らないですね。だからこそ、テーマを時には掲げることも必要ですね。今回の試合で丸藤が掲げたテーマは間違っていないと個人的に思いましたが、相応しい試合になったとは見えなかったです。
プロレスラーなら勝敗と共に、中身のある試合を見せることは大事。たとえ総合マットであっても桜庭がプロレスラーである証明といえる発言でしたね。
しかしインパクトという点で、あの6秒殺の試合も、納得のプロレスと思いました!
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