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自宅警備員日記(18日目くらい)本を読む

2020-05-19 22:31:05 | 読書

徳川家の江戸東京歴史散歩。
この本を持って、丸ノ内界隈を散歩しようと思っていたのに、全くそのチャンスが訪れず、部屋に平積みされていた。読んでみると、風景が思い浮かぶようで、多分それは全く違う風景なのかもしれないけど、面白かったです、殿。

・随分前にタダ同然で岩崎弥太郎が買った丸ノ内。坪24万円?て今の金額だよね、当時の24万円は巨万の富!
・この徳川氏はかなり引っ越してる。思うに幼少のころ引っ越しが多いと家庭だと大人になっても気軽に引っ越しできるじゃないかと思う。我は引っ越した経験がないので、ひとところに落ち着いたら動かない。
ロンドンで生まれて→三田綱町→金王町→千駄ヶ谷→上目黒→鎌倉笹目→三田→世田谷
・赤堤に四谷四軒牧場があったと書いていたので思い出したけど、合ったよ牧場!大学生のころ、牧場あった!牛がいるからあの畑の向こうに行くと匂うよって話をしていた。行ったことはないけど、牧場あったんだ!と感動。
・元将軍家が通う学校には供待ち部屋があるのだと、お供が授業終了まで待ってるって、お供の仕事、いくらのマネーがもらえるのか分からんけど、いい仕事だ。
・考えさせられたのは、「日本は歴史的建造物に対する愛着が薄いのだろうか。あとで莫大な経費をかけて復元する。経済を優先して建てかえてしまったのだろうか。」というところ。確かに、明治維新で城を壊したのに、観光用としてあとから城郭整備しているところあるな。コンクリートで味気ないんだけど。
・年月の経過を、視覚的に、「銀杏や木が大きく育って、見えていたものが見えなくなったりしている。」と書いている、感慨深い。
「見える景色が変わる。消えてしまうと今の光景に記憶を塗りつぶされてしまいなかなか思い出せなかったりする。」
これも激しく同意だ!
・2.26事件の戒厳令下にやじ馬が出ていたとのこと、ロックダウン中に外へ行ってしまうということか。
・太平洋戦争時、アメリカ軍は東京を空爆をする時も官庁の建物は爆撃を受けずに占領後に使えるように残しておいた。なんという綿密な計画!無作為爆撃ではなかったのか!
この本は2010年9月に出版されているが、あとがきに
「大地震、富士山大爆発が起こるともかぎらない。」
とあって、まさにその半年後に東日本大震災が起こった。え?次は富士山?とイヤな汗だ。

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