北畠顕家(きたばたけあきいえ)って誰それ?そして、歴史でもあまり興味のない室町幕府が開闢される時代の話。なんで興味がないのかは、多分情報が少ないからだろう。情報が豊富にあれば興味も持つだろうし、その時代の小説を読み漁るんだろうと思うのだが…。自分で研究してみるか?
いや、面倒くさいからやらないだろう。
ってそういえば、吉川英治?山岡宗八の「太平記」を読んだはずだ、はず。それは後日読み返すとして、
「三国志」⇒「黒龍の柩」⇒「破軍の星」の北方歴史モノ週間です。そしてこのまま、北方歴史物ハードボイルドを次々に読破することになるだろう。
一旦ハマるとその作家の本しか読まなくなるのは悪いクセだと思うんだけど、昔からそうなんで、ヒトツよろしく。
公家の出身ながら、奥州陸奥守になり、南朝のために国の棟梁の座を賭けて足利尊氏と戦った若者の話です。
この人が20歳の若さで亡くなった時、既に子供がいたというのもまあ、アレなんだけど、それが村上水軍の祖となったというのも、こういう意志の強い人の子孫らしいと思った次第で。なんで「村上」なのかと思ったら、「村上源氏」からついたんですかね。それとも、顕家が奥州に奉じた六の宮(後村上天皇)の村上からついたんでしょうかね?(って誰に確認してるんだよ)
北方氏の話によく出てくる、「この国では成し得ないことがある。だったら、他の国を建国しよう!」という野望。前回の、「黒龍の棺」では土方歳三が蝦夷地で新国を、今回は奥州でと男たちの「夢」が語られているのだが、それは、ひいては北方氏の夢ではないかと。
「夢は遠いもの」というような言葉が出てきたようだが、それは北方氏の本心か。
ものすごいスピード感のある話でした。
北方氏のストーリーの核を成す「男の美学はいかにカッコよく死ぬか」が凝縮されております。
いやしかし、自分20歳の頃ってナニやってたんだって、北方氏のように学生闘争に明け暮れてもいないし。
えーと、成人式の日は、確か大学近くの雀荘で麻雀してました…。なヘタレっぷりです。
このままでは自分、死ぬ価値もなし!
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