ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

本を読む(忍びの国 by 和田竜)

2011-08-22 22:20:46 | 読書


7月に購入した本を今頃?な訳ですが、馬券の反省にしてもなんにしても、1か月くらい遅れているので、まあこんな堕落した夏ですな。何があっても夏の過ごし方に大差はないなと思った。暑いの苦手、冷房も苦手、早く秋になれ!

非常に珍しいことに、最後にある「解説」を読みました。何で読まないかというと、本編とは全く関係のない"他人"の意見は、本編のイメージ崩落というか違和感を覚える場合もあるので、あまり読まないんだな。
多分、誰かの解説を読んで、イヤになったというトラウマがあってそれ以来…なんだと思う。1回イヤなことに遭うと2度とそこには行かなくなるというもの。
不思議なことに、今回読んだ。解説者の名前もすっとばして読み始めたんだけど、非常に読みやすいし、面白いこと書くなーと思って読んでいたら、「俳優」がその人の職業だそうである。
え、こんな面白い文章書く「俳優」って相当な人物!!と思ったら、「児玉清」氏でした。この人の博学ぶりというか、知的なところが大好きだったんだけど。あまりテレビドラマを見ないので、児玉氏の出演したドラマを知らないのだが、徳川家康役をやったことがあるような気がしたのでググってみたら、1978年の大河ドラマ「黄金の日々」だったらしいんだけど…。
それってさあ…。

それより、「忍びの国」…。
1576年(天正14年)11月25日伊賀国攻略を狙う織田信雄vs. 伊賀喰代の地侍百地三太夫がが率いる(率いているのか?)伊賀者の集団。金でいくらでも主を変える輩は、ドライ感満載。
無門は、忍びとして卓越能力を持っているのに、金のために何でもするのになんか貧乏で、妻(妻か、本当に…)のお国には全く頭が上がらない。
文吾は後の石川五右衛門。
忍びの技のモロモロとか、考え方が描写されていてなかなか面白いですが、うーーーん、和田竜氏のクセがなんとなく分かった気がする。んだけど、それがなんなのか表現できない自分がもどかしい。


北畠具教があの塚原卜伝から新当流奥儀"一の太刀"を授かった唯一の人…というのがスゴイなと思いました。どんなことすれば、極まるんだろう?


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