えー。またまた庶民的なお店の話をひとつ・・・
ファーストフード感覚で入れる、定食屋さん大戸屋
定食屋だけど女性どうしや家族連れでも入りやすい明るい店内で、健康に気遣ったメニューを出してくれます。
他ではないオリジナルアイデアメニューもあり、かなり格安でヘルシーな食事ができます。
和風デザートやお茶バーなどもありくつろげるし、全メニューカロリー表示ありなのも嬉しいところ。
なので、姪っ子や姑がいるときなど、たまーにふらっと近所のお店に行ってます。
先日も、映画を観る前に少しだけ時間があったので、ダーリンとふらり入店。
そしたら、アルバイトの女の子が「相席で良いでしょうか」と聞いてきました。
店内をのぞいて見ると、席はちらほら空いているけどテーブルが片付いていない様子。
忙しいのね~。休日だし。
ただ、相席自体はいいんだけど、その日りんりんは風邪をひいて咳がとまらず、大きなマスクをしていたのです。
そこで
「いやいやそれは、相席になった人は隣にげほげほする女がいたら嫌でしょう?あそこのテーブルとか片付けてちょ。」
と、お願いをしたのですが、もうたぶんその一言で彼女はパニックになってしまったのか・・・
泣きそうな顔であたふたと片づけをし、そのあとの注文も間違い、グダグダになり、
なんだかどんどん声が小さくなっていってしまいました。
私は自分がサービスの企画をする立場にいるからか、サービスを受けるときの採点は厳しめです。
だけどそれは、別にクレームを言いたいわけじゃなく、そのお店に期待をしているからで。
自信を持ってサービスしてくれる人と気持ちよく接したいと思っているのです。
もちろん自分たちのサービスも、同じように注意を受けて直すべき点はたくさんあると思っています。
社会生活の中で、お互いが指摘をしあってレベルをあげていくことで、
素敵なサービスの会社が増えていったらいいなーと思っています。
定食を食べながら、泣きそうな顔で働いている彼女の顔を見て
「あー。萎縮させちゃったのかも」
と、申し訳ない気分になりました。だって私は、彼女の教育担当でもなんでもないし・・・
その日の気分がずっとローテンションになってしまったらかわいそうだな。
「帰りに声をかけるタイミングがあったら、励まして帰ろう」
なんて思いながら食べました。
さて。結局どうなったかというと。
帰り際、彼女のほうから近寄ってきて声をかけてくれました。
「いろいろ申し訳ありませんでした。またご来店お待ちしています」
と言った彼女の声はとてもしっかりしていて、プロの表情を取り戻していました。
ハラハラしながら一部始終を見ていたうちのダーリンも、ほっとした様子。
大戸屋ファン度が1度あがった日でしたとさ。