うちの同居人はりんりんに対して超・過保護でござる。
武勇伝と自慢するほどステキじゃないけど、10年以上つきあってるとやっぱり
周囲から大笑いをゲットできる(ドン引きされる?)2人のエピソードも割と溜まってたり。するので
たまに小出しにカミングアウトして楽しんでもらおうかと思います・・・
(ただのバカップルの恋愛話なので、「アホか」と思う方は読み飛ばしてちょ)
さて、第1回カミングアウトのお題は、カニ道楽大捜索事件!!いえーい
当時、社会人1年目の、わたくし。ぴちぴちで、若くて、フレッシュでしたね~(←遠い目)
不動産会社の営業部で働いていたので、仕事のあとは、当然のようにしょっちゅう飲み
先輩営業マンに、色々連れて行ってもらったりしてました。
(↑当時のりんりんから見れば、「おじさん」たちでしたが、とうとう当時の彼らの年齢を越した現在のりんりん・・・かなり複雑っす)
その日は、仕事で失敗して凹んでいたりんりんを励ます会というお題で(あの頃から人には恵まれてた!)
会社の近くのカニ道楽で美味しいカニをたらふく食べよう!会が企画されていました。
前夜、「明日は営業マンにカニをおごってもらうからぁ~」とだけ伝えていた、わたくし。
そのシーズンはじめてのカニを食するとあって、かなりウキウキしてました。はい。
当時のりんりん彼(=今のダーリン)は、(いまやニートという言葉にすっかり押され気味の)フリーター。
アルバイトを2つ掛け持ちしてそこそこ稼いではいたものの、「社会人の付き合い」が理解できないNG男。
「会社の付き合い飲みなんて、ありえない」「下心がなかったら、オゴリなんてありえない」が、当時の口癖。
(さすがに、今は違いますよ!てきとーに「業者の接待」とかいうと、遅くなっても文句言わなくなりました)
さて、当日。
まずはカニ道楽でたらふくご馳走になって、大満足
仕事の都合で合流が遅くなって、すっかり鍋が終わった頃にやってきた先輩がいて
その人が何か食べながら飲めるようにと、近くのリビングバーに移動し、2次会へ。
1次会でカニだけじゃなく日本酒もかなりいっちゃってたのと、ソファ席の魔力で、とろーんと・・・
はっと気付いたときには、AM2:00!や、やばい・・・
電車、ないよね・・・帰れません
つか、とろーんが続いていて、1人でタクシーにも乗れないくらいの状態だったようで
とりあえず、先輩と4人で、営業マンの自宅に連れて帰ってもらいました。
で、ジャージを借り、顔と足を洗って、女子チームでベッドを占領し、深い眠りに・・・
翌朝。
目が覚めて、自宅でない風景に、びっくりのわたくし。
当時ダーリンは超・近所に住んでいて、しょっちゅう一人暮らしのりんりん宅に来ていたし、
その日は休日だったので、ランチデートの約束をしていました。
こりゃー、外泊は、99.9%、バレてるだろうなー
や、やばい・・・
なんて言い訳しよう・・・
つか、浮気してないのに言い訳するの、めんどくせーなー(←オイ)
でも疑ってるだろうなー。だってオゴリ=下心っていつも言ってるし。
とりあえず、まだバレてないかも知れないし、電話で様子をチェックしてみるか・・・
ん?
あれ?
携帯の電池が、ゼロだ・・・(壊れたか?)
仕方ない、先輩の自宅電話を借りよう。
部屋のど真ん中にある固定電話から、電話する、りんりん。みんなが聞いています。
とりあえずランチの約束に遅れる連絡だけしてさっさと切っちゃおうっと。
・・・エッ
泣いてる!しかも号泣してる!
りんりん「な、なんかあった?どうしたの?」
彼「だって帰って来ないから・・・」
どうやら彼いわく、終電近くなっても帰ってこないりんりんを心配して、渋谷まで迎えに来たらしい。
どの店にいるかわからず、数件のカニ料理やさんをのぞいて探した()が、見つからず。
携帯に電話しても、つながらず(地下のお店だったから、携帯が圏外だったんですね、きっと)。
もしかして事故に巻き込まれたのか、飲みすぎて倒れてないかと、探し回っていた。
その間しつこく電話していたら、つながった!しかし、会話ができず。周囲の音が聞こえるのみ。
(バッグの中で鳴っていた携帯のボタンが、はずみで押されちゃったのか!?)
どこで何しているのかを探るため、じいっとその音を聞いていた(1歩間違えたらストーカーだな)。
しばらく聞いていると、男性の声で「今からうちにいくぞ」的なセリフが聞こえ、電話が切れた。
その後、電話は、つながらなくなった。
彼の中では、120%浮気していると確定、1人で帰り、泣いていたとのこと。
おいおい・・・
もう、言い訳できない状況に、いきなり追い込まれてんじゃん。
「女の子の家に泊めてもらったよ」って、いえないじゃん。
しかも、もしかして、あんたが暫く電話聞いてたから、携帯の電池ゼロになってたんかいっ!
その間20~30分くらいとして、どんだけ会話聞かれたんだろー
何しゃべったか、まったく記憶ないしー
こりゃ、下手なこと言えないゼ・・・
絶句している私に、「非常事態」を察した先輩たち。バタバタと起き出し、そそくさと帰り支度
とりあえず携帯が使えない私は、不安なまま、駅まで車で送ってもらい、急いで帰りました。
電車の中で、言い訳をいろいろ考えてみたのだけど、どうにも苦しいのしか思いつかないし、
どこで何が矛盾するかわからないし(怪しさ0%の会話でも、聞かれていたというハンディは大きい)
仕方なく・・・
逆ギレすることにしました。
※電話をわざと聞いているなんてひどい
※先輩に誘われたら、(しかも自分のために励ます会を開いてくれたのに)1次会で帰るのは無理
※たまには酔っ払うこともある!←たまにじゃないけどさ
この3点が納得できないなら、人間としてありえないと言い放ち、納得させました。
自分が連絡をしなかったことや、ランチに遅れたこと、急に外泊をしたことは、無視っす。
つか、相手(彼)は怒ってたんじゃなくて、泣いてたんだけどね。
なんかめちゃくちゃだな、ワシ・・・
(でもいいのよ、約10年経ったいまでも仲良くしているしあの対応は間違ってなかったと思う!)
そして事件後すぐ、携帯を(当時まだモデルが少なかった)折りたたみ式に変えたのでした。