釣趣悠々 な日記

趣味の船釣りの釣行記と海水魚のアクアリウムの奮闘ブログです。

07/02/03 タチウオ釣り

2007年02月04日 | 釣行記(タチウオ)
本日は今年最初の釣り、つまりは初釣りです。だいぶ遅いですがね。
今年最初のターゲットは、昨年夏に、ボーズでくやしい思いをした、幽霊タチウオを釣り
に浦安「吉久」さんに行きました。

先週からの「タチウオ復調の兆し」を、各船宿の釣果結果で確認していた私は、「今度
こそタチウオ退治の絶好の機会!」と、今週の土曜日を指折り数えて待っていました。
しかし、朝起きてみると、またこれが寒いのなんの。前日2日間が暖かかっただけあっ
て、余計に寒さが骨身にしみます。

「こんな寒いのにタチウオ釣りなんて・・・来週でいいじゃん!また寝よ寝よ」という、お布団からの暖かな誘惑をはねのき、なんとか船宿にたどり着くことができました。
でも、やっぱり寒いですね。きれいな満月を見ても、なんか寒々しく感じます。

今日のタチウオバスターズの面々はy-sanさんと戎さん。いつものメンバーでの釣り
となりました。

しかし、どうもy-sanさんの様子がおかしい。
珍しくトイレには駆け込むは、出航前にさっさとキャビンに入って寝てしまう始末。
あとで自供したところ、どうやら前日にお酒を飲みにいったようだ。

釣り人にとって、前日の飲酒は不調の原因になりますので、みなさんも気をつけ
ましょう。

道具は、竿はネルビオタイプIII、リールは電動丸3000イカスぺシャル、仕掛けは
下記の通りです。


今回は電動丸3000イカスペシャルの初使用です。八丈島で使う前のウォーミング
アップというところで、実力の片鱗を見せて欲しいですね。

思いつきのアイディアで、ハリにルアー(ルアーコーナーに売っていたので・・・)を付
けてみました。このキラキラでタチウオもイチコロ・・・だといいんですけどね。余裕が
出たら試してみたいと思います。

準備も完了して、船は定刻7:00に出船し、一路釣り場の観音崎沖へ向かいます。

船が走りだすと、寒風吹きすさび、一瞬で手が悴んできました。あわてて戎さんと前
方のキャビンに飛び込みます(y-sanさんは後方キャビンで寝てます)。

しかし、こっちには座るところがなく、ゴザがしいてあるのみ。ここに座れってことなの
ね。でも、お尻が痛そう・・・。

って、やっぱり航行途中でお尻が痛くなり、外へ出たのですが、今日は空気が澄んで
いるのか、富士山が綺麗に見えていました。

富士山の景色に気分がよくなり、やる気が出てきたところで、釣り場の観音崎沖に
到着です。

着いてみると、タチウオ狙いの船が、すでに船団を作っていました。やっぱりタチウ
オは人気がありますね~。

船団のみなさんに負けじと、私たちも釣り開始です。

と、ここでトラブル発生!。y-sanさんの電動リールが動作せず、急遽手動のリール
にチェンジするはめに・・・
リールのほうも前日の飲酒で不調・・・なわけないですね。

でも、水深50~70m位なので、巻き上げには問題ないと思います。これがイカ釣り
だったら大変ですけどね。

さて、釣りを開始しますが、アタリは一切なし。タチウオ復調の兆しはどこへやら・・・。
反応はあるようなのですが、まわりの船を見ても、釣れている人はほとんどなく、静
か~な時間が刻々と過ぎていきます。

2時間ほど、静か~な時間が続いたところで、ある特定の船だけが、タチウオをコン
スタントに釣り上げているのを発見しました。

なにが違うのだろう?と観察していると、どうやら3m位の軟調竿で、イワシの生餌を
使用して釣っているようでした。

その船がすぐ横に来て、目の前でタチウオをバンバン釣り上げていきます。

「くっ・・・・やし~~~」と、3人でくちびるを噛み締めながら悔しがりますが、餌が違う
んじゃ、どうすることもできません。

「あっ、そうだ!?キラキラルアーを、イワシと勘違いして食ってくれるかも?」

と、ダメもとで使ってみることにしました。
すると、一投目で早速「コツッ」というアタリが・・・

「うそ!?」

のようなほんとの話です。

しかし、タチウオはすぐには食い込んでくれないので、竿を下げたり、聞き上げたり
と、誘惑していると・・・・ついに「ぐぐぐっ」と食い込みのアタリが来たましたよ!!!

サイズは指3本程度の小ぶりですが、初釣り第一号のタチウオをGETしました。

なんでもやってみるもんですね~。

さあ!キラキラルアーで、2匹目のどじょうを狙いましょう。

ところが・・・気合を入れた矢先に、急に電動リールの電源がOFFに。
あれこれやってみても、まったく反応しません。

「壊れたか?」と頭をよぎりましたが、よくよく確認すれば<バッテリーの接続が外れ
てしまっただけでした。

現在の水深もメモリーされていたので、そのまま巻き上げ・・・。

「ガキッ、ボチャ・・・」 といや~な音が・・・。

あ・・・、そういえば電源OFFのとき、2mくらい巻き上げたんだっけ・・・。
そのため、電動と実際の水深に差ができたため、当然船べり設定も狂い、ヨリモドシが竿先に衝突!!!
幸い、竿先は無事でしたが、ヨリモドシから先のテンビン、オモリ、仕掛けがパー。

キラキラルアーもさようなら・・・です。

結局、あのルアーの効果が、まぐれなのか有効だったのか確認できませんでした。

残念。


さらに1時間ほど、暇な時間帯が続き、今度はy-sanさんにようやくのアタリが!!!
上がってきたのは、これも指3本程度の小ぶりサイズですが、y-sanさんの初釣り第
一号です。

その後、お昼に近づくにつれ、気温が急上昇しはじめました。
防寒ウェアに身を包んでいる私たちには、だいぶ暑く、アタリがなく退屈なのと相まっ
て、気分がダレダレの状態になってしまいました。

戎さんは半寝状態で、y-sanさんと私はシャクルのも億劫な状態です。

ダレていたので、たまたま通った潜水艦を見物してました。アメリカの潜水艦?

「これじゃ、やってられないな~」

などと思っていると、無風だった風が、だんだんと強くなってきました。
すると、それに伴い体感温度が急下降し、みなのやる気がようやく戻ってきました。

そして、しっかりシャクリだした矢先、y-sanさんにアタリが来ました!!!
今度は指4本クラスのグッドサイズでした。

ちなみに指3本とか4本とかいうのは「指?本くらいの体高」という意味です。タチウ
オはこういう言葉でサイズを表現する場合がありますので、覚えておきましょう。

2本目を釣り上げたy-sanさん、感想をどうぞ!

「やっぱり、コツはしゃくりだよ。ルアーのシャクリを参考にやってみたんだ」

だそうです。タチウオ釣りは、その日のヒットパターンの誘いを掴むのがコツなので、
そのパターンを見つけたy-sanさんは、さすがですね。さっきまでダレダレだったの
に・・・(笑)

あれ?そういえば戎さんは・・・まだボーズですか!?

14時の時点で、まだ釣れていない戎さん。

私とy-sanさんからは「ブログにボロクソ書くよ!」などとやじられ、四面楚歌の状態。しかし、ボーズ脱出の執念が通じたのか、ここでようやくのヒット。
上がってきたのは、指4本クラスのグッドサイズでした。

戎さんに話を聞いてみると、なぜか船長の指示ダナより10m上ダナで誘って釣った
との事。
しかし船長は「そんなタナにタチウオの反応ないよ」と首をひねっていました。

どうやら本当に執念で釣ったみたいですね。

船長も、どう判断していいのか分からなかったらしく、放送で「指示ダナより上で釣れ
たので、すこし広めの範囲を探ってみて」と言ってました。えっ!?反応ないのに~。

結局、この戎さんの釣果が最後で、PM15:00に沖あがりとなりました。

釣果は、

 y-sanさん タチウオ2本
 戎さん   タチウオ1本
 私      タチウオ1本 です。
 
船中でも1~4本だったようなので、全体的に低調だったようです。
しっかし、今年も「私たちが行くと釣れなくなる」というのは健在のようです。明日は、また釣れ出すんでしょうね、きっと・・・。

このままじゃ、船宿に「疫病神お断り」とかで、出入り禁止をくらいそうです。なんとかならないもんでしょうかね?


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