日曜日は、同僚3人と早起きして「モンサンミッシェル」ツアーに行って来ました。
だったんですが。。。
先週末のフランスは4連休。
木曜日が革命記念日で、金曜日はどさくさにまぎれて休んでいた企業が多かったみたい。なので、行きのチケットは問題なかったのですが、帰りのレンヌからのチケットが取れずに、午前8時にはツアー中止。(苦笑)
モンパルナス駅のカフェで、本場のカフェオレなんぞを飲みながら(本場の味は、パラグアイの安ホテルのカフェコンレチェとは確かにひと味違う)、その後の予定を考えると、みんな意見がバラバラ。
1,「お土産を探したい」。
2,「蚤の市などの日曜市に行きたい」。
3,「せっかく、駅にいるので、電車に乗ってどこかに行きたい」。
4,「これは、『今日は仕事しろ』って、誰かの啓示だから、職場に行きたい」。
さて、問題。これらは俺も含めた実際の4人の意見ですが、俺の意見はどれだったでしょうか。(まあ、4でないのは当たり前なので、実質、三択問題ですね)。
簡単ですぎでした? そう、俺の選択はそのまま駅から電車に乗って、近くの名所に出かけること。今回はこのおんぼろ電車が俺のTGVだぁ!!
と言うことで、パリ-モンパルナス駅から急行で約1時間、シャルトルという町に到着しました。この町の見所は、ステンドグラスで有名なノートルダム大聖堂とのこと。
パリのノートルダム大聖堂の総本山(?)も外観しか眺めてないのに、いきなりシャルトルのノートルダム大聖堂に行くのもどうかと思いましたが、パリだと周りに凄い建造物が多すぎて、感覚が麻痺しちゃうんだよね。その点、一日でその町の全域に足を運べる可愛い町だと、何をするかに迷うこともないし、ブラブラしてるだけで楽しいし。俺はそっちの方が大好き。
それに、何と言っても、知らない町に向かう町へ向かって電車(やバス)が滑り出す瞬間の、鳥肌が立つようなゾクゾク感は未だに堪りません。(やっぱり、この病状は治らないかもね、一生。)
と、大聖堂にはあまり期待はしてなかったのですが、「外観も結構、立派」。
「むむ」。
「よ~く見ると、一つ一つの彫刻も凄いことになってる。ほげぇ~」。
しかし、圧巻はこの大聖堂の代名詞にもなっている教会内のステンドグラスなのです。
「安物のデジカメで申し訳ない」。
「本物はこんなもんじゃありません」。
ふむ、やはり世界遺産は凄いですな。シャルトルブルーとして有名な青色に染まった聖堂内はそれはそれは素晴らしい光景でした。建物も素晴らしいけど、ここのステンドグラスは素晴らしすぎる。前に言ったドイツはケルンの大聖堂のステンドグラスも素晴らしかった記憶があるのですが、シャルトルブルーには敵いませんな。恐るべし、シャルトルブルー。
さて、小さな町と言っても、ここはパリからほど近い世界遺産のある町。当然、ここも信仰深い人たちの聖地であると共に、われわれ観光客の聖地。個人で、家族で、そして団体で随分な数の闖入者が来ています。そんな闖入者たちに楽しいパフォーマンスを見せてくれる(のか?)大聖堂の前にはこんなおじさんがいます。
なんか、観光客がカメラを向けると、頭にウサギや鶏を乗せてな、金を要求していた。(笑い) 。
当然、俺は盗み撮り。
で、このおじさんが、ラジカセを大音量にして、場違いな曲をまき散らしているんだよね。その中の一曲がレッドツェッペリンの『天国への階段』。確かに、この曲はハードロックな曲の中でも最も荘厳な曲の一つだと思う。俺も好きだし、みんなも好きな名曲。実際、周りで口ずさんでいるお兄ちゃんも多かったし。
なんだけどさぁ~。ああ、可哀相なロバート・プラント。声を涸らしながら一生懸命に歌ってるんだけど、そりゃ、この荘厳なカテドラルの前で、音を割らせながら叫んだって、惨めなだけだよ。。。
生まれて初めて、この曲が陳腐に思えてしまいました。。。
以下次号
だったんですが。。。
先週末のフランスは4連休。
木曜日が革命記念日で、金曜日はどさくさにまぎれて休んでいた企業が多かったみたい。なので、行きのチケットは問題なかったのですが、帰りのレンヌからのチケットが取れずに、午前8時にはツアー中止。(苦笑)
モンパルナス駅のカフェで、本場のカフェオレなんぞを飲みながら(本場の味は、パラグアイの安ホテルのカフェコンレチェとは確かにひと味違う)、その後の予定を考えると、みんな意見がバラバラ。
1,「お土産を探したい」。
2,「蚤の市などの日曜市に行きたい」。
3,「せっかく、駅にいるので、電車に乗ってどこかに行きたい」。
4,「これは、『今日は仕事しろ』って、誰かの啓示だから、職場に行きたい」。
さて、問題。これらは俺も含めた実際の4人の意見ですが、俺の意見はどれだったでしょうか。(まあ、4でないのは当たり前なので、実質、三択問題ですね)。
簡単ですぎでした? そう、俺の選択はそのまま駅から電車に乗って、近くの名所に出かけること。今回はこのおんぼろ電車が俺のTGVだぁ!!
と言うことで、パリ-モンパルナス駅から急行で約1時間、シャルトルという町に到着しました。この町の見所は、ステンドグラスで有名なノートルダム大聖堂とのこと。
パリのノートルダム大聖堂の総本山(?)も外観しか眺めてないのに、いきなりシャルトルのノートルダム大聖堂に行くのもどうかと思いましたが、パリだと周りに凄い建造物が多すぎて、感覚が麻痺しちゃうんだよね。その点、一日でその町の全域に足を運べる可愛い町だと、何をするかに迷うこともないし、ブラブラしてるだけで楽しいし。俺はそっちの方が大好き。
それに、何と言っても、知らない町に向かう町へ向かって電車(やバス)が滑り出す瞬間の、鳥肌が立つようなゾクゾク感は未だに堪りません。(やっぱり、この病状は治らないかもね、一生。)
と、大聖堂にはあまり期待はしてなかったのですが、「外観も結構、立派」。
「むむ」。
「よ~く見ると、一つ一つの彫刻も凄いことになってる。ほげぇ~」。
しかし、圧巻はこの大聖堂の代名詞にもなっている教会内のステンドグラスなのです。
「安物のデジカメで申し訳ない」。
「本物はこんなもんじゃありません」。
ふむ、やはり世界遺産は凄いですな。シャルトルブルーとして有名な青色に染まった聖堂内はそれはそれは素晴らしい光景でした。建物も素晴らしいけど、ここのステンドグラスは素晴らしすぎる。前に言ったドイツはケルンの大聖堂のステンドグラスも素晴らしかった記憶があるのですが、シャルトルブルーには敵いませんな。恐るべし、シャルトルブルー。
さて、小さな町と言っても、ここはパリからほど近い世界遺産のある町。当然、ここも信仰深い人たちの聖地であると共に、われわれ観光客の聖地。個人で、家族で、そして団体で随分な数の闖入者が来ています。そんな闖入者たちに楽しいパフォーマンスを見せてくれる(のか?)大聖堂の前にはこんなおじさんがいます。
なんか、観光客がカメラを向けると、頭にウサギや鶏を乗せてな、金を要求していた。(笑い) 。
当然、俺は盗み撮り。
で、このおじさんが、ラジカセを大音量にして、場違いな曲をまき散らしているんだよね。その中の一曲がレッドツェッペリンの『天国への階段』。確かに、この曲はハードロックな曲の中でも最も荘厳な曲の一つだと思う。俺も好きだし、みんなも好きな名曲。実際、周りで口ずさんでいるお兄ちゃんも多かったし。
なんだけどさぁ~。ああ、可哀相なロバート・プラント。声を涸らしながら一生懸命に歌ってるんだけど、そりゃ、この荘厳なカテドラルの前で、音を割らせながら叫んだって、惨めなだけだよ。。。
生まれて初めて、この曲が陳腐に思えてしまいました。。。
以下次号