長尾雄史のパリで燃えてるか!!【出張裏報告】

今、サンマの塩焼きが食べたい。猛烈に。。。

ダビンチ・コードを読み終える

2005年07月11日 | パリでの日々
結局、「今は元気がありません。どうせ、僕は長尾さんから見たら面白くない男です。。。」と言う、同僚の淋しい一言で、男塾はさっそく解散。(苦笑)

と言うことで、独りで、モンパルマスの丘に行って来たのですが、それ時の写真をPCに落とすのを忘れたので、その時の様子は後ほど投稿します。

で、日曜日。東京ダービーの結果にも盛り上がれず、平日の疲れもたまっていたこともあり、外には出ずに読書三昧を決め込む。
まずは『キリスト最後のこころみ』を読み終える。かなりの充実感です。この本を原作とした『キリスト最後の誘惑』を何度となく見直しているので、カザンザキスのイエス像は理解していたつもりですが、やはり、映画だとはしょらざるを得ない部分もあるので、(それでも3時間の大作ですよ)、より深い理解を得ることができました。う~ん、感動!!俺も成就できるように努力しなければ。。。

ただ、この物語については安易には語れないので、機会があればいずれ。

で、『ダビンチ・コード』だ。これは、『最後のこころみ』の重厚感とは違って、かなり、サクサクっと読める本です。夕方6時から夜の3時までで、上下巻を読破。

映画化の決まったこの本、ちょうど、この6月からパリでの撮影が開始されたようで、こちらでも再び旬なようです。
これから読む人もいるだろうから、こちらもあんまり核心には触れられないけど、まあ、読んでみて損はないと思いますよ。ともかく、「へぇ~」って感じが連発するのは確実。(「えぇ~」という感じも若干)。

ただし、ストーリーの方もいかにも「アメリカン」って感じ。同じ「マグダラのマリア」を扱っている本として、『最後のここみ』を読んだ後だと、「濃厚なベルギービールを堪能した後に飲む発泡酒」みたいな感じですな。あるいは、「美味しいエスプレッソを飲んだ後のインスタントコーヒー」。まあ、比較する対象でもないけど。
純粋にミステリーとしても面白いかどうかは賛否両論だな、こりゃ。もちろん、俺は否の立場。だけど、主演がトム・ハンクスってのが妙にピッタリだから、映画も大ヒットするんじゃないの。万歳!!アメリカの良心、てね。

P.S.
とか言いながら、俺もこれでやっとルーブル美術館に行けるので、今週末にモナリザに会いに行って来ます。