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原発事故3.11 今日はあの日の1日前?

第二の福島はいつでも起こる。

ストロンチウム 横浜に続き 都内3カ所で検出

2013-04-16 00:50:34 | 日記

(2011年の記事)ストロンチウム 横浜に続き 都内3カ所で検出
<松井英介・岐阜環境医学研究所所長(放射線医学)の話>
「ストロンチウム90は半減期が約29年。食品などから取り込むと骨に蓄積し、血液のがんの原因となる。内部被ばくではセシウムよりも危険度が高いベータ線を出し、微量でもやっかいだ。国はストロンチウムの食品の基準も具体的な数値で示して、検査も実施すべきだ。」

◆ストロンチウム 都内3カ所で検出 横浜に続き市民確認
... (2011年11月24日 東京新聞)

東京・霞が関の経済産業省庁舎前(千代田区)など都内三カ所の路上に堆積していた泥から、微量の放射性ストロンチウムが検出されたことがわかった。福島第一原発から約二百五十キロとより遠い横浜市港北区のマンション屋上の泥などからも十月中旬に確認されている。ストロンチウムについて文部科学省は同原発から半径百キロ圏内でしか土壌調査しておらず、専門家などから調査範囲の拡大を求める声が上がっている。

■経産省前の路上など

調べたのは、港北区の自宅マンション屋上でストロンチウムを突き止めた教員男性(38)らの住民グループ。

10月上旬、経産省前のほか、東京国際フォーラム前(千代田区)と都営地下鉄清澄白河駅前(江東区)にたまった土壌を採取し、横浜市鶴見区の民間検査機関・同位体研究所に測定を依頼した。

検査結果によると、ストロンチウムは1キログラムあたり最大が東京国際フォーラム前で51ベクレルを検出。経産省前が48ベクレル、清澄白河駅前は44ベクレルだった。

一方、放射性セシウムについては経産省前の4万8000ベクレルが最大。東京国際フォーラム前が2万955ベクレル、清澄白河駅前は1万9127ベクレル。これらは国や東京都が全く把握していないデータだ。

横浜市は男性の指摘を受け、10月中旬、市内3カ所からストロンチウムを検出し、福島第一の由来であると発表。市はストロンチウムの調査範囲を拡大するよう国に求めたが、文科省はまだ横浜の土壌の検査中という。

ストロンチウムの広範囲な汚染の一端を明らかにした男性は「国は食品のストロンチウムの規制値も示し、食品検査に結び付けてほしい」と話す。

国は現在、食品に含まれるセシウムの規制値を見直し作業中だ。暫定規制値ではストロンチウムが除外されている。

厚生労働省の担当者は「今の規制値でも、セシウムが検出されれば、ストロンチウムは10%を超えない割合で存在しているという前提でいる。来年4月までに新しい基準を示すが、ストロンチウムの具体的な数値を示すかも検討している」としている。

■土壌検査すべきだ
古川路明・名古屋大名誉教授(放射化学)の話

横浜や東京でも見つかり、福島第一原発からのストロンチウムがあちこちに飛散したことが分かる。量としては多くはないが、国は住民に安心してもらうためにも、セシウムの調査だけでなく、ストロンチウムもどこまで広がっているのか、土壌検査をすべきだ。

■微量でもやっかい
松井英介・岐阜環境医学研究所所長(放射線医学)の話

ストロンチウム90は半減期が約29年。食品などから取り込むと骨に蓄積し、血液のがんの原因となる。内部被ばくではセシウムよりも危険度が高いベータ線を出し、微量でもやっかいだ。国はストロンチウムの食品の基準も具体的な数値で示して、検査も実施すべきだ。