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原発事故3.11 今日はあの日の1日前?

第二の福島はいつでも起こる。

NHKが福島でやっていること

2013-03-05 13:16:08 | 日記

NHKが福島でやっていること

避難・保養を目的に行った佐渡の民家の改修作業を手伝った福島の中学生。他の都県では「おはよう日本」で全部放送したのに、なぜか福島県内では中学生の次の言葉をカット。

「学校の校庭でセシウムが高かったりして、外での運動を控えていた。地面に座るのがイヤだったりしていた」

これがフクシマの現実
(写真上が全文。下が赤枠内)

福島の甲状腺ガン増加をチェルノブイリと全く同じ文言で否定する日本人医師たち

2013-03-05 12:23:19 | 日記
2013年03月03日
福島の甲状腺ガン増加をチェルノブイリと全く同じ文言で否定する日本人医師たち
情報が錯綜して私も訳がわからなくなっていますので、ちょっとまとめます。

hitsuji44 hitsuji44 2月14日
流石に今日の朝刊には一面トップに「甲状腺がん新たに2人」の記事。しかし、周りでは騒ぐ人間は一人もいないし、話題にも上らない。おそらく目の前に爆弾が投下されても気づかないのだろう。こんな人達と一緒に死ぬことだけはごめんだ。(~_~;) pic.twitter.com/y02M7Rwb

新聞の見出しは、インパクトがあります。Web上の記事
甲状腺がん3人、7人疑い 福島県「被曝、考えにくい」
 福島県は13日、東京電力福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった3人が甲状腺がんと診断され、7人に疑いがあると発表した。チェルノブイリ事故では、被曝(ひばく)から最低4~5年後に甲状腺がんが発生しており、県は「総合的に判断して被曝の影響は考えにくい」と説明している。

 県は事故当時、18歳以下だった約18万人のうち、約3万8千人の甲状腺の超音波検査結果をまとめた。計10人の平均年齢は15歳、男性は3人で女性が7人。腫瘍(しゅよう)の直径は平均15ミリ。確定診断された3人は全員、進行がゆっくりしたタイプの早期だった。甲状腺の被曝線量などは不明だ。今回の調査対象は、飯舘村や浪江町など避難区域などの子どもたちだ。3人は手術でがんを摘出、通常の日常生活を送っているという。

 甲状腺がんの大半は進行が遅く、生存率も高い。診断30年後の生存率は9割以上。これまで、子どもの甲状腺がんの発生頻度は100万人に1~2人程度とみられていた。今回、それより高い頻度で見つかった。福島県立医大の鈴木真一教授は「今回のような精度の高い超音波検査で大勢の子どもを対象にした調査は前例がなく、比較はできない」と説明した。成人の超音波検査では3・5%に甲状腺がんが見つかったとの報告もあるという。


鈴木真一器官制御外科学講座 教授 2010/06/01-現在

Days Japan 2013/03月号から



この号のIAEA特集から


p.20から
 IAEAの調査団は、事実から目を背けたばかりではなく、人々に安全を宣伝した。彼らは「広島で小児甲状腺ガンが出るまでには十数年かかっているのだから、こんなに早くチェルノブイリ被災地で多発するはずがない。」と言った。それでは目の前で進行している事態は何だというのだろうか。
 ナロブリャ地区中央病院のニコンチューク院長は次のように述べた。
「IAEAの調査で広島から日本人の有名な医学者は、ホイニキ市で演説し、私は録音をしました。彼は、生活に影響はない、将来も心配ないと言いました。そして病気は、放射能に対する恐怖から起こる心理的なものだと言ったのです」。福島で事故後に行われたキャンペーンと同じことが、チェルノブイリでも日本人の手で行われていたのである。

 まさしく今の福島と全く同じ理由で、チェルノブイリの甲状腺ガン多発を原発由来ではないと切って捨てようとしたのです。

おそらくこの演説をしたであろう重松逸造氏・・なんとこの人物は、いたいいたい病のカドミウム汚染を否定し、水俣病の水銀説を否定し、その栄誉で叙勲までされています。




 たとえウソでも、政府の意に沿ったことを発表し続ければ、出世し、叙勲までされる。なんとすばらしい国でしょうか。

そして、残念ながら動画が削除されていますが、
ETV特集シリーズ_チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告


ワレリー・テレシェンコ 内分泌代謝研究所:
私たちの研究所の所長が
1989年にはウクライナやベラルーシで甲状腺がんの増加が見られるようになったと報告した時、
IAEAやソビエトの科学アカデミーはこう言いました。
「超音波診断の精度があがったから発見数が増えただけだ」
そのように言ったのです。

どうですか。チェルノブイリの時と全く同じセリフを福島の鈴木真一をはじめとする医学界の重鎮がさも本当のように発表しているのです。後から、嘘だとわかったとしても、重松逸造のように福島の放射線被害に対して、多大なる貢献をしたという理由で叙勲されるのは間違いありません。国が後ろに控えている人物に対する厚遇は、他の国ではまね出来ない日本の良さでしょう。

 このように放射能被害を決して、認めるはずがないIAEAがなぜ、チェルノブイリの甲状腺ガンのみは認めたのか。私は、むしろそのことが不思議でした。核シンジケートは、放射能、特に内部被曝の被害を隠します。それは、広島、長崎の胎児奇形をとってみても、何もかも。この各産業の恐ろしいのは、「放射能は人間には影響を及ぼさない」という文言をバイブルのように振りかざし、なにもかも関係ないと証明するのが、仕事でもあるようですから。

 同じ号のDAYS JAPANにその答えが書いてありました。

 IAEAが小児甲状腺ガンは発症していないと発表した91年、ベラルーシ放射線医学研究所を訪れた佐藤幸男教授は、IAEAの報告とは全く異なる事実を知る。研究所のタラマ・ベローカヤ医師が「小児甲状腺ガンが前年だけで30例近くも発症している」と告げたのだ。他の研究所や病院でも同じことを言われたという。
 日本でもこのことはすでに知られていた。91年5月に、ミンスク小児血液病センターのオリガ・アレニコワ所長が来日し、私も講演を聴きに行ったが、そのとき彼女は、甲状腺ガンの発症率が激増したと報告している。それでもIAEAは、何の心配もない、放射能による病気は発生していない、と言い続けた。
 しかしある重要な研究報告が、イギリスの権威ある科学雑誌「ネイチャー」92年9月号に発表された。この報告は世界に衝撃を与え、前年のIAEAの報告を、一瞬にして覆してしまった。『ネイチャー』誌の報告は、2つの論文で構成されていた。前半の論文はIAEAの報告に危機感を募らせたベラルーシ放射線医学センターのドロズド教授を中心とする医師たちによる小児甲状腺ガンの症例報告だった。(中略)後半の論文は世界保健機関(WHO)のヨーロッパ支局とスイス政府が派遣した5人の医学者による視察団の報告で、最初の論文の正しさを確認するためのものであった。本来ならWHOが、放射線が関係する病気について発表するには、1959年の同意書により、IAEAの許可が必要なはずだったが、IAEAの影響下になかったスイスの甲状腺ガンの権威を味方につけることで、ドロズド教授たちは時代を動かすことに成功したのである

 いつまで、米国の植民地を続けるのか。その植民地統治の先にあるものは何でしょうか。なぜ、福島の子供たちに目を向けずに、唯一の被爆国である日本が核大国のいいなりに研究をし続けるのはなぜでしょうか。

 このままでは甲状腺ガンが、爆発的に増えてしまって、統計誤差でごまかしきれなくなったともうすでに国家の中枢は気がついたようで、

福島の子、甲状腺検査の短縮検討 規制委「地域や年齢で」
朝日新聞 (本紙記事より)2013年2月20日
 福島県の子ども約36万人対象の甲状腺がん検査について、原子力規制委員会の検討チームは19日、被曝(ひばく)線量や居住地などにより実施期間の短縮も検討すべきだとする総括案を出した。東京電力福島第一原発事故の影響を調べるため、全員、生涯にわたり検査する計画だった。県関係者からは反発の声も出ている。
 県は現在、事故当時18歳以下だった子ども全員を対象に甲状腺の超音波検査を行っている。
 検討チームは検査実施期間について、被曝線量が低いと推計されるか、線量が低いとみられる地域の子どもは、検査を途中で打ち切ることも検討すべきだとした。総括案は近く規制委員会に報告され、同委員会は提言を出す予定だ。
 検討チームの一員、木田光一・同県医師会副会長は「甲状腺被曝の実態も低線量被曝の健康影響も不明だ。生涯、検査し、安心につなげるという枠組みを崩すことはおかしい」と批判。今回の内容は過去4回の会合で議論していないという。甲状腺検査などを実施する山下俊一・同県立医大の副学長は「健康を生涯にわたり見守る方針に変化はない」と話す。(大岩ゆり)
(朝日新聞 2013年2月20日掲載)

 放射能は安全だと証明するための検査ですから、もはやあべこべの対応しかとれなくなっています。

本来、住民を守るべき行政が反対の行動に出ている

2013-03-05 01:34:46 | 日記

2013年03月03日(日)

※富山県内のニュースです。


がれき反対派の住民グループが富山で集会
(2013年03月03日 11時45分)

 焼却灰の搬入を阻止しようとして先月、刑事告訴された住民たちが3日富山市内で集会を開き、刑事告訴された住民への支援を呼びかけました。

 富山市内で開かれた集会には、県内でガレキの受け入れに反対する市民などおよそ200人が参加しました。集会では「本来、住民を守るべき行政が反対の行動に出ている。富山だけの問題ではないことに気付くきっかけにしたい」と支援を呼びかけました。

 住民の一部は先月、焼却灰の最終処分場への搬入を阻止しようとしたとして富山地区広域圏事務組合から威力業務妨害の疑いで刑事告訴されていて、今後も行政に対して話し合いを要求していくと話しています。


原発:「ごみ問題、未来への投棄だ」 脚本家・倉本聰さんインタビュー

2013-03-05 01:19:36 | 日記

原発:「ごみ問題、未来への投棄だ」 脚本家・倉本聰さんインタビュー
毎日新聞 2013年03月04日 東京朝刊

 テレビドラマ「北の国から」などの作品で知られる脚本家、倉本聰さん(78)が作・演出した舞台「明日、悲別(かなしべつ)で」が、全国各地で巡演されている。閉山した架空の炭鉱町「悲別」シリーズの最新作で、東日本...大震災をきっかけに原発問題を取り入れた。国のエネルギー政策に翻弄(ほんろう)され、故郷を追われた「棄民」が大きなテーマだ。倉本さんに「悲別」に込めた思いや原子力政策に対する考えを聞いた。【聞き手、論説委員・鴨志田公男】

 −−東日本大震災から間もなく2年。自民党が総選挙で圧勝し、安倍晋三首相は、民主党政権が掲げた「2030年代の原発ゼロ」見直しを表明しました。

 ◆原発にはいろいろな視点がありますが、ごみ問題が最大のテーマでしょう。事故が起きなくても使用済み核燃料の問題があるし、40年で廃炉にする場合も大量にごみが出る。廃炉に使うロボットも高レベルの放射能に汚染されたごみになる。処分については何も決まっていない。これからアジアで原発の新設が相次ぎ、日本がビジネスチャンスとばかりに参入しようとしているが、許されるのかという気がします。核のごみが出る責任を誰が取るのか。私たちは資本主義の中で、ごみを出すことに慣れきり、反省がなくなった。

 −−私たちは電力を使っているのに、核のごみの処分はひとごとで、誰かがやってくれると思っている面があります。

 ◆未来というごみ箱に核のごみを捨てているわけです。それでは我々の子孫はたまらない。そもそも、そこまで人間という生き物は持たない仕組みになっているのでしょう。

 −−世の中はアベノミクスを歓迎し、多くの人々は景気回復を期待しています。経済成長を中心に考えると、原発は必要だという意見も出てきます。

 ◆安倍さんには、核のごみの問題をどうするのか、しっかり答えてほしい。経団連の会長さんにも。何の返答もなく、次のステップ、その次のステップというのはおかしい。便槽のあふれ出した家に住んでいるようなものなのに、どんどん原発を動かしていこうというのは理解できない。

 −−震災直後の夏は東京でも省エネ意識が進み、明かりが消えましたが、昨年の夏は違いました。

 ◆日本人は忘れっぽくなってしまった。私自身は、資本主義的な考え方とは決別しなければいけないと考えています。

 −−昨年は東北の被災地で「悲別」を巡演しましたね。反応は。

 ◆大きな反響がありました。特に福島の公演では「ありがとう」という叫び声も出た。(震災や原発事故が)風化されることが寂しいし、嫌なんでしょう。舞台で「悲別は人がいなくなって、大熊や双葉町を見ているようだ」というせりふが出てきます。今年も3月11日に福島を訪れ、大熊や双葉、楢葉町あたりの状況がどうなっているかを見てきたいと思っています。

 −−廃坑に埋められた「希望」は、つるはしやハンマーでした。坑道に入って落盤事故にあった者たちは、これらを使うことで、生きる力を導き出します。

 ◆つるはしやハンマーは、人間が本来持っているエネルギーを使いなさいということなんです。現代の文明社会では、速くものを解決し、時間を余らせて、別のことをしたいという感覚がありますね。でも、コンテナ船で米国から日本に貨物を運ぶのに8日かけていたのを7日にしたら3割もエネルギー消費が増えたという話もある。それでよいのか。皆さん、一人一人に考えてほしいと思います。

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 ◇「悲別(かなしべつ)」シリーズ最新作巡演中

 20年前に閉山した炭鉱町、悲別。若者たちは、先人たちが地下300メートルの坑道に埋めたタイムカプセルに封印された「希望」を探しに、2011年の大みそか、町に集まることを約束する。20年後、福島の原発労働者となって事故処理にあたる者があり、片や、悲別の町おこしのため、炭鉱の地下1000メートルに原発廃棄物を閉じ込めようと画策する者がいた……。

        ◇         ◇

 全国21会場を巡る公演は1月にスタート。3月6日に茨城県東海村で最終日を迎える