Linの気まぐれトーク

映画と小説の観賞日記

小説・映画『真夏の方程式』

2021-11-02 21:22:00 | 映画
図書館から予約本の用意が出来たというメールと、ゲオでDVDを借りたのが同時。
さて、どちらを先にする?

観てから読むか、読んでから観るか。

なんてキャッチフレーズは何十年前のことだったか?
小説『真夏の方程式』は刊行してすぐに図書館で読んでいるので、正確に言えば〈読んでから観る〉だが、私ほど完璧に忘れていたら〈観てから読む〉に近いかも。
つまり、DVDを先に観た。


帝都大学の助教授・湯川学は、作者によると佐野史郎をイメージして描いたというが、映画では福山雅治が堂々の主役。
親友・草薙は北村一輝だが、原作ほどの活躍はなく、吉高由里子の岸谷がその役目を果たす。
あらすじは概ね原作に近い。
もちろん2時間10分に収めるための端折りと演出があるのはやむを得ない。

『男はつらいよ』で若き博を演じた前田吟が足の不自由な旅館主を演じ、その妻役が風吹ジュンだったのも時の流れ。

映画も小説も、どちらも楽しめた。
もちろん、味わいは違う。



湯川と草薙の男の友情を愛する私としては、映画の演出は許し難いということになるが、
それはそれでよし、と思えるのはいい加減なのか、年の功なのか。
ガリレオシリーズで映画化されているのは、本作と『容疑者Xの献身』だけらしい。
そちらもいつか観てみよう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿