Linの気まぐれトーク

映画と小説の観賞日記

呉服店つながり!

2024-07-09 07:54:00 | 日記
友人と久しぶりに会い、米原市地蔵川の梅花藻を鑑賞したのは6月末。



まだ梅花藻は咲き始め、紫陽花が今は盛りと咲いていた。



川沿いに呉服屋さんのカフェがあると聞き、寄ってみる。
元呉服屋ではなく、今も営業しているもよう。
店は呉服、庭でカフェを。
各テーブルには心尽くしの花。



湧水コーヒーと地蔵川団子を、連れはわらび餅田楽を。



団子は2本だったので、一本ずつ頂く。
温めたのか熱く柔らかい。
逆にわらび餅は冷たい喉越しで、あっという間に頂いてしまった。
外のテーブルで表の喧騒を遠く聞きながら、懐かしい友人と積もる話を。

さて、それから半月後。
D V Dを譲って頂くために訪れたカフェも元呉服屋の古民家。
岐阜県神戸町の呉というらしい。
駐車場は角の草むら、暖簾にカフェの文字はあるものの、1人では絶対に入れない自信がある。けれど中は改装されてテーブル席やカウンターなど喫茶店の装いだ。
スタッフさんも気持ちのよい対応で、初めてであることを忘れて寛いでしまいそうだ。



こちらはさすがに営業中ではなかったが、着付け写真や小物アクセサリーなどが飾られていた。

この友人はモーニングカフェが大好きな人。
いろんなカフェ巡りをしたことを思い出した。


小説『恍惚の人』

2023-09-29 14:40:00 | 読書
1972年


父の本箱で見つけた。
私が20歳の時の作品だ。社会現象にもなり、ボケ老人のことを〈恍惚の人〉と呼んだものだ。
当時も読んだはずだが、内容は殆ど忘れている。
間違いないのは、介護する側としては読んでも、される側の自覚はなかったこと。

それから50年、今やこちらは70歳を過ぎた。
 4人の親は、みな介護されることなく他界した。なので、今ひとつ実感が湧かない。
いずれわが身であるということ、に。

あまり考えないようにしよう。
なるようにしかならないし、ボケて困るのは近親者、当人は至って気楽なのだ。
ボケ気味の夫が羨ましいくらいだ。

死の近い老人が見上げる泰山木の白い花。
ふと、6月に会った友人が、新幹線の車窓で、大きな白い花を見かけたと言っていたことを思い出す。
きっとこの花だ。
そんな連想しか浮かばないのは、まだボケることが身近なことではない証と思うことにしよう。




小説『出発は遂に訪れず』

2023-09-29 14:23:00 | 読書
忘備録代わりに使っているlivedoorブログが何故か開かないので、代わりにこちらに記します。




いつの時だったか、島尾敏雄の『死の棘』についての評論を読んだのは覚えている。
特攻隊で出発するばかりの時に終戦となり、生き長らえることになった作者は、奄美大島の女性と結婚するが、彼女の嫉妬から精神不安定となった経緯を描いた『死の棘』についてだった。

興味を持ったのだと思う。
文庫本とはいえ、通販で本を取り寄せたのだから。
が、読んだ形跡はなく、10年近く机に置かれたま。
責任を取る形で読んだ。
そのうちに、はもうないから。
しかし、どうして『死の棘』を買わなかったのか。
こちらは短編集、昭和21年の処女作から収められているから、いっその事、馴れ初めから読もうと思ったのか。
若き日を戦争で失い、命まですてようとした矢先、終戦。大学を卒業し、大尉として従軍していた彼は、戦争責任を取るべきだ、戦時中は優遇されていたのだから致し方ないだろうと部下に言われる。
死に損なった生を取り戻すことは難しい。
島尾敏雄は、取り戻すことが出来たのだろうか。

初刊行されたのは、翌22年の「単独旅行者」のようだ。
私小説の形態は、決して嫌いではないけれど、父を思い出してやるせなかった。父は丙種合格で出陣し、満州に送られたが、戦闘することなく帰ってきた、と聞かされている。それでも、何となく生きそこねた人の感は拭えなかった。
戦争のことばかり語っていた。
それが全てであるかのように。

戦争体験のある人は、少なくなった。
もう第二次大戦のような戦争形態は有り得ないかもしれない。
それでも、遠くない過去に、国として、そういう経験をしたということ、忘れてはいけない。






駅カフェで

2023-05-28 10:17:00 | 日記
朝は早い。
午前6時過ぎに自転車で最寄り駅まで。
母の命日なので静岡県の墓に詣でる。父の命日と年に2回、自分に課しているルーティンだ。
お出かけの機会はちょっと嬉しい。
理由がなければ出かけたいとも思わなくなってしまった。

さて、今日の課題は、2つのカフェに寄ること。

http://linlin0728.livedoor.blog/archives/21622296.html

前回は平日のため都田の駅カフェは休みだった。今度こそ……

墓参は10時半には終わり、駅近のカフェを探す。
けれど早すぎて失敗、まだランチタイムではなかった。サンドイッチを頼み、早々に駅に向かうことにした。

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豊橋でランチにしようと思ったのだ。
が、駅に着くとまもなく、都田に向かう反対方向の電車が来る。
やっぱり都田の駅カフェにも行かなくちゃ。

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昼時なのでカフェも静か。
まったりとしたひととき。
本当にスローライフだ。

帰りの電車は、なんとマリメッコ仕様!

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さっきまで座っていたテーブルを電車から見ると、こんな感じ。

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やっぱり若いカップルが似合うね。

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マリメッコ電車は、ツタを窓にぶつけながら疾走。


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これは浜名湖。
高速道路が走る前は、本当に海の波打ち際に電車が止まった。
私が高校生の頃、まだ天竜浜名湖鉄道はなく国鉄二俣線といったっけ。
車内は混みあって、豊橋の問屋まで仕入れに行く人々の生活路線だった。

豊橋で大あんまきを買い、夫へのおみやげ。
娘には味噌まんじゅう、息子にはポテトチップス。
毎度の小さな旅、今回も平和に終わった。
姉とは日程が合わず、1人で出かけた初めての墓参だった。



今年もお疲れさまでした

2022-12-31 18:01:00 | 日記
もう疲れてます。

年末(28.29日)に孫3人と次男を泊めて、私はもう燃え尽きました。

元日はまた子どもと孫勢揃いになることでしょう。
しばしの息抜きと思い、静かな大晦日を過ごします。

みなさま、今年もお世話になりました。
よい年の瀬を。




見出しの画像は、孫が数日前に撮ったもの。LINEの修正画像はプリクラ顔負け。
本人の面影を留めていません💦




今朝の朝焼け(午前7時)