もう五年以上前になるのか、図書館のお客さんにマルベリーの挿木をいただいた。
マルベリーといえば聞こえはいいが、桑の実だ。
子ども用の箸みたいに頼りない棒だったのに、土に植えるとあれよというまに大きくなった。
大事に大事に、大きな鉢に植えて育てていたが、ある日、限界を感じて地植えにした。
すると、恐ろしいほど大きくなった。
実もたわわに付けてくれる。
雨に濡らしてはいけないと言われたけれど、そんなお姫様育ちにはしていられない。今やほったらかしだ。
それでも恐ろしいほどの実をつける。
取りきれないほどの実をどうしよう。
これは第一陣、400g強あった。
グラニュー糖とレモン汁でジャムにした。
砂糖とレモンの残りがあったので、第二陣もジャムにした。
今度は600gあった。
まだまだ実はいっぱい残っている。
保存法をかんがえねば。
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