Linの気まぐれトーク

映画と小説の観賞日記

暖かな思い

2021-12-04 15:40:00 | 映画
『劇場版 きのう何食べた?』を映画館で観て、ドラマ版をDVDで観た。
通常版プラス特別編の計5枚。



観れば観る程、知れば知る程、シロさんとケンジの日常が愛おしくなり、心がほかほかと温かくなる、この不思議さ。
もう一度映画観ようかなんて思うのは、かなりのぼせてしまっているな。

オネエ言葉を話すゲイの存在はアメリカのドラマではよく見かけるし、芸能界(テレビ界?)では驚くほどゲイが多いと聞いたこともある。
体を張って上を目指す世界では、本当の愛情はゲイに求めるしかないとか、もっともらしい話も聞いたことはあるけれど、
私が惹かれるのもやっぱりその点かもしれない。

愛情は冷めても結婚という制度で社会的に認められている夫婦とは違い、
何の社会的保証もなく、かすがいとなる子どももなく、お互いの気持ちだけが頼りの関係は、けっこうシビアだ。

シロさんが倹約しながら買い物して作る手料理。それを感激しながら食べるケンジ。
美味しいという言葉を迷わず口にして、
それを嬉しそうに聞くシロさんも幸せそうで、対等だけどお互いに気遣いは欠かさない関係は本当にステキだ。
2人の老後を真剣に考えるシロさん、それにグッときているケンジもいい。
大手を振れない関係だからこそ大切にし合う、そんなふたりに癒される人がこんなに多いなんて。
そういう私も、マンネリ化した夫との老後に口も利かない日が多い。
お互い好きなものを食べたいからと食事も別にしているけれど、やっぱりふたりの食卓が羨ましい。
料理は美味しいと言って食べてくれる人がいればこそ。
下手な料理でも子どもたちが美味しいと目を輝かせてくれた食卓は幸せだった。 

歳を取れば楽しみは減る。
これも順番だから仕方ない。

そんな日常だからこそ?電気ストーブを購入した。



自分ひとり暖まる分は、これで十分。
ほんわかした遠赤外線があったかい。
こんなことも幸せを感じる自分、
愛おしく思わなくちゃ。








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