これは人間側の問題なのですが、それは「飽き」です。
人間には飽きがきます。いずれ人形は飽きられます。
それには大きく二つの理由があると考えます。
まず、意外性がないこと。
生き物は予測できない動きがあります。
何より生き物ですから、大切に育ててあげないと病気にもなります。
運が悪ければ、寿命が来れば死んでしまいます。
ちゃんとお墓を作り、涙を流してお祈りをする子どもたちをみると、
ペットから学ぶことは大きいですよね。
今時の子供達はゲーム機に夢中と聞きます。
一昔前は「たまごっち」なるものが大流行になりましたが、
残念ながら「死」という概念があまりにも軽かった。
リセットすれば、生き返ってしまうわけです。
餌を与えず、ぐれて、死んでしまっても、やり直しがきく。
ペット感覚で育てる機能を負荷した玩具という点は評価できますが、
すべて想定内の行動ですので、ブームがされば寂しいものです。
ここまで、ペットと人形の決定的な違いは「飽き」の有無。
人形が飽きられる理由の一つは意外性がないことの説明をしました。
そしてもう一つの理由ですが、「コミュニケーションが取れないこと」です。
こちらからのアクションに人形は当然無反応です。
幼い頃は一人二役で(人形と自分を)演じますので、それはそれで面白いのではありますけどね。
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