ブナ林散策と探鳥歩きの三頭山
三頭山と言えば小生にとっては日本山岳レース(ハセツネカップ)です。このレースに参加したのは1995年でまだ54歳の時でした。スタート会場で村上さんとバッタリ会って一緒にスタートし、三頭山までは何とか彼に並走することが出来たが、雨も降ってきて「村上さん、先に行ってください」と言うと「ここまで二人で来たのだからゴールまで頑張りましょう」と励ましてくれて、二人で手をつないでゴール、感激の一言でした。この時の記録は、17時間47分33秒で順位は628人中251位と我ながらアッパレ!!で会場近くの居酒屋で幾度も乾杯した記憶が生々しく残ってます。その後もハセツネは通算5回出場、記録は年々落ちてきますが完走。最後のレースは2014年で年齢別に3位入賞、どこかの雑誌社のインタビューも受けました。
が、この10年間の体力の凋落ぶりにガックリですが、山頂は優しく迎えてくれて富士山も歓迎してくれました。
・日 程:2024年6月15日(土)
・往路行程:君津IC6:00=(石川SA)=上野原IC8:07=(武甲トンネル・檜原街道)=都民の森8:55
・コース:都民の森(1000m)9:15…鞘口峠9:35…見晴らし小屋10:25…三頭山東峰(1527m)11:10…中央峰(1531m)11:15…西峰(1524m)11:25/11:55…ムシカリ峠12:05…三頭大滝13:00…都民の森13:25
・行動時間:4時間10分、歩行距離:10.7㎞、メンバー:山田睦男、近子
・復路行程:都民の森13:40=(檜原街道・武甲トンネル)=上野原IC14:27=(東海JCTで事故渋滞)=君津IC16:54
・記録:無性に三頭山に行きたいと思っていて、前日に相棒に声を掛けると渋っていたが行くことになった。土曜日とあって高速道は渋滞手前の混雑の遅れを取り戻そうと思ったが、甲武トンネルの前後の登下降の曲がりくねった道に、檜原街道の隘路にバイク(バイシュクル)の若者が多数駆けていて、計画より30分遅れで到着したのでまあまあだが、奥多摩からのバス2台が到着すると登山者が吐き出されてきて東京の山だなーと思った。
鞘口峠に向かっていると上部からアカゲラの力強いドラミングがしきりに届いてくるが姿はゲットできなく、動画で撮ったが音がかすかに聞こえた程度だった。
鞘口峠 さわやかな登り 見晴らし小屋 案内板
鞘口峠にはハセツネの苦い思い出がある。急坂をヘッデンの明かりで下っているとき峠の応援者の大きな声に顔をあげたときに大スリップしたのだった。
同輩と思しき登山者が息荒々しく追い越していく、おっさん山はもう少しゆっくり歩いたほうが楽だよと心の中で思った。
トレランの若者が下ってきた、今年は3回目だとのことで、老生は5回完走したよと話すと「大先輩ですね」と嬉しいことを言ってくれた。登山道は以前より巻道的にブナの路の名称で足に優しい登山道になっていました。
富士山を 相棒と ムシカリ峠 三頭大滝
東峰・中央峰に続いて西峰に着くと山頂は賑わっていて、目の前にドカーンと富士山が嬉しいものです。29年前に西峰のベンチで二人で雨の中で休憩したことが走馬灯のように思い浮かんできて懐かしいもので、三頭山は今回で9回目かなー、もっとゆっくりしたいですが現実に戻ると帰路の高速の渋滞を避けるためにも都民の森を14:00には出発したく下山の途につきます。
ムシカリ峠から期待するのは「コマドリの路」の名称もあるので三鳴鳥(ウグイス・オオルリ・コマドリ)の一つのコマドリの鳴き声をと耳を澄ましますが残念ですが聴くことが出来ません。沢沿いの路で期待していたミソサザイの声は数回聞きますが姿はゲットできません。
三頭大滝近くでオオルリの囀りが聴けて、登りではウグイスの鳴き声も聴けていたので三鳴鳥の二つをゲットできたのが良かったです。
三頭大滝を眺めてチップの敷かれた登山道から、保護されたヤマシャクヤクの群落の花は終わっていて固い蕾を付けて、花の時期に来たいなーと思いますがチョッピリ遠いです。
順調に車は走っていたが、山の手トンネルを抜けて大井に出ると前の車のハザードランプが点灯、ここから車は全く動きません。スマホで調べると東海JCTで正午ごろ車6台の事故発生とのことで、もう3時間も経過しているのに事故処理に時間がかかりすぎるぞ!少しずつ動き出して事故現場にはペッシャンコの乗用車2台があって大変な事故だったようです。
ストックに頼りすぎか、右手の肘が痛いです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます