里山の石神端書103 甲斐市上芦沢・道端の石仏群
上芦沢は亀沢川沿いの一番奥の集落で、ここでも道端に石造物が集められています。
左から庚申塔、石幢、「馬頭観音」、合掌像(頭なし)、地蔵菩薩、一石地蔵、「馬頭観世音」、菩薩像(頭なし)、合掌像(頭なし)、馬頭観音、合掌像(頭なし)、「大日供養塔」、合掌像(頭なし)、双体像、祠内仏と思われる双体像、馬頭観音の計16基。丸彫り像は頭なしがほとんどなのはどうしてでしょう。
これに丸石神と石祠型墓石が並べば、山梨石造物全員集合となります。その石祠型墓石は、集落の上に新しく造られた墓地に移されています。この墓石に銘はありませんが、江戸時代初期に造立されたはずです。
山間部の集落は過疎化が進み、話を聞く人に出会うこともめったにありません。それでも神社や墓地は綺麗に手入れされていて、石仏たちが集落の歴史を語ってくれます。
(地図は国土地理院ホームページより))