【独り言】 ランタンで賑わうホイアンの街をぶらぶらして、街中の食堂に入ったらユニークなデザインのランタンが下がっていました。モチーフは来遠橋(日本橋)だなとだれもが気付くデザインです。来遠橋はホイアンの街のシンボルで、16世紀に日本人が架けたともいわれている橋です。橋の入口には猿と犬の石像が狛犬のように祀られ、中央には船の安全を司る神が祀られています。
娘がだいぶ前に買った昭文社の『ベトナム』(2001年版)には、「橋の両端を猿と犬の像が守る。これは橋が申年から戌年にかけて造られたからという」と案内されていました。昔の旅行案内書は街の歴史情報が満載で実によくできています。
食事の跡は、舟に乗って川面から夜のランタンがあふれる街並みをながめました。明るいうちは気になっていたドブ臭さも、舟に乗るころには慣れてしまったのか気になりませんでした。