ボラ男のブログ『ボラブロ』 鹿児島の釣り情報

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12月27日(日)上甑島里のクロ(メジナ)釣り

2009年12月29日 | 釣果情報
今年、釣り納めとなる今日は同行者に中野君と瀬渡し初挑戦の益山さんの3名で上甑島里に行く事になった。

初挑戦の益山さんには前日に私ながらの考えを伝え、期待と不安の中で午後7時の天気予報を見て蝶栄丸の石原さんへ連絡を取り明日の出港が決まり益山さんには串木野港で午前3時半前に待ち合わせる事にした。

私は午前2時過ぎに中野君と待ち合わせ、串木野港へ午前3時過ぎに着くと駐車場は釣り客で満員状態で込み合っている中、早めに着いていた益山さんと神野さんの車の後ろに横付けをして、準備に取り掛かった。

今日の蝶栄丸は久しぶりの満船で午前4時に串木野港を上甑島里へ向け出港した。
今日の海の状況は石原船頭の話では絶好の釣り日和だと言う話だったので、大漁になる事を祈りつつ初挑戦の益山さんに釣れればと思いながらの出港となった。

串木野港を出港して30分程過ぎた頃、先程まで快調に走っていた船が揺れ始め、前日の天気予報とは違う北北東の風が結構吹いている様で石原船頭が私の顔を見るなり時化だね~と言いながらも大丈夫だがと言い払い1時間強で沖ノ瀬に着くなり、常連客の神野さんが叩き起こされ、神野君、沖ノ瀬のスベリに行くよ~と言う合図で瀬付けが始まった。

船は順調に双子島周辺に数名降ろし、犬島の本島に降ろし灯台下に走って灯台下の状況を見ると北北東の風の影響で厳しいらしいと言う石原船頭の判断で3名で灯台下のハナレに行く事になった。

灯台下のハナレは私も足の手術をして以来5~6年以上ぶりで釣れなかった事がない位のポイントなので瀬釣り初挑戦の益山さんにも久しぶりの私にも期待十分での瀬上がりとなった。
無事、瀬上がりを済ませ、夜が明けるまで風の当たらない場所を探し、私と中野君は益山さんには申し訳ないながら鍋焼きうどんで腹ごしらえと、ホットコーヒーで一息も済ませ、マキエ作りに取り掛かった。

今日のマキエはオキアミ1角にアミ半角に集魚剤1袋を混ぜ合わせた物を2回分に分けパン粉2Kを1袋混ぜ合わせたのが1回分のマキエである。
準備も整い益山さんの今日の釣り座となる船着けばのポイントの説明をして中野君と私は高台に釣り座が有る下げ潮のポイントに移動して午前7時過ぎにマキエを始めながら仕掛け作りに取り掛かった。

今日のタックルはD社のトーナメントISO競剣1.25-53にトーナメントISO・Z競技LBにPRO山元ウキW合金G2にハリス2号を1ヒロ半取りガン玉J3号を段打ちし、針をオーナーの速手グレ5号で準備は整った。

マキエを始め、潮の流れを見てみると今日の満潮の時間帯からすると下げ潮が流れていなければならない時間帯にも関わらず、明らかに上げ潮が流れており沖目に撒いたマキエは瀬際に打ち付けてから左に流れ、釣り座を私の左側に構えた中野君の方へ流れていた。

マキエを始めてから20分程経った頃、瀬際とサラシの中にチラホラとクロの姿が確認出来る様になり、我慢強く10分程、撒き続けると結構なクロの姿が見える様になり釣りを始める事にした。
私より、いち早く釣りを始めた中野君に一投目からアタリが有ってサラシの中へウキがスパッと消えたと同時に竿が曲がり幸先良いスタートかと思ったのも束の間で瀬切れで切られてしまった。
私は、その様子を見ながらマキエを瀬際と竿2本沖の周辺にマキエを撒きウキ下を2ヒロで打ち付ける潮に馴染ませアタリを待っていると瀬際にアタリウキが近づいた瞬間、ウキが視界から消え、釣り竿にガツンと乗って来て数回の締め込みの末、700g程の1匹目のクロが釣れ、玉網にしっかりと納め益山さんにも釣れた事を伝え、キーパーバッカン活かす事にした。

すると、一投目に切られた中野君にも喰いけが有るのか、すぐにアタリが有って同サイズのクロが釣れ、ポツポツながら2匹目3匹目と800g平均のクロが釣れる中、瀬渡し初挑戦の益山さんの様子を伺うと益山さんにも同サイズのクロが釣れている様で、ホット一安心でスタートが切れた。

私と中野君が釣っている釣り座は瀬の一番高い場所で水面まで10M近くあって、そこから5M程下へ降りた平坦な足場の少ない状態で釣りながら魚を掛けては玉網に納め、キーパーバッカンまで持って上がる作業の繰り返しで息は上がり、潮の流れもムラが有った為か、思った程、釣果は伸びず蝶栄丸が見回りに来た午前9時半頃までに私は700g~1K程のクロを5匹釣る事が出来き、隣で釣っていた中野君も6匹の同サイズのクロを釣っていた。

この条件の中、船着き場でクロを釣っていた益山さんはコンスタントに700g前後を10匹近く釣っており、瀬渡し初挑戦で順調に数を追加していた。

今日の潮は本来、満潮が午前3時45分で明け方は下げ潮のはずが上げ潮が流れ、午前10時頃から下げ潮の逆潮が流れる中、ポツポツながらアタリの有った状況から、全くエサも取られない状況が1時間程続く中、中野君は遊動仕掛けで竿1本のタナで1.3kのクロを釣り、その後もキロクラスを1匹追加する中、私はアタリを捕らえる事が出来ず、やっとの思いで来たのはキバチ(ぶだい)で道糸から飛ばされる始末で、ウキの回収に時間を費やしてしまった。

1回目のマキエが丁度、無くなったのでマキエを作りがてら仕掛けも作り直し、固定ウキから全遊動仕掛けに変更してみる事にした。
新たにマキエを潮の流れに合わす為、地磯向きの瀬際にマキエを撒き反応を見ていると7~8匹の型揃いのクロがマキエの中に見え出したので完全フカセでアタリを待っているとスパっとウキが入り、竿にガツンと重々しく乗って来て数回の締め込みの末、上がって来たのは今日、最大の1.4kのクロであった。

その後も、今までの遅れを取り戻す為に全誘導で狙っていると、さっきまでアタリが無かった事が嘘の様にアタリ始め、800g~1.4kまでのクロを5匹追加する事が出来た。
隣で釣っていた中野君も800g~1Kクラスの3匹のクロを追加する中、今日の一番は益山さんでコンスタントにクロを追加して、納竿までに16匹のクロを釣っていた。

私は中野君と益山さんが諦めて、かたずけ始めた午後12時過ぎの納竿まで粘りに粘った物の釣れないままタイムアップで私が10匹、中野君が11匹、初挑戦の益山さんが16匹と3名で37匹の、まずまずの釣果で納竿となった。





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