テニスと読書とデッサンと!

自問自答(その2)




人間は一日一日老いていくのではなく

あるとき突然一気に老いてしまう。

それはなにか生き甲斐みたいなもの・・・

例えば希望とか自信とか闘争心とか

野性とか好奇心とか学習意欲とか

あるいは大切にしていた人とか

そういうものを失ってしまって

もう二度と取り戻すことができないと

感じたときに起こるひとつの

心理現象のような気がするのです。


かけがえのないものを失ってしまうことは

とても辛く悲しく寂しいこと。

なぜならそれは若い頃に乗り越えられた

時間という薬によって

癒されたり解決できるとは

とても思えなくなるからなのではないか。

むしろ時間と共に悪化するとさえ感じてしまう。

だけど老いの正体が肉体的現象ではなく

心理的現象であると考えることができれば

若さは取り戻せなくても気持ち次第で

若々しさなら取り戻すことはできる。

失って返ってこないものに執着するより

失ってできた空間を埋める新しいなにかを

なんとか自分の力で見つけ出したい。

それは簡単なことではないし、

若い頃より時間はかかるかも知れない。

だけどそれは仕方のないこと。

少しずつ少しずつ埋めていけばいい。

歳を取ることと老いることは違う。

衰えることと老いることも違う。

その違いに気づければ

まだまだいけるぞ、私(笑)。


写真は朝の大岡川の水面に浮かぶ鴎の群れ。

暖かい陽射しの中でなにを待っているの?

「チャンスよ」

「オレも!」

「わたしも!」

「ぼくだって!」

「ミーもよ!」

「わしもじゃ」

「わたくしもざんす」

チャンス・・・ふーん。

きっと巡ってくるざんすよ。



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コメント一覧

boomooren5933
@kokopou29 kokopouさん、
コメントをありがとうございます。
明日から暖かくなるみたいですよ。
書かれているように
大岡川沿いは桜の名所でもあるから
気分転換にお出かけになってみるのも
悪くないかと思います。
無理に気丈に振る舞う必要はないですが、
元気が芽を出したら水をあげてください。
kokopou29
おっしゃる通り(*´ω`)です
猫の居ない生活になって守るものがなくなって一人ぽっちになって
人生終わった感が強くて中々抜け出せずにいました
心理的現象なのも重々承知です
以前の自分だったらまだまだ行けるぞエイエイオー(^o^)/
なのに70代って自分の気持ちの予測さえできない
PLAN75を観ちゃったら余計に落ち込んじゃいました^^;
どうなっちゃうんだろう私と未知の驚きの毎日を歩んでいます
元々ポジティブな私ですが寒さのせいもあってちょっとネガティブでした
暖かくなって大岡川の桜を見たら元気になるかもしれません
boomooren5933
都わすれさん、
コメントをありがとうございます。
現在、私は義母の介護中です。
といっても家人がほぼ全面的に面倒をみて
私は家人の指示に従うだけで
仕事の合間に送り迎えやら買い出しやら
家事をするくらいのもので
全然戦力にはなりませんけど(笑)。
私にはもう父も母もいませんが
当時のことを思い返してみると
よくあれだけ惜しげもなく
時間を割けたなって思います。
人間、必死になると
自分が今大変なんだかなんだか
考えている余裕なんてありませんよね。
介護が生きがいだった・・・
お母様も幸せな最期を
迎えられたのではないですか。

チャンスは人間にも鴎にも鴨にもやってくる。
広島城のお堀の鴨も
たぶんチャンスを待っていると思います。
都わすれ
おはようございます。
自分の事かと思いました。
2年半前に母を失くして
介護は生きがいだったのだなと思いました。
亡くなるのではなく、失くしての感覚です。
でも・・・
鴎はこの辺りにいないので、
私も広島城のお堀に鴨の群れを見に行ってみます。
まだ、いるかな?
有難うございます。

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