【評点】2(5段階中)
奥田英郎の短編集。マドンナ、ガール、東京物語のようなものかと思っていたが、ちょっと違う。いや、物語の根底にある人物像を描いたという部分は同じか。
短編が6話だがこれらはつながっており、1話目の登場人物の一人が2話目の主人公になり、2話目の登場人物の一人が3話目の主人公というようになっている。
それぞれの物語の主人公はいわゆる負け組みといわれる設定で、年齢はさまざまだが今までの人生にパッとしたこともなく、ただ単に人生を送っているだけである。
その人生の一部をエロを中心に紹介している。
そう、この本はちょっとエロい。
表紙からしてそうだが、鍵穴の向こうに見える女の顔。カバーが鍵穴の形でくりぬかれており、その形で表紙が見えるようになっている。カバーをはずすと、エロい浮世絵が描かれている。
そして帯には犬の交尾の絵。
電車でブックカバーなしで読むのはちょっと恥ずかしい。
西澤保彦の「両性器具迷宮」も恥ずかしいが。
物語としては残念ながら面白いとはいえない。
ただ、すべての話しの中でちょっとしたオチがついている。
1話目のオチは結構よかった。
タイトルの「ララピポ」の意味は最終話で明らかにされるが、どうってことはない。
奥田英郎の短編集。マドンナ、ガール、東京物語のようなものかと思っていたが、ちょっと違う。いや、物語の根底にある人物像を描いたという部分は同じか。
短編が6話だがこれらはつながっており、1話目の登場人物の一人が2話目の主人公になり、2話目の登場人物の一人が3話目の主人公というようになっている。
それぞれの物語の主人公はいわゆる負け組みといわれる設定で、年齢はさまざまだが今までの人生にパッとしたこともなく、ただ単に人生を送っているだけである。
その人生の一部をエロを中心に紹介している。
そう、この本はちょっとエロい。
表紙からしてそうだが、鍵穴の向こうに見える女の顔。カバーが鍵穴の形でくりぬかれており、その形で表紙が見えるようになっている。カバーをはずすと、エロい浮世絵が描かれている。
そして帯には犬の交尾の絵。
電車でブックカバーなしで読むのはちょっと恥ずかしい。
西澤保彦の「両性器具迷宮」も恥ずかしいが。
物語としては残念ながら面白いとはいえない。
ただ、すべての話しの中でちょっとしたオチがついている。
1話目のオチは結構よかった。
タイトルの「ララピポ」の意味は最終話で明らかにされるが、どうってことはない。