父島の西方120kmの海に新たにできた島、西之島を観にいってきた。
当日の天気はあいにくの雨模様だったが、二見港からおがさわら丸に乗って3時間、薄くけぶる海の彼方に西之島の姿が浮かんできた。
生まれたての島なのでいまだ火山活動がまっさかりということもあり、一定距離以上には近づけないもののその迫力は十分に伝わってくる。
あちこちから水蒸気があがり、噴火が起こるたびにまるで雷のようなゴロゴロという重低音が鳴り響く。
なんという圧倒的な力だ。天気のせいもあってちょっとした恐怖感すら覚える。
生まれたばかりの大地を目の当たりにするなんて経験はそうそうできないので、
小笠原に住んでてよかったと思えたツアーだった。今度は晴れた空の下で観てみたいな。