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終わりのない冒険ブログ

日々のどうでもいいことから始まり、旅行、グルメ、株、IT等、様々なジャンルに関する日記

東京裁判

2015-09-06 20:05:41 | 
オランダの判事、レーリンクという人が書いた東京裁判という本を読んでいる。

これまでなんとなく興味があった、戦前、戦中、戦後の日本を知る上で、東京裁判というのは、重要なポイントのひとつである。

その東京裁判の判決を下した判事の1人であるレーリンクの証言に基づいた本は非常に興味深い。

戦後70年ということで、しっかり歴史を勉強して自分のものにしようと思う。


母性

2015-07-25 18:21:04 | 
湊かなえの母性という本を読んだ。

とーても、暗いお話です。
お母さんとその娘がわかりあえずに、娘が最終的に自殺未遂をしてしまうという話。

自殺未遂で済んだから最後はハッピーエンドで終わったのだが、途中はほんとにどこもかしこも、沈んだ話であった。


この小説から感じたことは、
親というのはどんなときでも子供としっかり向き合うことが大事だということだ。
ぶつかったとしても、お互い思っていることをぶつける必要がある。
特に子供は遠慮しがちな気がするので、
親から積極的に話すことが重要なのだろう。

この小説に出てくる女の子は、お母さんの愛情を受けれずにいつも苦しんでいた。そして、自分の気持ちをお母さんに伝えることができずにいた。
お母さんは娘の気持ちを汲み取らずに、いつも自分よがりの考えをしていた。
娘というのは、こうあるべきだ、こうすべきだ、なぜなら、自分が子供のときはそうしてきたから、、的な。


この母親は、ほんとにダメだな~と思った。


ダメな例をたくさん見させてもらって、反面教師には非常にいい小説だった。





ソロモンの偽証

2015-06-27 11:03:09 | 
宮部みゆきの長編小説であるソロモンの偽証を、何日か前に読み終わった。

これまで読んだ本のベスト10に入る、
いい小説だった。

まずよかったところが、中学生が自分たちのクラスメイトがなくなった件について、学校内で裁判を開くという設定だ。
これ自体が新しく、現実にはほぼ起こりえない発想なので、すごいなと思った。

裁判をする判事、弁護士、検事ともに誰もが中学生離れした発言をしていたのは、小説だからという割り切りで読んでいたけど😅


クライマックスで出てくる学校の屋上のシーンは、裁判が始まる前に想像したシーンと近いものだった。
あの人物とあの人物が話をしておそらく一人が屋上から落ちた、そういうシーンだろうなと思っていた。
話の内容までは正確には予想できなかったけど、死について話し合い、自殺したのだろうと何と無く思っていた。


死んだ人物は、妙にアイデンティティにこだわる人間で、それ故に、生きるとはどういうことか?生きる意味はあるのか?ということを突き詰めて考えていた。中学生でそんなこと考えるのは、不健全だよな~、そんなことは大学生になってから考えればよくて、中学生は純粋に部活とかゲームとかしてればいいでしょ❗️って思うけど。



彼がそうなってしまったのは、先天的な理由も幾分かあるのかもしれないが、やはり家庭環境がそうさせたのだろう。

お父さんもお母さんも、小さい頃の彼を一人にするのではなく、無理やりでももっと遊んでやるべきだった。
あとは、同年代の友達を作るように働きかけるべきだった。
小学生の頃から、自分の殻に閉じこもっていては、おかしな人間になってしまうのも頷ける。


この物語を通して、何かに全力で打ち込む、ということは本当に素晴らしいことだとあらためて思った。
徹底的に話し合ったり、いろんな人に話をきいて調査をしたり、ノートに書きなぐったりして、何かを追い続ける。
そうするだけで、人生は色濃くなるし、自身の成長にも繋がる。

俺も中学生に負けないように、何かを追い続けなくは❗️と力をたくさん貰えた小説でした。