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神戸市北区のプライベート・アロマテラピー&フェイシャルサロン『Bois de rose』

自分の施術で癒されようとしたらダメですよ~

2010-03-28 06:21:02 | アロマテラピー
ご訪問ありがとうございます!



先日ご夫婦でトリートメントを受けに来て頂きました(=⌒▽⌒=)。
奥様が肩こりと不眠に悩むご主人を引っ張って来て下さったのです。
なんでもご主人、普通のマッサージだと揉み返しが酷くて、却って体調が悪くなるんだとか。
私も以前台湾式の痛い足ツボで足のみならず全身痛くなったので、良く分かります。

アロマトリートメントで最初は緩く、そして段々圧を強める様にしてパンパンに張っていた背中~首筋を少しずつほぐして行ったら、ショートコースでしたが終わり頃にはすっかりくつろいで爆睡され、帰ってからも調子が良いとご報告をいただきました。
今度は長いコースを試してみたいとも。

本当に有り難いです。


たまにセラピスト志望の方で

「アロマテラピーをすることで自分も癒されたい

という人がいますが、不心得者!と思います。
せっかく安くないお金払ってくつろぎに来てはるんだから、施術者は自分がくつろぐ事なんて考えていないで、少なくとも料金に値するぐらい(できたら料金上乗せして良い!と思われるくらい)しっかりやんなさいよー!人のお金に便乗して自分癒すの止めなさいー!(`ε´)と思うのです。

自分と他人は違います。
自分で良いと思う事=お客様にとって良いと思う事ではありません。
もちろんお客様にとって良いと思う事=お客様に害になる事である場合はカウンセリング中に良く説明して良い方向に持って行くべきだとは思います。
ただ、自分が良い!と思う事を押し付けてセラピストだけが満足していたら意味ないです。

多分、誇りを持って懸命にやっているセラピストさん(ここではボディワーク系で)は、施術に当たる時は最初から最後まで気を張っていると思います。
自分癒しに入っちゃってるのって、手を通して分かるんですよね……。


自分でもゼラニウム嫌いー、ヒーリングミュージックやめれー!ヽ(`Д´)ノと我がまま言っていますが、実際お客様がそれを必要とされるなら普通に使います。
自分癒すためでは無いので、当然です。

ただ施術後に前にもこちらで書いた様に自然な笑顔が見られたら、そして上記の様な感想がいただけたらそれがセラピストにとっての最高の『癒し』だと思うのです。


2度続けて説教臭い事書いてしまいました。
いやねー、サロンの面接来た人で『癒されたいからアロマやりたい』って言った人が来たんだってー。
う~ん、なんでこうなっちゃったかな。

外ではうぐいすがヘタクソにさえずっています。きっとウォーミングアップ中なんでしょな。

明日も皆さんにとって良い一日となりますように!

『貴方に合っています』って嬉しい?

2010-03-26 07:41:44 | アロマテラピー
ご訪問ありがとうございます!

アロマの話じゃ無いけどサロンにいてちょいと思った事。

『この◯◯はあなたに合っています。』

って、良く聞く言葉です。
私は昔デパートにいましたが、販売員さんがそう言ってお洋服等を薦めてくれます。
自分は洋服を売っていなかったのでそう発言する事は少なかったのですが。

でもそれって嬉しいですかね?

勧められた物がとても素敵な物であったり、自分の好みに合っていたり、あるいは身に付けた時に意外な程自分の魅力を引き出すものであれば嬉しいことだと思います。

でもそれは無いだろ!ってものを勧められた場合は?

例えば明るいパステルカラーで軽やかなデザインの服が大好きな女子がたまたまブラックスーツを着てお店に立ち寄ってお洋服を見ていたら、店員さんから

「この色とデザイン、貴方にピッタリ!

と言われて渋い土留め色だの灰色の地味なデザインのものを勧められたら、どうでしょう。

もしかしたら似合うかもしれないけど、似合う自分を認めたくない気持ちも出て来ると思うし、正直この店もう来ない!と思うんじゃないかな~と予測します。

サロンで使う精油や音楽も同じ危険性があります。

クライアントに対しいくら貴方の症状にこの精油がピッタリ!と薦めても、それがクライアントにとって苦手な香りだったらやはりそれはただのストレッサーになるだろうし、サロンに流す音楽も貴方のイメージはこれ!とこちらの判断だけで選ぶと、どんな名曲もただのノイズになってしまいます。

私自身で言えば、貴方にピッタリ!とゼラニウムとレモングラス、フェンネルのブレンドを使われて、所謂『ヒーリングミュージック』と言われるジャンルを流されたら多分怒ります。

カウンセリングは本当に大切です。

カウンセリングは

「クライアントの為にセラピストが薦めたいもの」

と、

「クライアントが気に入っていて勧められると嬉しいもの」

の妥協点をを探る大切な儀式だなあと思います。

最初からお互いの考えが一致していたら一番良いのですが、そうでは無い場合いろんな提案をして、ベストな物を探って行かなければなりません。
その結果、素晴らしいケミストリーが起ってお互いがベストと思っていた以上の物が出来上がったりもしますので、本当に話し合う事は大切だと思うのです。



いや、今日サロンで同僚が一人のお客様に対し精油のブレンド3回も作り直しになったんです。
彼女ももの凄くお客様の事を考えて作ったのに気に入ってもらえず半べそ状態だったのですが、結局最後のブレンドはとても良いものが出来てお客様も大満足で帰られました。
でもお客様が本当に満足したのは、精油のブレンドよりも施術よりも、一生懸命お客様の事を考えてトライした彼女の姿勢なのだと思うのです。

今日も皆さんにとって良い一日となりますように!

美肌造りはシンプルなお手入れから

2010-03-24 05:57:07 | アロマテラピー
ご訪問ありがとうございます!


今まで会った女性の中で最も綺麗なお肌の女性は、15年程前に会った当時ですでに御歳60歳近い方でした。

真っ白でシミもムラも無い綺麗な肌で、しかもポイントメイクはしっかり書いてはったので、皆ばっちりベースを作った八代亜紀ばりの厚化粧と思っていたのですが、ある日スーパー銭湯でスッピンを拝見してびっくり。
スッピンでもお肌はそのまんまつきたてのお餅の様な美肌でした。

で、

「なんでそんなにお肌が綺麗なんですか?!何か特別な事したり化粧品使っているんですか?」

と、尋ねた所、

「その反対で何もしていないの。クレンジングも使っていません。ただ、お化粧をする様になった頃から牛乳石鹸で2度洗いしているだけ。それからお風呂上がったら何よりもまず最初に化粧水をつけています。」

と、答えられました。

あとは極々普通にドラッグストアで販売されている様なシンプルな化粧品を使っているだけだそうです。
もちろん食生活等も影響があると思いますが、そこら辺の話はそこでは出て来ませんでした。



シーズンごとに沢山化粧品の新製品が出ていますし、美容雑誌等では即効性のある高価な化粧品が取り上げられがちですが、それよりシンプル イズ ベストな日常のお手入れで強くて丈夫な肌を作る方がやはり大切なんだなあと、強く思いました。


今でもその方の話は私の頭の中にしっかり居着いており、今のサロンでも特別な化粧品は使っていません。
決まった化粧品じゃないと肌に差し支えが出る!ということで常に高価な同じ化粧品をライン使いをしているという方もいはりますが、それはもしかしたら結構危うい事の様な気がするのです……。



今日も皆さんにとって良い一日となりますように!

アロマセラピスト目指すなら

2010-03-22 05:22:15 | アロマテラピー
ご訪問ありがとうございます!

一昨日の阪神競馬場訪問、昨日のお墓参り、無事済まして参りました。
両方ともお天気に恵まれ、楽しかったです。
馬はやっぱり綺麗ですね~
お墓参りも丁度風が弱まり、黄砂も少なくなった時でとても天気が良く、気持ちよく済ませられました。



お客様から
「アロマでお仕事をするのにどんな勉強が必要なの?」
「高校生の娘がアロマセラピストになりたいと言っているけど、どんな資格を取ったらいいの?」
と尋ねられた事があります。

私はアロマテラピーの学校に通って精油学や技術を学んだのですが、そこは会長の考えで大手の協会に入っていないので所謂『インストラクター』『アドバイザー』等の資格は取れませんでした。
(現在のアロマテラピーの資格についてはこちらもご覧下さい。)
ただ、この学校では基本的な知識とセラピストとしての心得はきちんと教えてもらいました。

まわりでも特に学校に行っていなくてもサロンをやっている人もいますし、アロマテラピーのみの知識については頑張れば自力でもなんとかなると思います。
技術については、これまた何とも言えない所です。
学校で基礎を学べばサロンに入った時に早くそこの手技を覚える事が出来るかな~
でも人によっては妙なプライドや癖を持ったりもするので、そうすると逆効果だし。( ̄_ ̄ i)
今の有馬のサロンはとにかくデビューしてから数を嫌という程こなさせられるので、どんな素人でも一年経てば大抵のサロンのセラピストより上手になれます。(問題多々ありますが)

私が薦めたのは、

『国家資格を取る』

です。
具体的には医師、看護士、鍼灸師、柔道整復師、あんま・マッサージ師ですね。

アロマテラピーやエステティシャンはいろんな協会があり、山ほど資格があります。
中には国際資格等もありますが、どれだけそれらを持っていたとしても日本の現行の法律では意味はありません。

私のように会社員していて後からアロマテラピーをやろう!と思い立った場合、国家資格を取るには多大なお金と時間が必要になり、いろいろと難儀な所なのですが、現在大学生や高校生でアロマセラピストを目指すなら、絶対そちらをまず学ぶ方が良いと思います。

ただこれもちょっと問題がありまして、国家資格の勉強して資格を取ると、アロマテラピーはついでになって結局そちらの道に進んで行くんだそうです。
そりゃそうだ。(^_^;)
自分も機会があればそちらの資格を取りに行きます。通える所に学校あるし。

今日も皆さんにとって良い一日となりますように!