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銀の河 ~ 長浜奈津子のブログ ~

故郷北国の港町、函館 編:旅日記 24'「桜の森の満開の下」坂口安吾〜 おとがたり 朗読とヴァイオリン 北海道ツアー2024夏 |7月7日(日)函館市民会館小ホール

皆さんこんにちは、長浜奈津子です🌹

今夏7月のおとがたり北海道ツアー旅日記、いよいよ最後の公演地です。「故郷北国の港町、函館 編」を!


< 室蘭から函館へ >

きれいな花は、札幌で頂いた花束。小樽のホテルでも飾り、一緒に電車の旅を続けて、函館まで参ります。

 

| 室蘭公演が終わって。内海湾を眺めながら、函館へ向かいます。

室蘭、東室蘭で乗り換え。列車でめぐる内海湾は曇り空でしたが、ときおり雲間から日がさせば、海面に雲を映してキラキラと光ります。

洞爺湖(温泉)、長万部(かにめし)、八雲(ホタテ)、森(いか飯)、大沼(白鳥が飛来します)、七飯 (リンゴ農園)、五稜郭(いさりび鉄道)、そして… 終着、函館駅。

 


<函館市民会館小ホール :おとがたり 朗読とヴァイオリン 朗読公演

<リハーサル風景>

 

<函館市民会館小ホール。たくさんのお客様でお迎え頂きました>

 

| おとがたり北海道ツアー 24'、最後は函館公演です。

2020年『啄木といふ奴』A GUY CALLED TAKUBOKU/函館芸術ホール 地下リハーサル室

​2022年『濹東綺譚 ~玉ノ井夜想 大江匡とお雪』永井荷風 /函館市民会館小ホール

 
2024年『桜の森の満開の下』坂口安吾で、三度目の来函、となりました。
 
 
 
| 今回も地元の新聞社の方々に告知のご協力を頂きました。
 
北海道新聞、Sさんには公演前での告知で、函館出身の私の紹介公演の魅力について、そして後記には「…長浜さんの流れるような朗読に、複雑で多彩な音色の喜多さんのバイオリンが絡み合い、会場は桜の森にいるような感覚に包まれていた。」と丁寧に書いて頂き、大変嬉しかったです。心から感謝しております。
 
函館新聞社の Jさんには「朗読と演奏で幻想的な世界を」という表題で「長浜さんが情感豊かに読み上げ、喜多さんの即興演奏に乗せて、作品世界の臨場感を描き出す」と紙面に書いて下さいました。ありがとうございました!新聞の翌日、すぐにお申し込みのお電話がありました。
 
 
 
北海道新聞 切り抜き>

 


<美しい花々に感謝!>

| 函館というと、ラッキーピエロ!美味しい美味しい、ハンバーガーで地元民のみならず、全国から食べに来られるお店です。会長の王一郎様、社長の王未来さん、ありがとうございました!…とっても可愛らしくて、センスに溢れる大きな花束を頂きました。飛行機で持って帰りたかったのですが、流石に大きいので、函館の自宅へ飾ってもらいました。そして平方さま、自宅の玄関に飾らせて頂きました。

 

王一郎さま、王未来さま、ありがとうございました

 

<平方さま、鮮やかで印象的なお花を、ありがとうございました

 


<美しい花々に感謝!> 

| 函館は私の故郷です。本公演も、色々なたくさんの方々のご協力のもとに公演がなされました。早い時期からの企画準備から、告知、当日の受付まで。大変お世話になりました。ここで、個人名をブログで列記することは控えますが、心より感謝を申し上げます。これを忘れずに、朗読に打ち込みますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます

 

| 追記:この日は 7月7日、七夕の日でした。子どもの頃、提灯を持って各家を訪ねまわり、ろうそくや駄菓子を貰った風習がありました。三尺帯をしめた弟と一緒に、街を歩きました。「竹に短冊七夕まつり、大いに祝おう、ろうそく一本頂戴な…」今はもう、懐かしい昔の話です。

 

長浜奈津子拝

 

 

˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙༓࿇༓
 
おとがたり北海道ツアー2024 夏


最後までお読み頂きましてありがとうございました



長浜奈津子のHP =芝居と音楽と語り=


https://www.nappy-cantactriz.com/
https://twitter.com/vivi_gato
 
 
 
 


公演詳細 

演目「桜の森の満開の下」坂口安吾

出演:おとがたり 長浜奈津子(朗読)喜多直毅(ヴァイオリン)
 

【函館】7月7日(日)

日時:2024年7月7日(日) 18時30分 開場/19時 開演
会場:函館市民会館 小ホール
 

​<無頼派・坂口安吾について>

骨太・硬派と呼ばれる、坂口安吾の筆で書き描かれた朱玉作品「桜の森の満開の下」と共に札幌・小樽・室蘭・函館を訪ねます。

2022年、坂口安吾の傑作『夜長姫と耳男』を、北国の小樽市文学館と札幌の俊カフェで上演しました。残酷で美しい夜長姫と、鬼となり一心不乱に仕事に打ち込む、耳男。物語の初めから最後まで、熱の途絶えることのなく、衝撃的で静かな最後の場面を皆様と共に迎えました。

2024年は、山賊の男と、妖しく美しい残酷な女の幻想的な怪奇物語。坂口安吾の傑作短編小説『桜の森の満開の下』を上演致します。坂口安吾、必聴の幻想小説


​「桜の森の満開の下」~あらすじ~

桜の森は、恐ろしい。満開の桜の木の下を通ったものは皆、気が狂うという。鈴鹿峠には山賊が棲み、山のすべてを我が物としていた。ある日、山賊はいつものように都からの旅人を襲って、身ぐるみ剥がして殺し、美しい女を家に連れ帰り、女房にした。わがままで冷酷な女。「美」という魔術。やがて都へ戻ると、女は男に命じて切り落とした都の人々の

首で、遊び耽る。都の暮らしに馴染めない男はやがて、懐かしい山へ帰りたいと考えた。はらはらと舞いあふれる桜の花びら、夢にまでみた桜の森の満開の下、男の孤独が深まってゆき、やがて…。1947(昭和22)年5月15日初出


プロフィール:
<おとがたり | OTOGATARI 朗読とヴァイオリンの世界> HP → OTOGATARI
女優・長浜奈津子とヴァイオリン奏者・喜多直毅による朗読ユニット。首都圏を中心に意欲的に活動を行なっている。これまで市川市文学ミュージアム『永井荷風展 ~荷風の見つめた女性たち~』や船橋市の文化事業、都内ライブハウス等で公演を行なっている。近年はオリジナルの台本と音楽による石川啄木作品や太宰治『人間失格』の朗読公演の上演など、ユニークな活動が注目を集めている。物語の持つファンタジーを声や楽器の音を通して空間にありありと描き出すために、即興的に互いの間・抑揚・言葉に反応しながら進行するパフォーマンスは臨場感にあふれ、聴く人はまるで物語の中に居合わせるかのような印象を抱く。来場者はもとより、文学研究者からも高い評価を得ている。
桐朋学園演劇科卒業後、劇団俳優座へ。女優・朗読家。2016年より「市川荷風忌」朗読出演。ヴァイオリニスト喜多直毅氏との朗読ユニット“おとがたり”でも『濹東綺譚』他、荷風作品を多数上演。六本木ストライプハウス「朗読空間~ひとり語り」では泉鏡花『高野聖』他、坂口安吾『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』他、朗読公演を重ねている。村岡花子訳『赤毛のアン』朗読配信や、朗読教室の主宰など、幅広い朗読活動をする。 “女優の語り” で登場人物たちに命を吹き込み、物語る。

<喜多直毅>  https://www.naoki-kita.com

国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。他に黒田京子、齋藤徹との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・現代舞踏家との共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行う。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。
 
 

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