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高橋裕之のシネマ感G

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

韓国ミュージカル映画的「人生は、美しい」

2024-01-15 00:21:14 | 2023年関西公開作品
(C)2022 LOTTE ENTERTAINMENT & THE LAMP All Rights Reserved.
 
 
韓国ミュージカル映画的
「人生は、美しい」
 
(HP)
 
(予告編)
 
<概要>
 
いつも不機嫌な夫・
ジンボン(リュ・スンリョン)、
反抗期真っ盛りの生意気な
娘(キム・ダイン)と、
受験を前にまともに口をきこうとしない
息子(ハ・ヒョサン)。
そんな家族と暮らす平凡な主婦・
セヨン(ヨム・ジョンア)は、
ある日自分の余命が
2か月足らずだと医者から宣告される。
子供たちには余命のことを隠し、
ジンボンにだけ告げるセヨンだったが
夫の反応は鈍く「いろいろ整理しろ」と
不愛想に言い放つだけ。
これまで自分のことは後回しで、
20年もの間家族に尽くしてきたセヨン。
自身の誕生日が近付く中、
やけになってジンボンのカードで
高級な服や靴を衝動買いするが、
気は晴れない。
夜な夜な
【生きているうちにしたいこと】を
考えるセヨンは、
学生時代の幸せだった日々を思い返す。
そこには、いつも
初恋の人=ジョンウ
(オン・ソンウ)の姿があった。
そして・・・
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
人間ドラマを基盤に
明るい気持ちになる
韓国ミュージカル。
冒頭はコメディタッチで始まり
いきなりミュージカルに・・・
そして
「死ぬまでにしたいこと」映画に。
人生は美しいというか
人生は楽しいって感じですね。
昔の回想も入ってバック・トゥ表現も。
学生時代の相合傘、校門待ちって
過ごし懐かしい。
今と対比的なのも良かった。
夫が公務員であるというのも
作品内で良く登場する。
旦那と自分の初恋の人を探す
ロードムービーになるけど
夫婦間の愛情も同時に垣間見る。
木浦から、釜山、さらに清州から、
小さな島の甫吉島へと。
中盤から少し泣きそうになった。
(胸キュンではなくてウルウル)
追い打ちな事実があり
耐えれなくなり
歌を聴きながら
映像とともに涙した。
青春映画、恋愛映画、ミュージカル、
コメディ、人間ドラマ
多ジャンルの作品でした。
1970年代から2000年代にかけて、
韓国の音楽シーンを
彩ってきたヒット曲や名曲が
バンバン流れます。
日本では馴染みないけど
映画の想いと
ピッタリする楽曲ばかりです。
 
良い終わり方、絶賛映画でした!
 
あこがれは
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」
 
是非HPを御覧ください。
https://lifeisbeautiful-movie.com/
 

 

 

 
 
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ドイツ・フランス・ベルギー合作 「ぼくは君たちを憎まないことにした」

2024-01-14 14:15:12 | 2023年関西公開作品
 
©2022 Komplizen Film Haut et Court Frakas Productions TOBIS / Erfttal Film und
Fernsehproduktion
 
 
ドイツ・フランス・ベルギー合作
「ぼくは君たちを憎まないことにした」
 
(HP)
 
(予告編)
 
<冒頭あらすじ>
2015 年 11 月 13 日金曜日の朝。
ジャーナリストの
アントワーヌ・レリスは
息子のメルヴィルと一緒に、
仕事に急ぐ妻のエレーヌを送り出した。
息子のために健康的な朝食を手作りして
体調管理に気を配り、
おしゃれでユーモアのセンスもある。
最の母であり、最愛の妻が、
突然、天国へ行ってしまった。
心揺さぶる感動の実話
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
キーワードは
「テロ」「子育て」「愛」である。
妻を失った悲しみも
子育てをするという現実に
引き戻されてしまう。
そして
亡くなった妻への手紙に書いた
テロに対しての言葉
”ぼくは君たちを憎まない”
それが
世界中の人に感動を与えるが
実は喜ばしい事だけでは
ない部分も描いている。
悲しみは駆け足でやってこず
じわじわと葛藤と共に
 
やってくるのが切ないね。
 
平和を考える映画にも
なっておりました。
 
各エピソードが
バランスよく映像化されていた。
 
明るい未来に
向かっていく姿に拍手!
 

 

 

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フランス映画「私がやりました」

2024-01-14 14:11:23 | 2023年関西公開作品
 
© 2023 MANDARIN & COMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
 
 
フランス映画「私がやりました」
 
(HP)
 
(予告編)
 
<概要>
 
有名映画プロデューサーが
自宅で殺された。
容疑をかけられたのは、
貧乏な若手女優マドレーヌ。
法廷に立たされた彼女は、
ルームメイトの
新人弁護士ポーリーヌが書いた、
「自分の身を守るために撃った」という
正当防衛を主張する
完璧なセリフを読み上げ、
見事無罪を獲得。
それどころか、
悲劇のヒロインとして
時代の寵児となり、
アッという間に
スターの座へと駆け上がる。
豪邸に引っ越し、
優雅な生活を始める
マドレーヌとポーリーヌ。
しかしそんなある日、
とある女が彼女たちを訪ねてくる。
彼女の名前はオデット。
一度は一世を風靡するも、
今や目にすることも少なくなった、
かつての大女優だ。
そしてオデットの主張に、
マドレーヌたちは凍り付く。
プロデューサー殺しの真犯人は自分で、
マドレーヌたちが手にした富も名声も、
自分のものだというのだ。
いったい真相は如何に?
こうして、女優たちによる
「犯人の座」を
賭けた駆け引きが始まる――!
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
個人的に
好きなオープニングから始まる。
1930年代のフランス
昔話なのか?果たして御伽噺なのか?
映画の中の
推理小説映画を観てるようで~
サスペンス調は薄くコメディっぽい。
推理再現も面白い。
映画好きは気に入る表現が続きます。
そして容疑者が三流女優という
設定も生かされています。
法廷シーンも緊張感がなく
笑いながら楽しめます。
焦点からズレた男性VS女性の裁判へ。
前半は、ここまでで
そして成功の?中盤があり
後半かつての大女優登場で
またまた複雑になっていく。
回想的なシーンが
モノクロで凝っていた。
終始楽しませてくれる
おフランス映画でした。
ラストは、あの映画?
エンドロール前にも
ユニークな笑いが起こるはず。
 

 

 

 
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ウクライナアニメ映画「ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン」塚口1月5日公開

2024-01-02 12:22:33 | 2023年関西公開作品
[c]2018, SSVG EAST FUND INVESTMENT LIMITED [c] 2018, “ANIMAGRAD” LTD [c] 2018, Ukrainian State Film Agency [c] 『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』製作委員会
 
1月5日(金)塚口サンサン劇場公開
 
ウクライナアニメ映画
「ストールンプリンセス:
キーウの王女とルスラン」
 
 
『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』公式サイト

『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』公式サイト

「愛する人を守るため、いま戦う――」ウクライナのアニメーション映画が日本初上映!悪の魔法使いに立ち向かルスランと王女ミラ。身分違いの恋模様を描いたファンタジーラブ...

『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』公式サイト

 
 
<あらすじ>
舞台は、ウクライナの⾸都・キーウ。
「騎⼠になれるのは騎⼠の⼦供だけ」
という選択肢のない世界で
役者の息⼦として⽣まれてきた
主⼈公のルスランと、
王⼥であるが故に⾃由を奪われている
ヒロインのミラ。
騎⼠に憧れているルスランは、
冒険したい⼀⼼で城を⾶び出したミラが
街の悪党に襲われているところに
偶然出くわし、助ける過程で
思わず⾃分は騎⼠であると
嘘をついてしまう。
なんとか危機をすり抜けた 2 ⼈は、
お互いの素性を知らぬまま恋に落ちる。
そこから 2 ⼈の愛に満ちた
冒険が始まるかと思いきや。
 
<高橋裕之のシネマ感>
素晴らしいアニメーションでした。
話はお馴染みのプリンセス物語。
冒険、アクション、悪党、魔法、
恋愛、コメディと
楽しめるファンタジーです。
キャラクターも、それなりに・・・
世界に通じる東欧を代表する
アニメーションスタジオ
Animagrad の他の作品も気になります。
主人公が困難を越えていくので
観客は勇気をもらいます。
原作はロシアの国⺠的詩⼈である
アレクサンドル・プーシキン初の⻑編詩
「ルスランとリュミドラ」で
「平和の象徴」だった。
2022 年から始まったロシアの
ウクライナ侵攻により、
⼆国間の関係は悪化し
ウクライナの各都市に建てられていた
プーシキンの記念碑が取り壊された。
侵攻は文化も破壊していくんだね。
映画を観たから
平和になるとは限らないが
ウクライナの映画の力を守りたいね。
声優陣も豪華ですが
耳障りにはならない。
 
ルスラン/髙塚⼤夢(INI)
ミラ/⾼橋李依
兜男役・・・NON STYLE ⽯⽥明
⾦⻭男役・・・NON STYLE 井上裕介
ミラの⽗親・国王役・・・別所哲
 
 
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中国映画 「宇宙探索編集部」

2024-01-01 13:19:31 | 2023年関西公開作品
©G!FILM STUDIO[BEIJING]Co.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
 
中国映画
「宇宙探索編集部」
 

 

 

映画『宇宙探索編集部』公式サイト

映画『宇宙探索編集部』公式サイト

 


 
<あらすじ>
 
かつては時代の波に乗りメディアに
もてはやされ活気のあった
UFO雑誌[宇宙探索]。
今や編集部員も減り廃刊寸前。
数少ないファンの支えはあるものの、
電気代さえ払えないほどの
存続の危機を迎えていた。
そんな時、
[宇宙探索]編集長のタンは、
中国西部の村に宇宙人が
現れたという情報を掴み、
仲間たちを引き連れて西へと向かう。
そこで彼らを待ち受けていたのは、
予想と人智をはるかに超えた
出来事だった……
人に何を言われようと、
バカにされようと、
夢を信じて進む宇宙探索編集部。
果たしてタンたちは宇宙人に
出会えるのか?
そして、タンの心の奥にある想いとは?
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
俺は「E.T」が公開されるまでの
宇宙人ブームを体験した。
今も、この分野は根強いファンはいますが
真実は、いかに?やね。
「宇宙人バカ」の映画でした(笑)
かっての特番を見ているような
シーンもありました。証言的な。
ドキュメンタリー映画風のね。
主人公達は凄く真面目なんだけど
その真面目さが時に笑いを誘う。
まだまだ未知との遭遇は、あるのか?
この手が好きな人は必見!
俺自身も意外と楽しめた。
川口浩ではなく
編集長タンと共に
2024年宇宙人への旅に・・・
出よう。
 

 

 

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映画「ピストルライターの撃ち方」

2023-11-18 15:38:00 | 2023年関西公開作品
(C)映画「ピストルライターの撃ち方」製作委員会
映画「ピストルライターの撃ち方」

映画『ピストルライターの撃ち方』公式HP

映画「ピストルライターの撃ち方」公式HP。主に上映情報をお知らせします 監督/眞田康平 出演/奥津裕也・中村有・黒須杏樹

ピストルライターの撃ち方

【あらすじ】
遠くない未来、
地方で再び原発事故が起こった
しかしその隣町では
一見変化のない生活が続いている。
ピストル型のライターで
煙草に火をつける残念なチンピラの達也は、
ヤクザの下で立入禁止区域の
除染作業員をタコ部屋まで運ぶ
バンの運転手をしている。
そんな達也の下に、
刑務所に入っていた親友の諒と出稼ぎ風俗嬢のマリが
転がり込んできて、
行き場の無い3人の共同生活が始まる。
<高橋裕之のシネマ感>
地味目な展開が最後まで観客を
引っ張っていくような作品。
原発事故が起こったとあるが
それは重要ではないが
登場人物達の心の影の
一部分になっているかもしれない。
大きな争いや大きな事が起こるわけではないが
淡々と進んでいく展開に
いつか自分も同化しているようになる。
人それぞれの想いに
寄り添っていく感覚になるのは
それは主人公を演じる
達也役の奥津裕也さんの
哀愁漂う演技によるものだ。
働く者たちの群像劇だね。
終始行き場のない人生が
描かれている。
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多国合作映画「沈黙の自叙伝」

2023-11-17 18:23:36 | 2023年関西公開作品
 
(C)2022. Kawan Kawan Media, In Vivo Films, Pōtocol, Staron Film, Cinematografica, NiKo Film
 
インドネシア・ポーランド・ドイツ・
シンガポール・フランス・フィリピン・
カタール合作映画
「沈黙の自叙伝」
(HP)
 
 
<あらすじ>
 
インドネシアの農村で暮らす
青年ラキブの父親は服役中で、
兄は海外へ出稼ぎに行っている。
ラキブは一族で数世紀にわたり
仕えてきた退役将軍プルナが
所有する空き屋敷で、
たった1人の使用人として働くことに。
プルナはラキブに対して
立場を超えて親身に接し
父親のような存在となっていく。
やがてプルナが地元の首長選挙に
立候補したことで、
2人の運命は大きく動き出す。
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
父の言葉「人を信用するな」
選挙キャンペーンの事件がきっかけで
人間ドラマの感じで進んでいくが~
なんとなくサスペンス調になり
そしてプチ・スリラーに。
静かに静かに不気味になっていく。
終盤の展開は予想外だった。
何故、そうなってしまうのか?
と思ったら~
父の言葉「人を信用するな」を
思い出し怖くなった。
思わせぶりな演出が良い。
劇場でご確認を!
 
主人公ラキブ役の
ケビン・アルディロワ
Kevin Ardilova24歳の
表情の演技が印象的でした。
 
プルナ役
アースウェンディ・ベニング・サワラ
Arswendy Bening Swara66歳は
インドネシアでは有名らしい。
 
監督・脚本
マクバル・ムバラク
Makbul Mubarak33歳の
デビュー作を堪能し
次回作を大いに期待する。
 
 
 
<あとがき>
 
黄インイク監督の
ドキュメンタリー映画
「緑の牢獄」
リモートインタビューから
株式会社ムーリンプロダクションより
新作の案内を貰っています。
今作は関西宣伝が付かないので
微力ですが応援させて頂くことに。
馴染みのないインドネシア映画ですが
完成度は高いのでお薦めです。
 
黄インイク監督の
ドキュメンタリー映画
「緑の牢獄」関西公開時インタビュー
 
YouTube版
 
note版
 
 
 

ドキュメンタリー映画「緑の牢獄_」 黄インイク監督リモートインタビュー|高橋裕之のシネマ感ノート(シネマコミュニケーター)

ドキュメンタリー映画「緑の牢獄_」黄インイク監督リモートインタビューbyシネマコミュニケーター高橋裕之

note(ノート)

 
 
黄インイク監督は
第一回 Cinema at Sea-
沖縄環太平洋国際
フィルムフェスティバルの
エグゼクティブディレクター
でもあります。
 
 
 
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ドキュメンタリー映画 「くるりの映画」

2023-11-15 20:52:10 | 2023年関西公開作品
(C)2023「くるりのえいが」Film Partners
 
ドキュメンタリー映画
「くるりの映画」
 
 
 

映画『くるりのえいが』公式サイト

10/13(金)より全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始! オリジナルメンバーによるアルバム制作現場に密着したくるり初のドキュメンタリー映画

映画『くるりのえいが』公式サイト

 
<概要>
 
京都の大学の音楽サークルで出会った、
岸田繁(ヴォーカル、ギター) と
佐藤征史(ベース、コーラス)、
森信行(ドラム)を中心に
結成されたくるり。
森が2002年に脱退して以降は
岸田と佐藤が中心になり、
様々なミュージシャンを
メンバーに加えて
音楽活動を続けてきた。
そんななか、
新作アルバムの制作のために
岸田と佐藤が声をかけたのは森だった。
なぜ、2人は結成当時のメンバーで
アルバム制作に挑んだのか。
新作でどんなサウンドを目指すのか。
3人が輪になって語り合う
ミーティングから映画は始まり、
アルバムを作り上げていく様子を
映画は追いかけていく。
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
俺にとって、くるりと言えば
『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)
の主題歌
♪『ハイウェイ』だけなんだけどね。
 
ファンにとってはタマラン作品。
 
ファンじゃなくても
劇中に流れている曲を聴くと
心地よいことが、わかる。
 
何があったがわからないが
今になってオリジナルメンバーでの
アルバム制作。
それは学生時代から続く
友情物語でもあった。
 
ライブシーンは、そこにいる感覚
レコーディングも良い。
 
音楽青春映画としての
鑑賞が良いかもしれない。
 
新アルバム+サントラの
CDが欲しくなるかもしれません。
 
京都から関西から
今年の秋から冬は
「くるりブームがくるりと来る?」
 
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フランス映画「私の大嫌いな弟ヘブラザー&シスター」

2023-11-15 20:50:01 | 2023年関西公開作品
(C) 2022 Why Not Productions - Arte France Cinema
 
フランス映画
「私の大嫌いな弟ヘ
ブラザー&シスター」
 
 
 

映画『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』公式サイト

映画『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』公式サイト

 
 
〈概要〉
舞台俳優の姉アリスと、詩人の弟ルイ。
アリスは演出家である夫との間に
1人息子がおり、
ルイは訳アリで
人里離れた山中で妻と暮らしていた。
姉弟は長年にわたって疎遠だったが、
両親の事故によって再会することになり〜
 
<高橋裕之のシネマ感>
なんとも御見事なフランス映画でした。
冒頭から暗めの内容で進みますが~
題名的には姉目線になっていますが
家族の各々が主人公の群像劇でした。
姉と弟との決裂さはコメディ的な所も、
でも、しっかりした人間ドラマで
兄弟愛、家族愛が本当のテーマです。
女優である姉、詩人である弟
本編の台詞が舞台的でもあり
書籍的でもあり、うまい展開。
果たして、二人はどうなるのか?
 

 

 

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映画「TOCKA❲タスカー❳」神戸11月18日公開

2023-11-12 18:32:07 | 2023年関西公開作品
映画「TOCKA❲タスカー❳」
 
(HP)
(予告編)
 
 
〈あらすじ〉
北海道オホーツク海沿岸の街が舞台。
 
章二 (金子清文)は、
自分を殺してくれる人を捜していた。
妻と息子に先立たれ、小学生の娘を
老親に預けている彼は、
せめて娘に多額の保険金を残して
死のうと思っていたのだ。
 
本多早紀 (菜 葉 菜)は、
歌手活動をしていたが、
売れないまま 40 歳近くなり、
東京の芸能事務所を やめて、
親に内緒で故郷の北海道に戻ってきた。
結婚しようと思っていた相手とも
彼の浮気が原因で 別れ、
借金には追われていたが、
それが理由というわけではなく、
なんとなく生きる意味を失って いた。
 
大久保幸人 (佐野弘樹)は、
詐欺まがいの廃品回収会社に勤め、
その傍ら盗んだ灯油を売り歩いて
生計 を立てていた。
父はおらず女手ひとつで育ててくれた
母は、入院中。
同居する妹は、
行方知らずの男の 子供を身籠り妊娠中。
先の見えない生活に疲れていた。
 
〈高橋裕之のシネマ感〉
終始重たい感があるけど
それが、どっしりではなく
意外とさらっとしてるのが
この作品の不思議な力。
 
サスペンスなのか?
ロードムービーなのか?
いや、人間ドラマでしたね。
 
話の展開の中で
「そんな馬鹿な」って事な
エピソードもあるけど
それは、生とは?死とは?に
繋がっていると思った。
 
約2時間釘付けになる作品。
 
ゴリ押しでない
出演者の演技も好き。
 
「赤い雪」で、お会いした
菜葉菜さん、
今作でも良かった。
 
 
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