2008年、写真総括♪

まだ今年も残っておりますが、2008年、写真の総括でもしてみましょうか(笑）

昨年一年間、単焦点レンズオンリーで画角を学んでおりましたが、やはり限界も
あり新年初頭からズームレンズを手に入れ、写真を撮る楽しさが増した一年で
すぅ～♪

この一年間を通して感じたことを年末ということもあって書き綴ってみますぅ～


■勉強って
機転となったのは、沖縄旅行での撮影なんでしょうけど、勉強することで大分
普通に撮れるようになりましたぁ～
テーマを決めて撮る際に、描写表現を学ぶ必要があった一年間でし。

ここで言う”勉強”って写真本での撮り方講座じゃ、ありませんよー(笑）


撮り方イロハ、なんて無駄であります。

カメラは機械、それも光をどう捉えて、どう出力するか、ことは理屈の世界であり
ます。
撮り方本のイロハは、一般論のみで構図がどう、露出がどう、絞りがどう、と
バラバラな解説であり、読めば頭が混乱するのみ～

結局、分からんチン、となりPモード(オートモード）で綺麗に写ればそれで満足
となる方が多いと思います。

”感性”で撮ることを理由づけとし勉強をしなくなるパターンが何と多いことか。



せっかく、月光花ブログを発見し、写真に興味を持たれる方がご訪問頂いている
ようなので初心に戻ってみたいと思うわけでし♪


■例）水平・垂直出し
写真はシャッターを押せば誰でも気楽に撮れますぅ～

しかし基本はやはり必要なんですねぇ～

つまり基本が出来る方と基本が出来ていない方とでは、写真の再現性が全く違う
のであります。

”感性”のみを謳う方は、基本撮影が恐らくできません。


単純に水平・垂直が出せない方は大勢いらっしゃるハズです。
基本、水平・垂直を出す、狙って撮る場合、実はかなり難しいのですよ。

斜め構図も時には動きがあるのでそれも意図表現として使用するのは構わないと
思いますが、斜め構図の写真ブログは案外多いものです。

レンズ交換して画角が変わろうとも、その水平・垂直出しが出来るのが当たり前
ですけどそれには練習あるのみです。

そういう月光花も昨年は斜め構図に逃げてましたから～(笑）


同じ土俵で写真を公開するなら基本が出来ないとやはり恥ずかしい、と思います。


数多くの写真でキチンと水平・垂直出しが撮れる方は、斜め構図を拝見した時、
意図的に斜めにしたことがわかります。

ですけど殆ど斜め構図でまともな水平・垂直出しがない写真ばかりを見ると、
それは”基本ができていないな”と感じます。

このご時世、写真を撮るだけなら簡単にできますが、基本を教えて貰う機会は
あまりないですよね。自分でネット検索、ある程度の知識は吸収できちゃいま
すから。

でも写真はそれを撮ったカメラマンの意図、技量を表現してますから、判る方
が見れば、月光花と同じように感じると思いますよ～



■例）手ブレ
ブレにもカメラマン自身の手ブレもあれば、被写体が動く事による被写体ブレ
もあります。

ですけど手ブレは意図しない限り、防ぐことが重要です。

手ブレは、ピンボケ描写のように淡くなりますが、これも手ブレ補正だけに頼っ
ていては、全く上達しません。


手ブレの原因は撮る時のシャッター速度と密接な関係があります。

シャッター速度が速ければ、手ブレは回避できるのですが、シャッター速度の
基本理屈を理解しないと何時までたっても絞り、露出、感度の関係が理解でき
ません。

絞り、露出、感度、シャッター速度は全て繋がりがありますから、コレ、感性
じゃ、どうにもなりませんよ♪

だから手持ち撮影で夜景をブラさずに撮るのは大変なんですよー

そういった理屈が判れば、写真って楽しく撮れるし、意図表現も自在に操れる早道
ですよん(笑)


試行錯誤することにより確実に写真による意図表現は上達できますからね♪



■結局
読んで頂いた通り、”写真の撮り方”なんて意味がないでしょ。

用は、理屈が判れば、応用がどんどん拡がっていく、そして自分の狙った意図で
表現描写ができちゃうワケ。

撮る環境なんて無限にパターンがあるから教科書的な撮り方なんて役に立ちませ
んよー


真面目に写真をやってやろう、やっている、という方々が、このブログを御覧に
なっていると思うわけで。

その点で月光花が身につけた理屈、経験をこうして忘れないように記録に残し、
それを役立てられる方に提供していきたいと思う次第。


・・・勉強とは理屈を学び、それを応用できることを指す・・・

・・・それには基本を徹底的にマスターする・・・

・・・感性は基本ができてから・・・



■で、撮った写真がこちら～♪
それこそ単純に朝、昼、夕の日常の瞬間撮影ですけど、描写表現で観光地で
撮っている以上に意図を込めて撮ってます。露出値はそれに合わせてますから
バラバラでし。



↑「蜃気楼！？」
PENTAX K20D DA★50-135mm 絞りF4.0 ISO200 +0.5EV
朝焼けの写真、キリが町を覆い、蜃気楼のように。まだ暗いので絞り4.0で撮影。
細かい描写は★の性能を遺憾なく発揮している。





↑「北風」
PENTAX K20D DA FISH-EYE 10-17mm 絞りF8.0 ISO200 +0.5EV
関東に強烈な北風が舞った昼。雲がその強風で整列している様を描写。あまりの
スケールなので魚眼で撮影。手がかじかむ程の寒さである。





↑「燃えゆ空」
PENTAX K20D DA★50-135mm 絞りF6.7 ISO200 -0.5EV
冬らしい、真っ赤な夕日。写真好きの皆さん、頑張って燃えて下さいまし～♪