アイドリング・カフェ by 月光花

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シグマDP1 Merrill 語る(笑)

2015年02月13日 | 写真





↑DP1 Merrill 「枝支」

前回、DP1 Merrillのファースト・ショットをアップ致しました。モノクロ反転でその解像感を強調したのですが、此方がオリジナル・モノクロになります。今までボクが使用してきたデジタルカメラの撮像素子はいわゆるベイヤー配列でした。ところが此のDP1 Merrillは全く構造が違うFoveonという撮像素子であり、これは今現在、シグマからしか市販されていないデジタルカメラになります。

公式画素数は4,600万画素となり、その解像感は今までのベイヤー配列を用いたデジタルカメラとは全く違う世界が其処にあります。特にRAWから現像処理する過程で等倍でチェックしますが、その繊細な画に眼を奪われます。今までのデジタルカメラでは体感したことのない、喜びとでも申しますでしょうか、撮り手にしか味わえない至福の画が眼の前に出現しちゃうのです(笑) これは病みつきになること間違いなしです。

そんな画をたたき出すカメラですが、その代償もございます。まず手振れ補正もなく、また高感度耐性がよくないのでシャッター速度を稼げない=手振れしやすい。また一枚撮影すると記録メディアへの書き込み時間が一枚当たり15秒もかかります。またバッテリーの持ちが最悪。ボクの場合、約60枚の撮影でバッテリーを一本消費します。なのでバッテリーは常時5本携帯する羽目に(笑)

世間一般ではこのカメラが出す画に対して”三振”か”ホームラン”という表現を用いるようです。ただそのホームランを打った喜びはどんなカメラにも負けないと思います。この感動が僅か5万円で手に入れられる。今時レンズ一本でもそのぐらいの値がしますから、コンデジボディ付きでのお値段、驚愕の一言。

GRDⅣでコンデジの利点を理解しDP1 Merrillというカメラで驚愕を体感、カメラ世界は底なし沼のようにディープでまだまだ伸び代があるもんだなぁ~と2015年の収穫です(笑)

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