アイドリング・カフェ by 月光花

写真をこよなく愛する月光花のブログ
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オフ会その2:ハードボイルド道中編

2008年12月05日 | BMW & 写真
2008年12月03日”三千乃家さん & 阿左美冷蔵さん(オフ会その1)”からの続きでし♪




■道中



FUJIFILM FINEPIX Z100 絞りF6.4 ISO100 ±0.0EV(Photo by 家内)
↑「二人は休息中」
月光花号車内より撮影。これからの道中に備え給油中のM5。ソフトフォーカスに
て肖像権を守る。





「いらっしゃいませ~」


高速サービスエリアで給油をする。

自宅から集合サービスエリアまでアクセルを床下まで踏む。
到着時、ガソリンは既に一目盛地球上から消失。

相変わらず燃費3.5km/L前後でありエコとは無縁である。

E92 M3、高速ですら使用するギヤは2速から3速までで事足りる。
燃費を考慮すれば6速まで使用すれば十分伸びるであろう。

しかし4,000cc V8 エンジン、それもレブ8,400回転という市販車至高レベルの
エンジン、回さずして何がオーナーだと思う。
このエンジンを味わうからには燃費を犠牲にする覚悟が必要であろう。
燃費の良さとは無縁世界なのだから。

そのエンジン、回すにしたって世の中2ペダルMTシステムが流行りだが、3ペダル
MT乗りからして見れば物凄く損をした感じだ。


高回転までブン回し、それをシフトレバー、クラッチペダルを介して生身で体感
する、そんなドライブ快感を得られる3ペダルMT、E92 M3を操れる幸せ。

いい車とはなかなか出会うのが難しい。

M3CSL、M6も悪くない車だが、残念なことに2ペダルシステムであった。
一年以上こいつと毎日のように付き合い、いい車を手に入れたなぁ~と実感が
沸く今日この頃。

吊るし状態で乗るが、公道レベルであれば何不自由ない。もちろんサーキット
レースをやるなら話は別だが。

15,000km走破にてサスペンションも馴染み、適度なロールを伴うが新車時とは明
らかに異なり引き締まってくる。コーナーも不安なく駆け抜け、なかなかどうし
て捨てたもんじゃないですぜ、この足回り。

それに気づくと新車購入時に足回り変更するオーナーを可哀そうに思う。
走破10,000km以上で変化するノーマルの良さを永遠に知らずして真のドライブ方
向性は決してわかるベクもない。
十分にノーマルではレベルの高いドライバー要求に答えてくれる。

腕に自信のないドライバー程、車を信用せず、自分のドライブ経験値に基づく
感覚をも信じず、ショップの勧める仕様に変更するのでは悲しではないか。


メーカーが入念にトライアル設定した状態は万能といえない。しかしその能力を
限界まで引き出せるドライバーは多いとも思えない。
公道レベルでのバランスならMの足回りはよく考えられている。そいつを十分に
引き出せる時、至福の域に到達できる。

そうしてメーカーの思惑を十分に感じ取り、限界まで攻め込めたと実感が沸いた
時、次のステップを踏みこめるドライバーば幸せだと思う。


「給油終わりましたぁ~」


そんなことを考えていた束の間。


既に皆出発し、M5も給油を終え、月光花最後発。

追っかけますか、全開で。今日は4速まで入れるかな、気合いが入る。

気合い走行では日常封印している”M”ボタンを押し、全開走行に備える。

1速にシフトを入れ全開加速。バリアブル M ディファレンシャル・ロックのおか
げで路面にしっかりパワーが喰いつく。

2速、3速と8,300回転前後でシフトチェンジをかます。新車時引っかかり気味で
あったシフトチェンジも今ではスムーズに入る。
ただしグニャという手応えがもどかしい。欲を言えばカチッと入って欲しいの
だが、3ペダルを提供してくれるだけでもありがたいか。

高速でのハンドリングは安定志向である。パワステの設定も適度に重くなり直進
性に関して全く不安はない。速度を増せば増すほど安定してくる安心感は流石。

路面がバンピーであろうともリヤが吹っ飛ぶことなくサスペンションがいなす。
高速レーンチェンジなど唸るほど安定感があり、ますます速度域が上がる。

車&ドライバーとの信頼関係があってこその領域速度ではドイツ車の哲学、アウ
トバーンを想定した挙動、これは国産車、特に日本仕様では絶対に味わえない。

そこまでの速度域を必要としないと言われればそれまでであるが、逆にその域を
安定して走れるということは余裕に繋がる。

車は動き出せばいつかは止まらなくてはならない。ブレーキは勿論、必要な時に
止まらなければ意味がない。高速走行前提でのセッティング、ブレーキの余裕は
低速時でも確実に効果がある。

M3のブレーキは踏めばよく止まる。その点で合格である。公道でブレーキが甘い
と感じるならば、それはしっかり踏めていないだけでありドライバーの未熟さで
ありM3の責任ではない。


と、前方にオフ会メンバー車を見つける。TAKEさんと関ちゃんさんのランデブー
走行だ。


FUJIFILM FINEPIX Z100 絞りF8.0 ISO100 ±0.0EV(Photo by 家内)
↑「仲良し」
上司と部下だとおっしゃってましたけど良い御友人関係なのがわかるショット。
一般的に前後で走行するペア走行が多いのですが、左右でというのはほのぼの
しておりいい感じです。





愛車M3は速度を上げTAKEさん&関ちゃんさんコンビに一旦別れを告げた。

まもなくM5の遊~さんを発見。高速ランデブー走行開始である。M3は安定感抜群
で追従していく。渋滞で詰まればヒール&トゥを間髪入れず、シフトダウン。

もうその世界はドライバーの天下。サウンドもいい音色協奏曲を奏でる。

V10+V8の官能サウンドを聞けるサンデードライバーの皆、幸せだと思う。


4速、8,000回転まで上げる。もはや風と一体になる世界。家族フル乗車なので安
全マージンを考えここでシフトアップを控える。5速6速の世界はもはや公道レベ
ルでは不可能なのである。


あっという間に37km区間を走り切り再び皆様と再開の時を待つ。
(あれっ、最後発じゃなかったけ、という突っ込みは受け付けません(笑))


FUJIFILM FINEPIX Z100 絞りF8.0 ISO100 ±0.0EV(Photo by 家内)
↑「ターゲット」
ドライバーズドアミラーに照準。そのスピード感をレタッチにて強調しているが、
コンデジでも十分に表現意図できる。道具じゃなくハート。それは車もカメラも
同じである。




(一部フィックションですからね♪)






■メンバー御紹介

御参加された皆様の愛車、個人的趣向でカッチョいいカットをテーマに撮影させ
て頂きましたぁ~♪

新車お披露目となったエリーゼが主役になっちゃいましたよん(笑)
御参加メンバー表はその1をご覧くださいませ~


PENTAX K20D DA 21mm Limited 絞りF8.0 ISO200 +0.5EV
↑「集結」
朝早くにメンバー全員集結。皆やはりお披露目エリーゼに注目。このカラーじゃ
目立つもんね。





PENTAX K20D DA 21mm Limited 絞りF4.5 ISO200 +0.5EV
↑「おにぎり」
エリーゼにおにぎりを見つけた。チョイ思いもしない構図も斬新。





PENTAX K20D D FA マクロ 50mm 絞りF6.7 ISO200 +0.5EV
↑「カラー」
この黄色ともいえない緑色は絶妙なカラーリング。単焦点で発色優先とした為、
マクロレンズを使用。モニター上では実車に近い色合い。EVA Titerさん曰く
”サーキット走行時にポジションが遠方から分かりやすいから”とのこと。理に
かなっています。






PENTAX K20D D FA マクロ 50mm 絞りF4.0 ISO200 ±0.0EV
↑「軽量」
ボンネットを横から見ると・・・開かないそうです。これも軽量化なんですね。
サーキットで真価を発揮する車には不必要な機構も排除、まさしく大人な車を
感じさせるショット。






PENTAX K20D DA★16-50mm 絞りF8.0 ISO200 +0.5EV
↑「ミラー」
バックミラー形状はEVA Titerさん好みに変更されている。中々こんな形状見ら
れない。そんなミラーの写りを描写。






PENTAX K20D DA★16-50mm 絞りF8.0 ISO200 +0.5EV
↑「コンビ」
エリーゼのパートナーに相応しい空模様。オープンクーペスポーツカーには青空
が似合う。撮影時はローアングルとしノーファインダー撮影とした。絞ってパン
フォーカス。






PENTAX K20D DA 21mm Limited 絞りF4.5 ISO200 ±0.0EV
↑「朝にX5」
素直にカッコいい。巨大なボディもこうして撮るとスポーツカー。朝に照らされ
幻想感を煽る。






PENTAX K20D DA 21mm Limited 絞りF4.5 ISO200 +0.5EV
↑「330クーペ」
E46の端正なボディラインは美しい。パースペクティブを生かし華麗なラインを
描写。広角21mmは便利。






PENTAX K20D DA 21mm Limited 絞りF4.5 ISO200 +0.5EV
↑「エラ」
E46M3は2台御参加。こちらはTAKEさん号。このM3サイドグリル、俗称エラの光沢
を撮りたくなった。ノーマルボディとは違うオーラの一つ。






PENTAX K20D DA 21mm Limited 絞りF4.5 ISO200 +0.5EV
↑「パワードーム」
E46M3、もう一台御参加よしを号。ノーマルとの違いボンネットフード上、パワ
ードームも特徴の一つである。影で表現。






PENTAX K20D DA★16-50mm 絞りF8.0 ISO200 +0.5EV
↑「艶色」
E92M3らんぽう号。そのメタリックな色合いは光線によって様々なカラーを催す。
この色合いが一番好き。






PENTAX K20D DA 21mm Limited 絞りF6.7 ISO200 +1.0EV
↑「流線形」
M5遊~号、ボディライン、M3と比較すると綺麗な流線形で新幹線の様。その速度
も変わらないが。






PENTAX K20D DA 21mm Limited 絞りF6.7 ISO200 ±0.0EV
↑「テール」
この後このテールとのランデブーになるわけである。






PENTAX K20D DA★16-50mm 絞りF3.5 ISO200 +0.5EV
↑「密集」
みちのやさんにて全員集結。アリの巣状態な様を描写。車に焦点を当てる為、絞り
開放気味に撮影。






■モノクロ

さてここからは、斬新な描写で表現して参りたいと思いますよん♪
モノクロでの描写はカラーがない分、白黒コントラストでラインを強調すること
も可能であり、ホワイトカラーがエリーゼの緑黄色よりも映えるのが判明(笑)



PENTAX K20D DA★16-50mm 絞りF2.8 ISO200 -0.5EV
↑「秩父にて」
空山の自然と人工物である車を強調すべくモノクロ描写を選択。民家を目立たせ
ず意図通りに表現できた。





PENTAX K20D DA★16-50mm 絞りF4.0 ISO200 -0.5EV
↑「丸空」
我が愛車に写り込んだ空を描写。モノクロで雲の繊細さを表現。






PENTAX K20D DA★16-50mm 絞りF8.0 ISO200 -0.5EV
↑「鋭角線」
愛車のボディライン。鋭角なライン構成であることがモノクロ描写でわかる。






PENTAX K20D DA★16-50mm 絞りF8.0 ISO200 -0.5EV
↑「二世代」
E46とE92とのツーショット。そのデザイン差がモノクロでより鮮明に。衝突安全
ボディデザインの為だと思われるが腰高なE92。ドアミラー位置が違う。





皆様、お車も素敵でし♪
高速ランデブーも楽しい思い出になりましたよん(笑)

蕎麦オフにも拘らず、大勢の車が終結。一般的なオフ会ですと一車種とか一シ
リーズとかに限定されるパターンが多い中、様々な車種とお会いでき、ブログ
を続けてきて良かったなぁ~と。

また催し企画を立てて参りたいと思いますけど、写真も楽しく日々精進して
いきますねぇ~♪

宜しくお付き合いの程をば(笑)



さて次回ラスト!その3、”秩父の紅葉編”をお楽しみ~♪

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10 コメント

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感激です~!! (EVA Titer)
2008-12-05 19:12:25
いや~こんなに奇麗に撮っていただいて感激です。さすがとしか言いようが有りませんです。
写真も最高ですが、文章も楽しく読ませていただきました。
今回は走りというよりも。楽しく移動とその節目を味わえた最高のオフでした!

#らんぽうさんのM3の色、深みが有っていいですよね~
返信する
なるほど~ (はむ)
2008-12-05 20:59:23
月光花さんこんばんは。

第2弾楽しみにしていました♪
冒頭から楽しませていただきました^^

モノクロの世界はこんな感じで味のある描写が
出来るんですね!

お疲れ様でした~<(_ _)>
返信する
Unknown (こうちゃん)
2008-12-05 21:42:04
こんばんは。
 エリーゼが異彩を放ってますねぇ。空の青とボディの黄緑がなんとも言えないコントラストが素敵です。

 それにしても豪華なツーリングじゃないですか。車両価格合計は・・・凄~い!
返信する
Unknown (らんぽう)
2008-12-06 00:03:28
奇麗に撮っていただき、
誠にありがとうございます♪

日々、洗車に精進している甲斐があります。(笑)

しかし月光花さんが主張するように
今回、集結したマシンはどれもノーマルだったような!?
返信する
豪勢! (amataro)
2008-12-06 21:31:50
月光花さん こんにちは

いやぁ豪勢なツーリングですねー なんの集まりかと思われますよ(笑)

モノクロはやっぱりカチッとしたパンフォーカスがいいですねー
E46とE92の2ショット、ボディラインの違いが強調されて面白いと思いました
返信する
いやぁ~素敵♪ (月光花)
2008-12-08 09:36:11
EVA Titerさん、こんにちは。月光花です。

お付き合い頂けて嬉しかったですぅ~♪
エリーゼの色合いは素敵でしたぁ~♪
実際拝見すると引き込まれそうになる色合い
でしたよん(笑)

メタリックが入ると光線加減で様々な色合い
を見せるのでらんぽうさんのM3も素敵ですぅ~
返信する
モノクロ (月光花)
2008-12-08 09:38:17
はむさん、こんにちは。月光花です。

ボディラインを強調するならモノクロの
方が圧倒的質感ですねぇ~
カラーよりも凄みを感じちゃいましたよん(笑)

はむさんの新車お披露目も楽しみですぅ~♪
返信する
考えてみれば(笑) (月光花)
2008-12-08 09:40:49
こうちゃん、こんにちは。月光花です。

エリーゼ、異彩を放ってましたよん♪
色合いとスタイルが噛みあってますからねぇ~

蕎麦オフ会なんですけど、豪華車種構成になっ
てますねぇ~(笑)
返信する
どうもです♪ (月光花)
2008-12-08 09:44:26
らんぽうさん、こんにちは。月光花です。

洗車されていなければあの色合いは出ませんよ
ねぇ~♪

月光花号は半年近く洗車してません。通勤で
毎日乗車しちゃうとすぐに雨に遭遇するもんで
そのまま状態でし(笑)

ただドロドロでもそれなりに撮ると目立たない
でしょ(笑)

>今回、集結したマシンはどれもノーマルだったような!?
ノーマルオーナーさんの共感が多いんだと思い
ますよん(笑)


返信する
なんの集まり~♪ (月光花)
2008-12-08 09:48:08
amataroさん、こんにちは。月光花です。

蕎麦オフ会なんですけどねぇ~(笑)

モノクロはディテールを鮮明に映し出す利点
に気付いてまして今回、そのボディラインに
適応させてみましたよん(笑)

「二世代」はその比較典型例でして意図として
撮りましたから結構気に入ってますぅ~(笑)

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