真夜中の準備
ショー前日23(土)4時に仕事を上がらせていただき、先生と一緒に会場に行くため小淵沢まで車を走らせました
ゆっくり休憩しながら行き7時過ぎに着きました。先生・アシスタントのM君、3月のトリミング競技会で技術賞を獲ったIさん・私の4人で8時に出発し、11時過ぎ頃に会場に到着。早く着いたと思ったら、もうすでに参加者の1/3ぐらいが準備をしていてびっくり
私達も先生のハンドラー仲間の方達と一緒に準備をして12時過ぎに就寝しました
ねーねー、なにしてるの?
ブルドッグのホワイトくん。いびきがすごいけどすっごくかわいい!
小さかったら連れて帰りたい!
朝6時に起床。先生やトリミング競技会で理事長賞を獲ったことのある(しかもケリーブルー
)T先生にご指導いただきながら良太を仕上げました。カットするにあたっての理論的なことなどをいろいろ教えていただきましたが、まだまだ先生たちのようにはいきません。勉強あるのみですね。
審査開始が30分遅れたので良太の出番は10時です。ベドリントンは良太しかいなかったのでブリード審査は私がハンドリングしました。ジャッジはイギリス人男性(おじいちゃん?)で、良太の前に審査していたコーギーのハンドラーに絶対走らないでゆっっっくり歩いてとさんざん言っていました。そして良太の背中の毛を掻き分けたりパッドを押し広げてみたりと細かくチェックしていて、後肢を前にずらして背中を何度も何度もなでたりしていました。
審査が終わりいつものように1頭1席だからとBOBのロゼットをもらおうと思ったら、スチュワード(審査員のアシスタント)が
「背中が丸くなくてまっすぐなのでロゼットは渡せないと言っています、よろしいですか?」
と言うのです
「はあぁ!?なに言ってんの!」と思ったのですが、まさか審査員に文句を言えるわけもなくパドックに戻りました。先生達に話をするとみんなで大騒ぎ!海外ではよくあることのようなのですがここは日本だし、良太はアメリカタイプだし、背中にちゃんとアーチはあるんだからリボンをもらえないなんてありえない
とみんな怒ってくれました。でももうどうにもならないので落ち込んでいると、BOBをもらえない犬種が続出していたらしく先生のご子息のSくんもシェルティーを引いていて合わせて2頭出ていたのですが、どっちもダメとBOBはなしだったそうです。そして私の後に審査を待っていたプロハンドラーのT氏がパドックにやってきて
「なんで文句言わないの!引き下がっちゃダメ!ここは日本なんだから!背中が丸いのはあんたのスタンダードでしょ!わたしのは違うって言わなきゃ!絶対引き下がるな!S!お前も何やってんだ~~!ジャッジとやりあえよ!」
とSくんと一緒にとっても怒られてしまいました
でもそんなこと言われたって、まさか審査員に文句というか意見するなんて思いつかないしできるはずもないんだから…
こんな遠くまで来たのに…今さら文句言いに行ってもだめかなぁ…お勉強したと思うしかないか…とめちゃめちゃ落ち込んでいろいろ考えていたら、本部の放送で
「ベドリントンテリア~第1リンクまで来てくださ~い」
と呼び出されたので急いで行くとスチュワードが
「ジャッジが日本のルールをよく理解していなかったのでロゼットを渡さなかったのですが、きちんと理解しましたのでお渡しするそうです。でも、背中がまっすぐなことをとても気にしていました。」
とのことでBOBロゼットをもらうことができました
スチュワードに背中がどうまっすぐなのかと聞いたのですが、そこは聞いていないのでわからないとのことでした。ちょっと複雑でしたが、次へのステップが踏めることになって良かったです
どうやら日本のスタンダードとは違う基準の判断によってBOBをもらえない犬種が続出したので本部にクレームが出たのではないかということでした。
オールブリード審査開始!♂33犬種が勢ぞろい
良太の左にいる方は先生のハンドラー仲間でトリミングスクールの校長先生Gさん。
このニューファンドランドはリザーブキングを獲得!
今回のショーはクラブ展でありながら400頭以上が出陳する大きな大会なので、チャンピオンになるための最大の難関であるMCCを獲るチャンス
先生がハンドリングしてくださるということなのでお任せしました
触審中
良太は私のことをものすごいきょろきょろして探すので、絶対に見つからないように声をひそめて人影に隠れながらこっそり撮影しないといけないのでちょっと大変です
個体審査をちゃんと前の方から見たかったのですが、見つかるといけないので後ろからこそこそ見ていました。
このジャッジはイギリス人で世界各国で主要ジャッジをするようなすごい著名人らしいです。通常の個体審査は、触審→アップダウン(審査員の前を一直線上に往復)→ラウンド(リンクをぐるっと一周)というように行われるのですが、このジャッジは気に入らない犬にはラウンドさせずに審査終了。ブリード審査でロゼットをくれなかったジャッジもイギリス人でしたので、もし良太もちゃんと見てもらえなかったらどうしようかとどきどきでした
でもけっこう念入りに時間をかけて見てくれたし、先生も他のテリアの中では最高の出来だったと褒めてくれました
そして個体審査が終了し33犬種がまたずらっと並びいよいよ13頭のグループ選出のために第1グループから順番に指されます
コーギー、ニューファンドランド…と選ばれその隣が良太だったのですが少し指す間隔が空いていたのでダメだ!と思ったのですが、そのとき先生が良太を連れて前に走って行きました
もうすっごくうれしくて思わず「きゃあ~~~
」と叫んで泣いてしまいました
グループに選出されたワンコの中に良太がいるなんて夢のようです
さすがにキングやリザーブキングは獲得できませんでしたが、こんな大きな大会でEXG入賞という快挙を果たすことができて本当に良かったです。先生や師匠など周りの方々のお力添えと、応援してくださったたくさんの方々に支えられてここまでがんばってこれたんだと思います
この場を借りてお礼を言わせていただきたいと思います。ありがとうございました
チャンピオンにあともう一歩のところまで来ましたのでまたこれからもがんばりたいと思います
次回は5月8日(日)に滋賀県のドラゴンハットで開催される近畿インターです。
入賞の記念撮影
私の方をじっと見てしまうので撮影前に急いで撮りました
記念撮影のときにジャッジが先生に何か話していたので何だったのか聞いてみると「ベドリントンはたくさん飼ってるんでしょ?」と言われたので初めてだと言うと「とっても良い犬だ、よくできている」と褒めてくれたそうです
ブリードのジャッジにけなされたことなんて吹っ飛んじゃいました
先生宅のアイドル♪トイプードルのふくちゃん(2ヶ月)
みんなで名立PAで軽く食事をして先生宅へ戻り1晩泊めていただいたのですが、翌朝6:30に起きるつもりが起きれず7時になってしまい、恥ずかしいことに私が一番最後に起きてしまいました
朝一仕事してからおばあちゃんのおいしい朝食をたくさんいただきました。
その後、スタンダードプードルのブラッシングを手伝い、勝沼のあんみさん宅へ良太の兄弟妹に会いに行きました
明日へつづく…
写真を何枚も載せられるということを先日初めて知ったので今回はたくさん載せてみました
掲示板 Blue Velvett おしゃべり広場