カメラ片手に 明日は満月

　▼昨夜のお月さんは美しく銀色に輝いていました。満月に近いまん丸に見えます。月齢カレンダーでは明日が満月です。秋の夜長をお月さんを眺めながらお酒を交わすなんて、乙なもんですね。縁側や座敷にお供えを飾りながらという風情が消えてしまい、マンションのテラスからというご時世になりました。水戸光圀公が隠居暮らしをした山奥のこじんまりした住まいを訪ねたことがありました。住まいから離れた竹林の中に切り開かれた空間があり、そこで名月を見ながら光圀公は酒を楽しんだと言われています。いつの世も月に変わりはありませんが、花鳥風月という日本独特の自然とのつきあい方は伝統文化の極みのような気がします。

昨夜の月　マンションのテラスから



月齢カレンダー　明日が満月　

　▼写真専門サイトPinterestに昭和３０年代の珍しい写真がたくさん出ていました。半世紀前、日本人が馬車馬のように黙々と働いた高度成長時代の一断面です。今は正規社員と非正規社員に二分化され、将来が不安定な若者が増えてしまいました。規制緩和という政治が働く人の暮らしに格差を生み出しています。こんなひどい国に「未来」があるとは言えません。不安が増すばかりです。

出前そば　今は見られなくなりました。



新宿駅中央線の通勤ラッシュ　尻押し部隊



自動改札機がないので、駅を出るまで大混雑



昭和３３年竣工　東京タワー建設工事




軽業師のようなとび職　東京タワー工事