~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

*『人生に乾杯!』* ※ネタバレ有

2009-07-28 23:12:48 | 映画【ヨーロッパ】

  人生に乾杯!:公式サイト



年金だけでは生活が苦しい高齢者はいるだろうけど、
ハンガリーでは日本よりも年金の額が少ないのかしらね?

夫はギックリ腰、妻は糖尿病の持病がある。
熟年ならではの会話ではあるんだけど、
逃避行中でも夫は妻の誕生日にリゾートホテルでディナーしたり、
妻はぬいぐるみを補修しながらも大切にもっている。
そういう感覚はピュアで若々しいなと思う。

私はこの作品はクライム物語というよりも
シュールな笑いのロードムービーとして観ていたので、
夫婦の行く末をああいう形にしなくてもという気もしました・・・。
まぁでも、ああいう行く末は
年配夫婦版流血のない『
俺たちに明日はない(1967) - goo 映画』みたいな感じなのかしら?
だけど、夫婦で海を見てほしかったな~。

と、しみじみ思っていたらラストでトリック?が明かされてビックリでした☆

4 コメント

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こんばんは (KLY)
2009-07-28 23:35:40
ヨーロッパの映画って、重いテーマを逆説的に描くのが上手いですね。邦画だと間違いなく悲惨な話になりそうです。もしくはユーモラスにしようとして失敗するかのどちらかでしょう。
何だか「あの時代を生きてきたワシらにしてみりゃ、お前たちなんぞ甘い!」って言っているかのようで楽しかったです。
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元気。 (BC)
2009-07-29 01:33:36
KLYさん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*

邦画だと高齢者を主人公にした映画は
戦争回顧や老人介護といったシリアスな作品ばかりだけど、
ヨーロッパ映画では高齢者を主人公にした微笑ましい作品も多いですよね。

最近は60歳以上の人でも好奇心旺盛で自分なりの楽しみを見出していて
若者よりも元気で生き生きとしている人もいますよね。
邦画も普通に元気な高齢者を主人公にした作品が増えても良いような気がしますね。
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美しく青きドナウのワルツが掛かって欲しかった^^ (ituka)
2009-07-29 19:46:18
こんばんは。
TB&コメありがとうございます^^

「海が見たい!」と言っていた時点で、昔の感情が蘇ってきたのでしょうね^^
逃避行って見ていて憧れてしまいます^^;

妻の持っているぬいぐるみがとっても切なかったです^^
この映画が作られたことによりハンガリーの高齢者年金問題が良い方に行くことを
監督さんは、実は狙っていたとか?(笑)

年金額も日本に比べ低いみたいですね。
さらに物価が高いみたいですし・・

最後はしてやったり!と云う感じで気持ちよく映画館を出られました^^
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エミル&ヘディ。 (BC)
2009-07-30 00:20:38
itukaさん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*

エミルとヘディは出会った頃の気持ちに戻っていて
駆け落ちするような気持ちだったのかもしれないですね。

ぬいぐるみは儚げでしたね~。

>この映画が作られたことによりハンガリーの高齢者年金問題が良い方に行くことを
監督さんは、実は狙っていたとか?(笑)

ある意味、年金改善キャンペーンなのかも。^^

>年金額も日本に比べ低いみたいですね。
さらに物価が高いみたいですし・・

深刻な問題なんですね・・・。

ラストのどんでん返しはビックリでしたね☆
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