~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『待合室』・・・ ※ネタバレ有

2006-12-29 23:21:58 | 映画【日本】
主人公のおばちゃん〔富司純子〕は幼い娘と夫を亡くした悲しい過去がある。
だが、その部分は具体的には描かない(涙を誘わない)演出にしたのは功を奏したと思いました。
(↑伏線ではあるけど、主題はその部分ではないように私は思えたから・・・。)

「絶望の隣には希望がある・・・」
現実はそうとは限らないけど、そう信じて生きていくしかないのも現実なのかな?

クライマックスでおばちゃん〔富司純子〕がノートブックを抱きしめる場面は
まるで、ノートブックを我が子のように温かく包み込み、
抱きしめているようにも映った。
おばちゃんにとってノートブックはまさしく”命のノート”なのでしょうね。

地味な作りだけど、良質の作品でした。(*^-^*

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