~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

~『アップサイドダウン 重力の恋人』~ ※ネタバレ有

2013-09-14 23:19:52 | 映画【スペイン・ラテンアメリカ・カナダ】


  『アップサイドダウン 重力の恋人』:公式サイト

0階

上の世界(富裕層)と下の世界(貧困層)、真逆の方向に引力が作用する不思議な惑星を舞台に
上の世界の住人:エデン〔キルスティン・ダンスト〕と
下の世界の住人:アダム〔ジム・スタージェス〕の運命的な恋を描く。

ラブストーリーにありがちな格差愛・記憶喪失、ホラーにありがちな多い人体発火現象など
使い古されたモチーフは安易だったな・・・。

上の世界と下の世界が共存する0階は上と下にオフィスがある。

だから、照明のスペースなんてないはずなんだけど、
無機質ながらも照度は行き届いている感じだよね。
いったい、どこに照明が据えられていたんだろう?

この作品では⇒1階⇒0階⇒-1階⇒になっていた。
そう言えば、日本のビルは1階の下は地下1階になるので0階は聞いたコトないよね。
数学的にはの境界線である0階があってもおかしくはない気もするね。
アメリカは日本と同じで0階はないみたいだけど、
ヨーロッパには0階がある国もあるみたいですね。

エデンはいつ妊娠したんだろう?と思ったんだけど、
エデンとアダムが横向きになった場面がそれを意味していたのかしら?

エデンが下の世界に降りてこられたのは妊娠して重力が下腹部にかかったからなの?
だとしたら、出産したら重力が元に戻ってしまうので、
上の世界に帰らないといけないのかしら?
それが、ラストのナレーションで言っていたまた別の物語なの?

主人公:アダム役のジム・スタージェスのキラキラした眼差しは爽やか。
この役は陰はなくて良い人なだけなんだけど、見る物すべてが輝いているような純な眼差し☆

ヒロイン:エデン役のキルスティン・ダンストは黒いアイメイク濃ゆすぎだけど、
笑顔は多くて生きいきしていたね
近年は陰鬱な役やタカビーな役だったから、素直で明るい役は新鮮だった。
溌剌とした笑顔は『チアーズ』を思い出したよ。
佇んでいる姿も美しい。

二重引力版『ロミオとジュリエット』みたいな感じかしら?
光沢のあるCGは秀麗な作品でした。


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 【インタビュー】キルスティン・ダンスト、「障害が多いほど2人の愛は深まる」  〔シネマカフェ:13.09.05〕


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