ホットフラッシュ ワタシたちスーパー・ミドルエイジ！ 作品情報 - 映画.com
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更年期に悩む50代の主婦ベス〔ブルック・シールズ〕が“かつての”バスケ選手達を集め、
自分達より30歳以上も若いテキサスの女子高生No.1チームと試合する過程を痛快に描く。
80年代を代表するハリウッド女優達が共演した作品。
日本では劇場未公開（DVDスルー）。
この作品はメラニー・グリフィスも出演する予定だったけど、撮影中に降板したんですよね。。。
メラニー・グリフィス、撮影中のコメディ映画を途中降板 〔シネマトゥデイ：12.03.04〕
どの役だったのかしら？
エリック・ロバーツとブルック・シールズは
1978年の映画『キング・オブ・ジプシー』
（ビデオ化もDVD化もされていない作品なので、リアルタイムで知らない私は未見）
では兄妹役だったらしいですね。
それが30年以上の時を経て倦怠期の夫婦役を演じているのね。
ブルック・シールズは実年齢40代後半だけど、50代の役を演じているのも
10代の頃から早熟な役が多かった彼女らしいと言えば彼女らしい気もする。
『青い珊瑚礁』で初潮を迎える役を演じていた彼女も
更年期の熟年女性を演じるようになったんだなと。
ブルック演じるベスが夫の浮気現場を目撃したショックで泣く場面で画面が暗くなっていたのは、
多分、涙が出なかったのをカバーしたからなのかしら？
（だとしたら、涙の演技は相変わらず進歩ないような～？）
熟女達を主人公にしたテイストは韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』みたいな感じ。
ただ、『サニー～』はアラフォーで細身の女性が多かったけど、
『ホットフラッシュ～』はアラフィフで背が高くてふくよかな女性が多かったな。。。
それに、ベスがチームに誘うメンバー達やチアガールの若い頃は
写真で少し映るだけで、回想場面はなかった。
普通の映画だとそういう体型の熟年女性は
お笑いキャラとして茶化して描かれることが多いけど、
この作品ではチームに誘われた時は意地張ったり、
チームを結成しても喧嘩したり、下ネタ言ったりはするけど、
思った事をハッキリ言って真っ直ぐぶつかっていくカッコ良い女達として描かれている。
ベスがバスケに夢中になっている間に夫〔エリック・ロバーツ〕が浮気して、落ち込んでいるベスにも
一度ぐらいの浮気なら夫を許すように寛容に諭すのではなく、
“夫と別れても一人じゃないから私達がいるから”と
専業主婦として保守的に生きてきたベスに自立する勇気を与えるように励ますのが
女性監督ならではの視点だと思った。
カラッとしつつも支え合える熱い友情って、女の友達の間ではあまりない？から理想でもあるよね。
演出自体は無駄がなくサラッとしているから、落ち着いて気楽に観る事が出来た作品でした。