待遇改善
実在したホワイトハウスに勤務した黒人執事の人生を題材に映画化。
奴隷から大統領執事となり、7人の大統領に仕えた男の視点からアメリカ現代史を描く。
セシルが執事として大統領に仕えたのはレーガンまでだったので
それから黒人の血をひく現大統領オバマが誕生するまでの
約20年間の流れが省かれた形だったので唐突に感じてしまったな・・・。
それに邦題の“大統領の執事の涙”は現大統領が就任したTVを見た時に
セシルが流した涙を意味しているんだろうけど、
晩年の彼はもう大統領の執事ではなかったんだよね。。。
正しくは“元大統領の執事の涙”だと思うんだけどな~。
綿花畑の主人役:アレックス・ペティファーは
冒頭と後半の回想場面に登場するだけなんだけど、嫌な役回りだったよね。。。
某映画の時に、共演俳優との不和から、性格が・・・と良くない噂も立ちましたが
ハリウッドを中心に活動するようになってからは
役の大小を問わず、アクションからヒューマン物語、恋愛映画などジャンルの幅を広げ、
着実に映画に出演しているアレックスくんを観ていると
決して、傲慢な人ではないと思うんだけどな私は。
(やたら脱いでいる映画やグラビアが多いし、以前はお尻にニコちゃんマークを書いたり、
上半身にTATOOを書いたりしていて破天荒な子だから誤解されやすいタイプなのかしらね?)
ハリウッドでも若者向け映画では主役を張れるようになった今でも
地道にオーディションを受けているみたいだし、キャリアの積み方は謙虚で前向きな印象を受けるの。
ケネディが亡くなった直後に帰宅したケネディ婦人の姿が痛切すぎる・・・。
当時の報道ではケネディが撃たれた直後の
婦人の咄嗟の奇異な行動がクローズアップされていたらしいけど、
帰宅しても血がついたままの服を着替えるのを拒否し、
茫然自失で座っている婦人の姿は夫をこよなく愛していたごく普通の女性のように映った。
ホワイトハウスに勤める黒人執事が見た大統領や妻子の姿、執事の妻や息子達の葛藤。
黒人差別が根強かった時代から公民権運動へと発展していくアメリカの現代史を描いている。
声高らかに問題提起するわけではないけど、
次々変わっていく各大統領にセシルはホワイトハウスで働く黒人執事の賃金を
白人執事と同額にするように待遇改善を地道にお願いし続ける。
そのやりとりを含め、ホワイトハウスや執事の家庭の淡々とした日常から
人柄を浮き彫りにしていたのが印象深かったです。
先にコメントだけさせてくださいね!
記事はまだかけてないので(笑)
この映画見てると本当にアメリカの歴史見てるなーって思いました。
ケネディ夫人はなんかジーンときました。
あとはキング牧師の言葉ですかね。自分の父たちのことを話す言葉は、すばらしい人だったんだなーってあらためて思いました。
コメントのお返事遅くなってしまって、すいません。m(_ _)m
ホワイトハウスでの日常からアメリカの歴史を見つめているのが印象的でしたね。
>ケネディ夫人はなんかジーンときました。
ほんとに彼女の姿はせつなかったですね。