『小さな村の小さなダンサー』:公式サイト
鳥
世界20カ国以上でベストセラーとなり、
数々の国際的な賞に輝いたリー・ツンシンの自伝を映画化。
ポスターから中国人バレエダンサー版『リトル・ダンサー - goo 映画』みたいな作りかと思っていたけど、
大人になってからの物語の方が長かったですよね~。
エリザベス役の女優さんはどこかで観た事ある顔やなぁと思っていたら、
『センターステージ - goo 映画』でヒロインを演じたアマンダ・シュルだったのね。
弁護士役のカイル・マクラクランは久々に観たような。。。
中国で政治的にバレエを踊らされるよりも
アメリカで自由にバレエを踊りたいというリーの気持ちはわかるし、
結婚してもダンサーとしての夢を捨てられないエリザベスの気持ちもわかるけど、
大人としてはわがまますぎだし、甘えているとしか思えないわ。。。
リーはアメリカ公演に両親が来てくれてようやく再会出来たし、
その三年後には中国へ里帰りも出来たけど、
それはたまたま上手く事が運んだだけで、
情勢によっては再会出来なかったかもしれないし・・・。
とは言え、アメリカ公演で再会した親子のやりとりは微笑ましくもウルッときちゃいましたよ。
バレエは各公演での前衛的なバレエよりも
里帰りしたリーとエリザベスが未来へ羽ばたくように
優雅に舞うように踊る場面のほうがはるかに美しかったよ。
後半のドラマチックな展開に惹き込まれ、
京劇のような髪型で踊る独創的なバレエなどビジュアル的にも印象に残りました。
それなりに観応えあってなかなか良かったです。
これがきっとバレエものでなくても同じように感動したかも。
やはり、これが音楽家であったとしても、
たったひとり、自由の国アメリカで成功を修めるまでになるには
相当な努力と精神力が必要で、
彼にはラッキーもあったけれど、あのクライマックスは、感動でした。
今思い返してもうるっと来るぐらいです(笑)
>優雅に舞うように踊る場面のほうがはるかに美しかった
もう、あそこはずーーっと観ていたかったです
アメリカのショービズ界で成功をおさめるのは運だけではなく、
精神的な強さと日々の努力が必要なのでしょうね。
里帰りした時の二人の踊りはウットリしてスクリーンに魅入りました☆
とても美しかったですね。
バレエの英才教育といいながら、技術面しか教わってこなかったリー少年が、あのビデオで初めてバレエに目覚めたというあたりが、運命とは皮肉なものなのだと思いました。
それにしてもバレエシーンが美しくて、もっと見ていたいという気持ちになってしまいました。(#^.^#)
文革時代の中国の描写はあまりに見事でした。あれだけ描いちゃったら流石に本国での公開はむりでしょうねぇ。(苦笑)
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
>あのビデオで初めてバレエに目覚めたというあたりが、運命とは皮肉なものなのだと思いました。
そのビデオを見た時に自分の運命を心得て
自分の進むべき方向性を見い出したのでしょうね。
バレエ場面はキレイでしたよね。
機会があればもう一度観たいと思いましたよ♪
>クラッシックではなくても自由のある世界ではこんなにも素晴らしい作品になり、抑圧された世界では空疎な駄作になるという…。
リーは国による違いを実感した事で
自由のある世界でしか踊る手応えを感じられなくなってしまったのかもしれないですね。
時代背景がリアルでしたよね。
ただでさえ、検閲が厳しいお国柄だから彼の本国での公開は難しいでしょうね。