~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

~『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』~ ※ネタバレ有

2012-02-26 23:18:49 | 映画【ドイツ】


  『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』:公式サイト

探求者

独自の舞踊芸術で演劇とダンスを融合させ、
舞踊界に新しい世界を確立した天才舞踊家ピナ・バウシュ。
2009年に亡くなったピナの人生そのものともいえる
ヴッパタール舞踊団の不朽の名作を捉えた映像を
ドイツのヴィム・ヴェンダース監督が3D映画化。

私はちょっと目が疲れていたから、度々3Dメガネを外しながら観たんだけど、
大して変わりはなかったような~?
3Dの効果があったのは冒頭のステージの場面だけのような気もするし。

所々インタビューが挿入される以外は言葉控えて、ひたすら舞踊が映しだされる。
エスカレーターで踊ったり、陸橋の階段で十数人が一斉に踊ったり、断崖で踊ったり。
「危ないやん!」と言いたくもなったな。。。
まるで、前衛的な『ウエスト・サイド物語 - goo 映画』みたいな感じなの。

だけど、舞踊家にとってのステージは板の上だけではなくて、
自然・街を含めこの世に存在する背景の全てがステージになる。
舞踊の領域を越え、人間の魂を探求しながら、踊り続ける。

最近はバレエでも柔らかさよりも力強いものが増えてきて、
ある意味、スポーツのようにも感じたりするんだけど、
この作品の舞踊は動きがしなやかで全身の力をスーと抜いて
まさしく魂を昇華させるように舞う神技が求められる。
舞踊=修行のようにも感じた作品でした。


≪ヴィム・ヴェンダース監督インタビュー記事≫

 天才舞踊家ピナ・バウシュが3Dで甦る 「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」ヴィム・ヴェンダース監督インタビュー 〔ハリウッドチャンネル:12.02.23〕

 ヴィム・ヴェンダース、亡き盟友への思い「ピナ、これが君に約束した映画だ」 〔ニュースウォーカー:12.02.22〕

 ドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダース監督を直撃!ダンサーたちの意志がなければ、製作を断念していた? - シネマトゥデイ


2 コメント

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Unknown (闘いうどん)
2012-02-27 07:55:37
私も観ました~
3Dの必要は感じなかったですね。ピナのダンスは動画にもあるので、ぜひご覧ください。
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効果。 (BC)
2012-02-28 21:01:46
闘いうどんさん、こんばんは。

そうですよね、たいして3Dの効果はなかったですね。
やはり、3Dの技術はハリウッドのほうがはるかに上な気もします。
ピナのダンス動画は時間があるときに観てみますね。
返信する

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